残業の過労死ラインは何時間か--労働時間は会社や現場にいる時間だけではない | けしくんのWebLog

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残業時間と過労死ラインに関するの記事から。

あの職業は「月60時間」で過労死ライン 残業規制は何時間が適切か(2017/02/16)
「政府の働き方実現会議は、残業の上限時間を月平均60時間、年間720時間にする。繁忙期には一時的に月100時間まで認めるという案をとりまとめようとしている。」

月60時間ということは、稼働が20日として1日平均3時間。
8時間勤務とすると、11時間の労働。
ここに1時間の休憩を入れると、1日平均12時間は拘束される
月100時間の場合は1日平均14時間だ
これでも十分に長いと思うが、最低10時間は仕事に拘束されないことで、
休める時間を取る事ができるということだろうか。
でも、この時間の計算は正しいとは思わない。
なぜなら、移動時間が考慮されていないから。

大都市圏近郊に住んでいる人は特に、移動時間は無視できないくらい重労働だ。
すし詰め状態の電車に乗り、毎日会社や仕事先(現場)に向かうためだ。
毎日2時間以上、通勤時間にかけている人もいる。
(もっと会社に近くに住めばいい?じゃあ、その分のお給料なり住宅補助金をください。)
客先常駐の仕事をしていると、時に移動時間が2時間以上になることもあれば、
10分程度ということもある。不規則なのも厳しい。
そして、この移動時間は労働時間として基本認められていない。

心身の疲れをとることを考慮するのであれば、この移動時間を含めて、自分の労働時間と考えないといけないと思っている。

政府や会社の経営者は、基準を設けることしかできない。
自分の労働時間を管理する(できる)のは自分自身しかいない
政府の提示する残業時間(労働時間)が、これまでの経験則や医学的根拠等に基づくのであったとしても、移動時間等まで考慮しているとは思えない。

倒れる前に、自分の労働時間の上限を考え、決めておいた方がよい。
仕事内容(特に客先常駐の場合は、精神的なプレッシャーなども影響する)によって、
この上限(というより、どのくらい休養が必要か)が変わってもいい。
(と、何度か倒れている自分に言い聞かせておこう。)
 
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