誰でもわかる感染症の歴史②~スペイン風邪の広まりと影響~ | 貧乏人のブログ

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お久しぶりです。

新型コロナウィルスの感染者の数がどんどんと増えていき、不安な毎日になってしまいましたね。

私の仕事先もいつ営業、活動停止になるかわからず収入が不安で仕方ないです。

 

今回は、世界的なパンデミックの一つとなったスペイン風邪のお話をしようと思います。

スペイン風邪はどいういうものか、どういう風に広まったのか、どいういう影響が出て、どう収束したのかを見ていきましょう。

 

スペイン風邪はインフルエンザウィルスの一種であり、名前のせいで勘違いされがちですが風土病ではありません。スペインがこの病気を大々的に報道したため、アメリカなどは自分の国のせいではない!ということでスペイン風邪(Spanish Flu)と呼ぶようになったことが原因です。

 

主な症状は発熱などから始まり、免疫システム(ウィルスに対抗しようとする防御)を破壊し合併症を引き起こしやすくするものでした。

 

感染は1918年アメリカのデトロイト周辺で始まり、その後感染した人が西洋へ渡ったため大流行を引き起こしました。なぜ西洋へ行き、パンデミックへと至ったのでしょう?それは当時第一次世界大戦の時期でありアメリカ軍は補給物資を持って西洋(イギリス側)の援助を行いに行ったこと、また戦争をしていると食糧難や不衛生が頻発するため病気にかかりやすいことが原因でした。

 

最終的には1920年までに全世界で5億人が感染してしまったそうです。

流行期間は約2年でしたが、ざっくり平均で毎日684万以上が感染してしまったことになります。(実際はこのような等倍で増えることはありませんが、規模としてご理解ください。)

 

ウィルスは増殖能力を失う期間があるようで、近年流行ったSARSやMARS(どちらもコロナウィルス由来)が報告されないのは治療ができるようになったからだけではなく、ウィルス自体が増えなくなったからということも関係しているようです。

 

今専門家の方々が毎日新型コロナウィルスの対策をしてくれています。もしも治療が難しいウィルスであった場合、スペイン風邪のように数年単位で戦わなければいけないかも知れません。

私達にできることは何でしょうか?規則正しい生活を送り、しっかりと適度な食事をして、罹患しないということだけではなく、常に健康でいることを目指していきましょう!