昨日の、「難関大、細る逆転の道?」の続きです。

(→昨日のブログ記事はこちら。または下↓)

 

先週、日経新聞の1面に連載されていた、特集「教育岩盤・漂流する入試」について述べたいと思います。

 

大学の総合型、推薦型選抜の広がり、その対策を行う塾・予備校の急増

 

ダブルスクール社会

 

塾による、都立高校での出前授業、校内予備校

 

教員の負担の問題

 

塾の側からみた、少子化の影響(放課後補習など学校の需要は命綱)

 

高校の進路指導における、塾が提供するデータへの依存

 

 

学校って何するところなんでしょう?

 

詰込み型の受験勉強を止めようとして、総合型(AO)選抜を入れたら、今後は、総合型の対策をするための専門の塾や予備校に殺到…。

 

当然そうなるでしょうね。

 

競争ですから。

 

それが受け入れられないというのであれば、入試自体を否定(回避)するしかありません。

 

学校で塾の出前授業とは、どうしちゃったんでしょう。

 

公立学校で、一体何が起きている…?

 

公教育を担う学校は、受験テクニックに走る塾とは一線を画していたのでは…?

 

昔の感覚からするとやや驚きですが、近ごろは塾の先生が学校で教えてくれるみたいです…。

 

希望者のみ、有料で、とのことですが…。

 

少子化で入試のハードルが下がり、高校生の学力差が開いていく一方、学校の教員はとても補習をやる余裕はないとのことです。

 

高校の進路指導も、塾が提供する模試や予想データなしに成り立たず、河合塾が提供する、高校生の能力や職業適性を可視化するテストの導入が増えている、とありました。

 

少子化に苦しむ塾にとってはまさに渡りに船

 

それほど公立の先生が大変なら、補習といわず、学校の主要科目は全て塾の先生に授業してもらえば…。

 

公立高校と塾がタッグを組めば、高いお金出して私立に行く必要はないかも…。

 

「問われる存在意義」、とありますが、もともと学校に期待しないのが私の持論です。

 

中学受験のときに塾に期待しないのも同じ考えです。

 

子どもは「育てる」のではなく、「育つ」ものだと考えています。

 

私立だろうが、公立だろうが、育つものは育つし、育たないものは育たない。

 

最初から、学校に子どもを「育てる」力はない、ということに今頃気付きました? という感想をもってしまいました…。

 

それにしても、公立の先生がそこまで忙しいとは…。

 

少子化なのに…。

 

(むしろ、「少子化だから」というべきでしょうか)

 

 

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