働き方を考える際に必ずと言っていいほど出てくる単語「ワーク・ライフ・バランス」。
ワークとライフのバランスを取り、生活にメリハリをつけましょうということだが、
どちらに重きを置くかで、大きな違いが出てくるようだ。
日本とドイツの違いを紹介しているのが以下の記事。
「仕事を先延ばしするスキル」が人生に必要だ(2017/10/11)
日本は「ワーク・ライフ・バランス」で、ワークの方に重きが置かれていて、現状はみんなが経験している通り。
ドイツでは「ライフ・ワーク・バランス」で、ライフの方に重きが置かれていて、経済は世界4位、生産性は日本の1.5倍。
ポイントは時間の使い方と優先順位のつけ方にある。
ドイツでは、とにかく優先順位をしっかりとつけ、緊急で仕事が入った場合、優先順位が低いものを先送りし、その日の作業量を調整する(=ほぼ一定に保つ)という。
日本は緊急で仕事が入ったらそれをとにかくやり、その日にやると決めたことをその日のうちにこなそうとして、遅くまで仕事をする。
遅くまで仕事しても疲れてしまって効率は上がらず、結局翌日もやるというような悪循環。
その日のやらなければいけないことは何か。
そして、その量はどのくらいでどの程度で完了できるのか。
このあたりを自分自身で管理できているのがドイツ人で、日本人は往々にしてチームリーダーやプロジェクトマネージャといったいわゆる「管理者」にゆだねられていることが多い。
個々人が自分を管理するスキルを身につけ、本当にやらなければいけない仕事は何かを考える癖をつけないといけないと思った。
そして、それは自分だけでなく、周りの人も同じように実践しないとうまく回らない。
その辺をコントロールできると、みんな残業せず、早く帰れるようになるのかもしれない。
目指せ!ライフ・ワーク・バランス!