子どもを洗脳する親を非難している私だけれど、
もし、私が子どもを産んでいたら、
絶対に洗脳する親になっていたと思う。
叶えられなかった夢があったり、
選べなかった将来があるわけではない。
正確には、
今という将来以外は選べていないけれども、
それに後悔はない。
でも、
私たちの時間とお金を費やして、
子育てするのであれば、
子どもには、
私たちの望むとおりに育って欲しい。
医者になってほしいとか、
芸能人になってほしいとか、
職業の話ではなくて、
ちゃんとした大人に育って欲しい。
そして、この「ちゃんとした」というのは、
私たち基準だ。
そのために、
子どもの選択に口を出すし、
洗脳、誘導するし、
思い通りにならなかったらイライラするだろう。
だからといって、
子どもが思い通りに育ったとしても、
子どもが親に洗脳されたと気づかずに育ったとしても、
(ドラマ「スカイキャッスル」における、
親子仲が良好な頃の浅見家長女タイプ)
子どもの選択肢を奪ったことに罪悪感を持つだろう。
これが、子育てしたくない理由のひとつ。
自分の子どもとはいえ、私とは別の人。
別の人の人生の責任を負いたくない。
他にもDINKSを選んだ理由は色々と…
◆つづく◆