以前、開成卒業生の進学先について取り上げました。

 

 

開成といえば、東大合格者数日本一を続けていることで有名。

 

そんな学校に通う生徒は皆、神童や天才、秀才ばかり。

 

開成中に合格したら、鉄緑会に入り、東大を目指す。

 

中高6年間、勉強に明け暮れる日々…。

 

そんなイメージをもつ人もいるかもしれません。

 

ブログにも書きましたが、実際の卒業生(現役生)の進学先は、約3割が東大、約1割が医学部、約1割が早慶、残り1割がその他国公立等というのが大まかな進学先のイメージで、昨年も大きく変わっていません。

 

「え?開成に入っても、現役で東大に3分の1しか行かないの?」

 

「それほどコスパが良くない?」

 

「だとしたら、そこまで無理しなくていいかも」

 

そんな風に考えてもおかしくないと思います。

 

しかも、開成はどちらかというと自由放任系なので、いろんな意味で生徒に任されている。

 

勉強するのも、しないのも自由。

 

学校の面倒見が悪いとは思いませんが、それ以前に「本人の自覚」が必要。

 

あんなに難しい入試を突破してきているので「やればできる」のは間違いありません。

 

入ってから難しいんじゃないかなと思うのが、中学受験のときに受け身で「言われたことをひらすらこなしてきた」ようなケースと、「開成中に受かることだけが目標」だったケース。

 

前者のケースでは、中学入学後、「親に言われるまま」に鉄緑会に入会しているような場合も多いと思います。

 

何の疑問ももたず、そのまま中高6年間過ごせればいいですが、思春期に入り、自我が芽生え、また勉強以外のものが視野に入ってくるとそうはいかないかもしれない。

 

後者のケースでは、中学入学により「目標を達成」してしまったことになるので、その後は「余生」(?)を過ごす感じになる。

 

開成の中で上位3分の1に入ること、そしてそれをキープするのはそう簡単なことではありません。

 

ある意味では中学受験よりもキビシイかもしれない。

 

よほど自分というものがしっかりしていないと続かないですし、中高生になると、親が言ってどうこうなるものでもなくなってきます。

 

 

Noteでも情報発信しています。

(親子で中学受験に挑んだ3年間の激闘の記録)

 

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