「働く人」と「働く場所」をより良くするために -7ページ目

自分の自尊心に気づいて生きること

サラリーマンとして、勤務先から一定の評価を受け、30代~40代前半までに昇格昇進している、資格認定を受けるなど社会からの承認を受ける。

 

こうした経験をしてくると、知らず知らずのうちに、自分自身に対するプライドが大きくなっていることがあります。どんなに謙虚に生きていこうと思っても、自分が高く評価される経験は、良い意味でも悪い意味でも自分の認知のデータベースに事実として記録蓄積されていきます。

このプライド(自尊心)に無意識になると、蓄積された結果、自分の中である意味を持って存在し、それを外部に出してしまうことに繋がると思っています。

 

他人から、自分は「こう」扱われるべき、そうでなければ無礼である。

自分のレベルからすれば、「この位の位置付けが妥当である」。

 

など、知らず知らずのうちに他人に納得のいく承認を受けることを要求し、その要求が満たされない瞬間に怒りを感じて他者にぶつける、無視をするなど、人間関係の中の不都合を生成してしまうことがあります。

 

自分はただの、ちっぽけなひとりであるけれど、意志を持って楽しく生きる個体であると、見直し続ける機会を持ちたいものです。

だからこそ、他人も自分も大事にできるのではないでしょうか。

習慣が大事

自分の場合、少し飽きっぽい所があって、何かをマスターした気になると、すぐに次の違うテーマに取り組みたくなることが多い。

 

自分の中での積み上げ感に課題を感じたり、専門家として認知される周囲の他人にちょっとした嫉妬心を感じることで、自分の習慣の特徴に気づきました。

 

習慣として続けられているものもあります。

 

ひとつはジムに通って運動を続けること。誰のためでもなく、体重、体脂肪率、血圧や心拍数のデータを取り続け、自分の状態を知るための指標にしています。

あとは家計簿をつけ続けること。自分が何に幾ら使った結果、お金が幾ら残っているのか、貯まっているのかいないのか。お金という面での自己認識を続ける習慣を持っています。

 

意識したいのは、自分の専門分野の取り組みを継続する習慣。一回学び終わったと思って、フェードアウトしていることを見直し、アウトプットを続けること。アウトプットの質を進化させるためのインプットをたまにする事。

人材育成、診断士分野、ファイナンシャルプランナーにコーチング、ファシリテーション。やり続けたいテーマは事欠かないはず。

家庭でも勤務先でもない「第三の場所」を持つ意味

2013年に中小企業診断士に登録してから、勉強会、交流会、研究会など、様々な会合に参加してきました。

 

また、中小企業診断士以外にも、ファシリテーションやコーチング、ファイナンシャルプランナーの勉強や実践機会を通じて沢山の方と交流させていただく機会を経験してきました。

 

以前は自分自身の知見を広めたり、スキルアップをしていくことが目的でした。人脈を作る、というわかったような、わからないような微妙な目的を口にしてきたこともありました。

 

今の自分にとって、第三の場所は、自分が他者と交流しつつ、何かに貢献する、刺激を受けて前向きに行動をしていくための場所です。

会社員として給料を貰いながら生きる期間は有限で、自分で世間との接点を維持しつつ、表現なり貢献をし続けるためにも、自分ひとりでは機会さえ得られないことが多い。

 

だから、社会との接点として、「第三の場所」を持ち続けていきたいと思うのです。