私がハンドパペット を扱い始めた理由 | ごっこ遊びと人形劇で想像力を育む〜ハンドパペットと遊ぼう

ごっこ遊びと人形劇で想像力を育む〜ハンドパペットと遊ぼう

創造力を育むハンドパペットを
育児に、保育に、
おもてなしや販促に。

初めての育児は、今思えばもう懐かしいだけなんだけど

渦中の私にとって、大変さももちろんあった。

 

当時、1日のほとんどを泣いて暮らす長男と一緒に帰省したとき

「次が女の子だったら楽だから」

と親戚の人に言われて

「次がどうかより、今楽になりたいですっ」と答えたっけ。

 

「どうすれば、育児が楽になるか?」

「どうすれば、家事が効率化できるか?」

時折入る仕事の依頼をこなしながら

脳みその他のスキマで、日々そのことを考えていた。

 

いっぽうで、初めての育児は

いろいろと工夫しがいがあり、

そのことが私自身を退屈させなかった。

 

第一子というのは親以外に見本がいないので

親のすることに興味津々。

 

掃除をすれば手伝いたいし

新聞を読んでいれば、ちょっかいを出す。

 

「ん? では、親以外にサンプルがあればいいんでない?」

と思った私は

当時子どもが好きだった ポケモンから比較的描きやすそうな

・ピカチュウ

・キモリ

を抜擢した。

生成り色の布にクレヨン(アイロンを当てると定着するタイプ)で

2体を描き、アイロンを当て

ガーッと周囲をざっくりとミシン縫いして

ジョキジョキと切り抜いて

パペットを手作りした。

 

「この子たちに活躍してもらおう」

 

イヤイヤ期には、先にパペットたちに食べるふりをしてもらった。

「あ〜、おいしそう!

 先に食べちゃうけど、いいの?」

 

トイレの時期には、からのマヨネーズ容器に水を入れ

「トイレ行きたいなあ。

 ちょっとお先に借りるよ!」

 

子どもにとって、パペットは遊び相手でもあるけれど

ちょっとしたライバルでもある。

「自分より小さいこの子に先を越されたくない」と思うのではないか?

と思いつつ、いろんな場面で登場させた。

 

いかにもざっくりな、

ポケモン・パペットではあったけれど

いろんな場面で力まず、おだやかに子どもに接する

そんな助けになってくれたと思う。

 

ああ、けれど!

あの頃の私に、

ケルザのハンドパペット があったなら!

 

もっと一緒に遊んであげられただろうか?

もっと読み聞かせをたくさんしただろうか?

 

なんといっても、手作りの職人さんたちによる

優雅なこまやかな表情といったら。

手触りの優しさといったら。

 

とはいえ、いつも今が一番だから

タイムトリップしたいとは思わない。

今は今で、リアルタイムに成長中の 子どもたち。

見ているだけで楽しいもの。

 

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