受験記 : R1年度秋 情報処理技術者試験(システムアーキテクト/SA/埼玉) | 情報処理技術者試験に関すること

情報処理技術者試験に関すること

元海外に出稼ぎ組、現在日本在住。出稼ぎ中も春・秋の2回一時帰国中に情報処理技術者試験を受験していました。

合格済み :
(現行制度) ST, AU, PM, SM, SA, DB, NW, FE, SG, IP, SC
(旧制度)NW, SS, SW, 初級シスアド

SA 最後の挑戦、になるか、、、

 1年以上遅れて、令和元年秋の受験記です。

 

 前回は気合を入れて宮崎遠征(結果は午前落ち)でしたが、今回は滞在場所との兼ね合いで埼玉で受験してみました。

 

 以前東京東部(城東エリア)に住んでいた頃に、2回ほど千葉で受験したことがありました。その時の会場は千葉工業大学の津田沼と習志野でした。どちらも西船橋経由でアクセスしやすかったですし、何より都心から離れる方向ですので、確実に座って会場へ向かえるのがメリットです。同じ考えで、今回は埼玉にしました。

会場は、、、ここ、どこですか(笑)

 受験票が届き、確認した会場は浦和大学。郵送された受験票を開いた感想は、、、

 

 「、、、どこですか?」。

 

 埼玉高額鉄道の東川口駅からバス。距離的には浦和美園に近い場所でした。そしてなんと、駅からのバスは無料。きっと浦和大学へ支払われる会場使用料に、パックで送迎バスが含まれているのでしょう。確かに近隣のバス事情はいまいちな場所ではありますが、それにしても大盤振る舞いですね。

いざ、試験会場へ

 試験当日、埼玉高額鉄道で東川口へ向かいます。私はいつも15分前を目安に会場入りするのですが、今回ばかりは余裕をもった行動となりました。埼玉高額鉄道は自称地下鉄、その地下鉄の改札を出て一番突き当りの階段を上がります。駅前ロータリーは2か所あるので要注意。

 
 送迎バス停には警備員の方が立っており、かつ今日のための時刻表も張られていました。次回の試験でも同じ時刻表かはわかりませんがご参考まで。バスの時刻は受験票には記載がなく、何時頃から何時頃、何分毎とざっくり示されている程度でした。
 
 
 ちなみに、浦和美園駅から歩こうと思えば歩けます。ただ高速道路を越えるところでとんでもない場所を歩かないといけませんので、美園民以外は素直に東川口からバスに乗った方が良いです。
 
 

浦和大学で実施の試験区分

 浦和大学ではAP,FE,SA,SG,STの試験を実施するようです。ふと気づいたのですが、特に高度の受験区分の受験者が少ないですね。埼玉県内にはこの会場以外にも試験会場はあるはずなのですが、それにしても少なく驚きました。

 
 埼玉県は東西の交通が不便で、距離的には近くても東京経由の移動になるケースも多いです。この会場は、埼玉高額鉄道と武蔵野線沿線向けに設定されているのかもしれません。

 

受験環境

 受験室は大学の階段教室の小さい版なのですが、人数が少なく快適でした。私の情報処理技術者試験人生の中で、一番快適に受験できた会場だったように思います。是非またこの会場で受験したいです。

 

 

 ただし大きな問題が。この会場、陸の孤島のような場所にあるため、周りにコンビニが見当たりません。前回の宮崎試験地も近所にコンビニがありませんでしたが、ここも良い勝負。弁当持参必須です。

 

手応え

 昨年度に続き午前が難しかったです。前回よりは難易度が下がったように感じました。

 

 ただ一つ驚いたことがありました。午前で過去問と同じ設問が出たのですが、選択肢の並びが入れ替わっていました。私の記憶では、いわゆる使い回し問題で、そのようなことはこれまでなかったはず。白状しますが、答えの選択肢を丸暗記していた私は引っかかりました。どう言う意図だったのか、今後もこの選択肢入れ替えパターンが続くのか、、、

 

 午後1は特筆すべきことはありませんでした。

 

 午後2の論文は問2を選択しました。システム適格性確認テスト系の問題でしたが、テストツールを作成する、本番データを用いた比較、負荷試験が例として挙げられており、とてもわかりやすい題材であったように思います。システムテストシナリオをITストラテジストやプロジェクトマネージャーが「具体的に」作成することも少ないでしょうから、私がよくやってしまいがちな立場を弁えていない記述(評価C)にもなりにくい題材でした。

 

 論点ブレに今回気をつけなければならなかった点の一つ目は、効率的というキーワードでしょう。ありがちな、気がつけばテストシナリオが膨大になってしまったけどみんなで頑張りました、という内容を書いてしまうと、評価はB以下なのだろうと予想します。

 

 二つ目は、これは後日の講評に記載があったのですが、単体テスト等のシステム適格性確認テストとは呼べないテストの経験を記載してしまうことでしょう。自身の経験上単体テストを行う立場ではなかったので、結果的にその心配はなかったのですが、講評を読みながらなるほどその通りだなと感じました。APの次にSAを受験される方や、バリバリの開発側の方が注意すべき点です。

 

 ちなみに私は、本番(の業務)データを用いた比較を中心に論述しましたが、テストケースや比較項目が途中で増えたり変わったりというのは、止む無しというより当たり前です。最初からテストケースを効率的に、最小化して作成するなど、余程小さいシステムか、機能追加の全くないシステム更改くらいでしかできるはずがないです。走りながら考えたテストケースの取捨選択を、いかにも計画段階でやったかのように見せられるかが合否の分かれ目だったのではないでしょうか。

 

帰りももちろんバス

 
 帰りももちろん、浦和大学号。午後2まである試験受験者向けのバスは、試験終了時刻16時半の15分後、16時45分発の1本のみ。午後2まであるSAとST両方足しても最大60名程度、かつ欠席者もかなりの数がいますので、これで十分なのでしょう。
 
 途中退出したところで帰りのバスはありませんので、時間いっぱい、頑張って論文執筆しました。

結果は、、、

 やっと合格しました!この時点で情報処理技術者高度、残すはDBとESです。厳密にいうとNWとSSは旧制度での合格ですが、、、2回目の挑戦はDBとESを取得し終わってから考えます。

 

ところで

 

 今回の記事の文字数は約2500文字。写真を探したりしたものの、PCを使って作成しても2時間ほどかかりました。それと比較すると、情報処理技術者試験の論文は本当にスピード勝負だと思います。きっと当日、汚い字で書き殴っているのでしょう。

 

 試験委員採点担当に申し訳ない気持ちになると同時に、提出した答案用紙をもう一度見てみたいなぁと思ったりしました。自分で書いた字、自分で読めるかな(笑)