消費者金融会社に対する過払金訴訟を受任したい法律事務所のCMのこと。

 

過払金返還を受けて旦那さんと旅行を楽しんだ奥さんの話はこういうもの。

・子供の結婚資金として借り入れた

・返済期間は18年間(2006年に借りたということである)

・二名で国内旅行を楽しめるくらいの返還を受けた

 

さて、いくら借りたのだろうか、と疑問に思った。

 

周辺情報を収集

・2006年は、改正か資金業法適用前であり、グレーゾーン金利が生きていた。当時の大手3社の実効平均金利は25%程度。

・結婚資金で親の支援は、平均180万円だそうである。なので片側負担90万円。

・返済方法は、元利均等なのか元本均等かは不明。

 

計算が簡単な元金均等でエクセルで計算したみた。

・月1万円返済が限界と考えると、60万円くらい借りた計算になる。

・総返済額203万円うち利息143万円となる。これを返還訴訟で上限金利20%で引き直したら総返済額174万円うち利息114万円であり、差額29万円である。

・弁護士報酬は20%または25%が相場なので、手取りは20万円程度であろう。

 

全体に整合性が取れているので、60万円借りたのであろう。

しかし、本当に18年間も借りたのだろうか。また、なぜ奥さんが債務者になっているのだろうか。さらに、子供も金のかからないようにするのが当然に思える。

 

こうした事例はあるだろうが、そんなにあるのかな。過払金が出るように借入期間を調整しているように思えてしまうな。