Fb友達の森島朋美さん(劇団羊のしっぽ代表・私は羊さんと呼ばせてもらってます)が出演している
「こわれること いきること」をAmazon primeでやっと観ました。
涙でした。
羊さん演じるお婆さん(ツネさん)は、施設に初めて来た人に突進していって大声で「こんにちは!!!!」(福島弁)という。
母のいた病院や、近所の介護施設を見学に行った時にこういうお婆さんに会いました。
びっくりするんですよね、突然来られると。
「ああ、いるいる️、こういう人」感
その他のシーンでも羊さん、集中してツネさんを演じているのが見えて楽しかった。
椅子への座り方、歩き方、食事の仕方、人の見上げ方。
職員役の丸純子さんが、施設内を把握している役柄を優しく緩くそして厳しく締めていてとてもよかった。
入居者役の外波山文明さんが面白い。
主人公の遙(吉田伶香さん)に強烈な影響を与える菊田役の寺田農さんは、やはり魅力的。
寺田さんだとわかっているのに、その老いらくぶりがリアルすぎて、もしかして寺田さんじゃなくて素人の方かしら?と思ってしまった。
そしてやっぱり、もう一人の主人公由美子を演じる藤田朋子さんの圧倒的な演技力。
年寄りのどうしようもなさ。わがままさ。悲しさ。可愛さ。
自分の体が自分でコントロールできないいらだちと切なさ。
宮川一朗太さん演じるご主人への愛情、甘え、憎悪、後悔。
メソッドがしっかりしているからかなあ。セリフの一つ一つ、表情の変化に説得力がある。
ママのことを思い出した。パパのことも。
3.11を題材に描かれた映画なのに、演技のことばかり見ていたので、もう一度全体をしっかりと再見したい。
羊さんともメッセンジャーで色々話せて、有意義❤️