SA、n度目の正直なるか
大学生時代から落ち続けている、アプリケーションエンジニア&システムアーキテクト。おそらくこれが、5回目か6回目。
実は私、エンドユーザ側での超上流工程と、開発管理の経験はあるのですが、純粋なシステム開発屋としての経験はありません。あえていうなら、大学生の頃のシミュレータを作成した経験と、ツール作成ぐらいでしょうか。そんなこともあり、この試験との相性は最悪なようです。
今回の会場は、新梅田研修センターでした。この日はなんと、ソウルから試験会場へ直行です。起床は4時。4時20分にはチェックアウトします。
COEXのインターコンチネンタルから徒歩で、バス乗り場へ。目の前を始発のバスが通り過ぎました。
15分後の2本目のバスで空港へ向かいます。少し前なら、韓国の物価(特に交通費)は安い、という印象でしたが、このバスの値段は関空のリムジンバスの値段と変わりませんね。
6時前には仁川国際空港に到着し、早速搭乗手続きを済ませます。出発時刻は7時ちょうどですので、ギリギリと言ったところです。
保安検査は若干並んだものの、10分程度で通過できました。その後はラウンジで朝食です。一口だけCASSビールらしきものが写っている気がしますが、おそらく気のせいでしょう。
関西空港までの飛行時間は、わずか1時間15分でした。
着陸後、バスで移動。この時点で8時48分。
この後、関空快速で大阪環状線の福島駅経由へ直行し、その後徒歩で会場へ向かいました。午前1免除でしたので、10時半と程よいタイミングで会場入りできました。
新梅田研修センターでの試験区分
この会場は、高度全区分が対象のようです。大阪会場の高度区分は、●●研修センターの類か、大阪経済大学、近畿大学での受験経験がありますが、いずれも同一会場で、高度全区分を扱っていました。
どの会場でどの区分を実施というのは不明ですが、少し古いものの、過去の会場一覧を以下のリンクから確認できます。大阪での高度区分の受験者は4,500〜5,000人程度ですので、2,3会場が高度区分会場、それ以外が応用・基礎会場ではないかと勝手に推測します。
受験環境
試験室は、この手の研修施設にありがちな、一日中座るには辛い椅子です。もっとも、一日中といっても4時間半ほどではありますが。20代の頃は、この試験時間が長くて長くて辛かったですが、逆に最近はあっという間に終わってしまう印象です。おっさんになり、逆に集中力が養われたのでしょうか(笑)
受験層
受験生はおっさん100名程度に、女性が数名。まぁ一般的な我らが業界比率と言ったところでしょう。
手応え
システムアーキテクト受験は久しぶりでしたが、午前2は、普通に過去問をやっておけば問題ないレベルでした。
午後1は、問1と問3を選択しました。これも簡単というか、素直に問題文中から答えを拾って行けば良い問題で、悩みどころがありませんでした。
午後2は、問2を選択しました。柔軟性を持たせた機能の設計、ということで、ルンルンと「何を可変パラメータとするか」「どうやって合意形成を図るか」などと書き進めて行ったのですが、、、しっかり問題を読むと、求められているのは「柔軟性を持たせると開発コストが嵩む」「よって柔軟性を持たせる内容を絞り込む」の2点です。完全にズレた論文を仕上げてしまいました。
実はこのようにルンルン気分で論文を書けたときは、意外と論点のズレに気づかないことが多いです。かつ「書き切った」感があるため、後ほど再現させるためのメモもあまり残っていなかったりします。今だから白状しますが、私がこのズレに気づいたのは、合格発表(試験結果)を見た後でした。
結果は、、、
もしかして合格?と完全なる勘違いをしていましたが、前述の内容ですので、C評価を頂きました。そこでやっと、求められているものと、私が論じたものとのズレに気づくという状況でした。
ですが、実はこの経験で、やっと論文の書き方に気づけたように思います。一般的に、C評価を取った方は、2ch(5ch?)なりブログなりで暴露することは少ないですので、なぜC評価なのか理解しづらいのではないでしょうか。実際私もそうでしたが、一言でいうと、「求められたことを記載せず、独りよがりな論文」を書くとC評価です。
もし連続C評価で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、気にすることはありません。もう一度しっかりと、何を求められているのかを確認しましょう。そこをクリアすれば、意外とあっさりA評価に持っていけるかもしれません。
ということで、私も来年こそは!