福田平八郎展 | 瑠璃色の空

瑠璃色の空

のんびりと日々の思いをつづります。

今日は、西宮ガーデンズで行われた

山崎育三郎さんのリリース・フリーライブへ。

素晴らしい歌声でした。

イケめたお顔もはっきり見えて(^.^)

4曲も歌ってくださって

トークも楽しかったぁ。

さすがの育三郎さまでした。

 

 

 

  

 

 

先週、大阪中之島美術館へ行ってきました。

福田平八郎展

フライヤーの「漣」という作品に

一目惚れいたしましたの。

 

1人の人が描いたとは思えない

多様な作品の数々に

とても楽しい時間を過ごしました。

 

枠に囚われない、素晴らしい日本画。

スケッチ帖もたくさん展示されているので

作品になるまでの過程も楽しめました。

 

とにかく描いて、描いて

見て、見て、描いての人。

 

写真撮影可の作品もあり

グッズもいろいろあるので

お家に帰ってからも

眺めてはニコニコしております(^.^)

 

安柘榴  大正9年

 

 

 

 

 

柘榴の実の美しさ、葉の色と形。

なんともいえない雰囲気のある絵です。

 

 

  

 

 

カーネーション、百合  昭和19年

(名札を撮り忘れたため、たぶん、なのですが)

 

 

  

 

 

カーネーションや葉っぱの描き方が

軽やかな印象のタッチ。

それに比べて、

花瓶の模様の丁寧なことよ。

他の作品に比べ

皆さんの関心度は薄そうでしたが、

そのバランスがとても面白かった作品。

好きだなぁ。

 

 

 

  

  

 

朝顔 大正15年

 

 

  

 

 

花の透き通った白色と

緑の葉とのコントラストが美しい。

 

 

  

 

 

漣 (さざなみ)    昭和7年

 

 

  

 

 

スケッチ帖の展示ありました。

水面の絵がたくさん描かれてあります。

その絵の上に、

紙で作った四角の枠を置き

作品の構図を決めています。すごっ

とにかく、かっこいい作品。

 

 

  

 

 

水  昭和33年

 

 

  

 

 

青と緑青のグラデーションが美しい。

たらし込みの技法が使われているそうです。

 

 

 

  

 

   

桃  昭和30年

  

 

 

 

漆塗りのお盆なのかなぁ?

お盆にうつる桃の影まで美しい。

桃の肌感と、

つるっとした漆のお盆の対比が素敵。

 

 

  

 

 

雲  昭和30年

切り取り方も斬新。

空の青と雲の白

その境界の色も美しかった。

 

 

  

 

 

新雪  昭和23年

 

  

  

 

 

この雪の質感がなんともいえないのです。

どのように描いているんだろう。

うっすらと積もった雪。きれい。

 

 

  

 

 

左が紅白餅  昭和24年

右がうす氷  昭和24年

 

 

  

 

 

いただきものの菓子が美しかったのでしょうね。

その時の感動が伝わってきます。

ひらいた薄紙の感じがなんともいえない。

今回、「竹」と並んで大好きな絵♡

 

 

  

 

氷  昭和30年

手水鉢に張った薄氷の縞模様。

写生を元に描かれた絵。

 

 

  

 

 

  

 

 

遊鮎  昭和40年

 

 

  

 

簡略化された鮎の絵。

輪になった5匹の鮎に、

なんだかマティスを連想してしまう。

 

  

 

 

とにかく「よく見て描く」の人。

私たちがスマホで身近な物の写真を撮るように

写生をしまくっていた人。

よく見て描いていると

きれいな絵とか、うまい絵とかの先

そこに到達すると、描ける絵なのかなぁ。

私の思っている日本画の表現を

ずうっと先をいってる絵でした。

素晴らしかったです。

 

「竹」の絵も良いのですよ〜

写真不可なので、絵はがきですが

 

  

 

竹の作品は何点かありましたが、

どの絵も、構図も色も素敵でした。

 

とっても素晴らしい絵の数々。

写真、下手くそなのですが、

お見せしたくて、ずらずらと並べてしまいました。