受験記 : H29年度秋 情報処理技術者試験(システムアーキテクト/SA/大阪) | 情報処理技術者試験に関すること

情報処理技術者試験に関すること

元海外に出稼ぎ組、現在日本在住。出稼ぎ中も春・秋の2回一時帰国中に情報処理技術者試験を受験していました。

合格済み :
(現行制度) ST, AU, PM, SM, SA, DB, NW, FE, SG, IP, SC
(旧制度)NW, SS, SW, 初級シスアド

SA、n度目の正直なるか

 大学生時代から落ち続けている、アプリケーションエンジニア&システムアーキテクト。おそらくこれが、5回目か6回目。

 

 実は私、エンドユーザ側での超上流工程と、開発管理の経験はあるのですが、純粋なシステム開発屋としての経験はありません。あえていうなら、大学生の頃のシミュレータを作成した経験と、ツール作成ぐらいでしょうか。そんなこともあり、この試験との相性は最悪なようです。

 

 今回の会場は、新梅田研修センターでした。この日はなんと、ソウルから試験会場へ直行です。起床は4時。4時20分にはチェックアウトします。

 

 COEXのインターコンチネンタルから徒歩で、バス乗り場へ。目の前を始発のバスが通り過ぎました。

 

 15分後の2本目のバスで空港へ向かいます。少し前なら、韓国の物価(特に交通費)は安い、という印象でしたが、このバスの値段は関空のリムジンバスの値段と変わりませんね。

 

 6時前には仁川国際空港に到着し、早速搭乗手続きを済ませます。出発時刻は7時ちょうどですので、ギリギリと言ったところです。

 

 保安検査は若干並んだものの、10分程度で通過できました。その後はラウンジで朝食です。一口だけCASSビールらしきものが写っている気がしますが、おそらく気のせいでしょう。

 

 関西空港までの飛行時間は、わずか1時間15分でした。

 

 着陸後、バスで移動。この時点で8時48分。

 

 この後、関空快速で大阪環状線の福島駅経由へ直行し、その後徒歩で会場へ向かいました。午前1免除でしたので、10時半と程よいタイミングで会場入りできました。

 

新梅田研修センターでの試験区分

 この会場は、高度全区分が対象のようです。大阪会場の高度区分は、●●研修センターの類か、大阪経済大学、近畿大学での受験経験がありますが、いずれも同一会場で、高度全区分を扱っていました。

 

 

 どの会場でどの区分を実施というのは不明ですが、少し古いものの、過去の会場一覧を以下のリンクから確認できます。大阪での高度区分の受験者は4,500〜5,000人程度ですので、2,3会場が高度区分会場、それ以外が応用・基礎会場ではないかと勝手に推測します。

 

情報処理技術者試験事業の実施状況について

 

受験環境

 試験室は、この手の研修施設にありがちな、一日中座るには辛い椅子です。もっとも、一日中といっても4時間半ほどではありますが。20代の頃は、この試験時間が長くて長くて辛かったですが、逆に最近はあっという間に終わってしまう印象です。おっさんになり、逆に集中力が養われたのでしょうか(笑)

 

受験層

 受験生はおっさん100名程度に、女性が数名。まぁ一般的な我らが業界比率と言ったところでしょう。 

 

手応え

 システムアーキテクト受験は久しぶりでしたが、午前2は、普通に過去問をやっておけば問題ないレベルでした。

 

 午後1は、問1と問3を選択しました。これも簡単というか、素直に問題文中から答えを拾って行けば良い問題で、悩みどころがありませんでした。

 

 午後2は、問2を選択しました。柔軟性を持たせた機能の設計、ということで、ルンルンと「何を可変パラメータとするか」「どうやって合意形成を図るか」などと書き進めて行ったのですが、、、しっかり問題を読むと、求められているのは「柔軟性を持たせると開発コストが嵩む」「よって柔軟性を持たせる内容を絞り込む」の2点です。完全にズレた論文を仕上げてしまいました。

 

 実はこのようにルンルン気分で論文を書けたときは、意外と論点のズレに気づかないことが多いです。かつ「書き切った」感があるため、後ほど再現させるためのメモもあまり残っていなかったりします。今だから白状しますが、私がこのズレに気づいたのは、合格発表(試験結果)を見た後でした。

結果は、、、

 もしかして合格?と完全なる勘違いをしていましたが、前述の内容ですので、C評価を頂きました。そこでやっと、求められているものと、私が論じたものとのズレに気づくという状況でした。

 

 ですが、実はこの経験で、やっと論文の書き方に気づけたように思います。一般的に、C評価を取った方は、2ch(5ch?)なりブログなりで暴露することは少ないですので、なぜC評価なのか理解しづらいのではないでしょうか。実際私もそうでしたが、一言でいうと、「求められたことを記載せず、独りよがりな論文」を書くとC評価です。

 

 もし連続C評価で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、気にすることはありません。もう一度しっかりと、何を求められているのかを確認しましょう。そこをクリアすれば、意外とあっさりA評価に持っていけるかもしれません。

 

 ということで、私も来年こそは!