たごまると木漏れ日 | やるわよバレエ♪と田舎の暮らし☆

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50代から再開した大人バレエも6年目になりました。
夫くんの定年でUターン田舎暮らしをしています。
(2022年7月)

今週から膝のリハビリを始めることになりました。

 

出かけるために着替えようって思ったとき、それまで膝にしていたサポーターをつけたまま行くか?外して行くか?ってちょっと考えた。

「だって、このままズボン履くと、サポーターがたごまっちゃて気持ち悪いよね~」

※「たごまる」というのは私の出身地の方言で、主に布類がくしゃくしゃ~っと固まってじゃまくさい感じな様子を言います。

 

・・・と、そんなふうに心の中で思ったときにふと頭に浮かんだ。

 

この「たごまる」の状態。標準語ではどう言えばいいんだろ??

※わが家で通常、夫くんと私の会話は標準語。

 

なので、このたごまったサポーターを見せて聞いてみた 

「こういう感じをね、”たごまる”って言うんだけど、それに代わる言葉ってある?」

「・・・う~ん??? ひと言では言えないかな??」

 

そぉかぁ!

やっぱり代替の言葉はないのね!

 

☆  ☆  ☆

 

先日、何かで読んだのですが、フランス人が好きな日本語の人気第1位は「木漏れ日」なんだとか。

フランス語には「木漏れ日」の状態を1語で表す言葉はなくて、あえて言おうとすれば文で言い表さなくちゃいけないんだって。

なので「木漏れ日」っていうシーンを切り取ってそれに名前を付けてるっていうセンスが素敵ってことなんだって(・・・というようなことが書いてあったと思う)

 
先日行った「高村光太郎記念館」で木漏れ日がきれいだったキラキラ
 

昔々のことですが、大学の授業で「思考と言語」っていうのを勉強しました。

思考とか感覚とかってものは言語によって形成される部分もあるんだよ~っていうようなことだったと思う。

 

たしかにね、「たごまる」を知ってるのと知らないのとでは、ちょっと感じる世界は違うかも?

 

そう思うと、人は意外と些細なことでずいぶんと違う世界に生きていて、みんなそれぞれなんだわぁ!と改めて思うのでした。