著者: アラン ピーズ, バーバラ ピーズ, Allan Pease, Barbara Pease, 藤井 留美
タイトル: 話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く
かつてはやりましたよね、この本。
私ももちろん読みました。
で、そのときに初めて知ったんですけど、実は私は超「女脳」なのです。
私も周りも「ありえない」と言ってましたよ。
本当にね、全然女っぽい考え方をするとかそういうのないんです。
理系だったし(笑)、学校の選び方とか、職業の選び方とか、全く一般的な女の子と違ったし。
豪快だし(笑)
でも何度テストしても「女脳」ばりばりなのです。
言われてみれば思い当たることもないことはない。
興味関心は完全に女。
3歳のクリスマスプレゼントにはお化粧セットを要求したし、その後も遊ぶのは人形とかばかり。
ラジコンとかプラモデルとか、とにかく男の子の興味を示すものには一切興味がなかった。
今でも息子とは全く趣味が合わず、一緒に遊びづらい(笑)
手に入れたいものも男子とは全く違いました。
比較的名誉欲とか、権力とか、そういうのもには興味がないんですね。
男の人が仕事をがんばるのは、名誉欲とか権力があるからだったりするじゃないですか。
私はそんなものあんまりいらないから、競合しなくていいなあなんて大人びたことを幼少時に思ったものです(笑)
そして最近決定的なことを発見したのです。
もしかしたら私方向音痴?
昔から地図とか得意な方ではないとは思ってました。
でもね、地図があれば知らないところでも何とかなるぐらいの能力はあると思ってたんです。
最近、これがない。
地図をネットで探してプリントアウトして持っていっても、駅から目的地へ行けない。
反対方向に歩いていったりする。
やばいかも私^^
そしてついに「私は方向音痴なのでは」と認めるにいたったのです(大げさ)
やっぱり地図が読めない女なんだな。
子供の頃から両親に(特に母に)「男の人と同じように働ける人になりなさい」と言われて育ちました。
だからどこか無理してたのかな。
男の人とコンフリクトすることなく、苦手なものをがんばって補いながらやってきたんだと思います。
まだまだやっぱり男社会。
上手に生きていくためには、男に合わせなくちゃならない。
だから、地図が読めないことにも気づかないふりして進んでたんじゃないかと思うんです。
最近、特に子供を産んでからは、すっかり「私は女だし、それゆえに子供が産めたわけ(笑)、その事実を無視するような人と働きたくない」ぐらいの勢いになってきた自分。
そしたら男に合わせるために「地図が読めるのよ、あたし」と言う必要がなくなった。
子供がいたって普通以上のバリューを発揮できるじゃんと勝手に思えてから、絶対に男に合わせることはしなくなった。できなくなった。
だってね、お客さんに接するときに、女ゆえのメリットっていっぱいあるんですよ。変な意味じゃなくて。
気を許したりしやすいでしょ。
そういうのもあり、でも地図を読めない私もいて、そんなのお互い補い合えればいいわけよね。
私は女なの。興味関心もすっかり女なの。地図は読めないの。
でも私の働く社会は男が多くて、私とは全く違う興味関心を持ち、地図を読むのは得意。
だからこそ一緒にやっていきましょう!って言えるようになったことに自分の成長を感じます。
私生活では昔からできてたけど、仕事上で男女差をきちんと認識できてなかったから。
方向音痴と引き換えに大きな発想の転換を得た気がします。