自民党総裁選、立憲民主党の代表選も控えた今、学歴でみたら何等かの傾向があるのか興味をもった。直感的にはある傾向があると思っていたから確かめた。
戦後直後は幣原喜重郎が首相であるが、現行憲法下に限った。
・昭和:東大卒が過半を占める。片山哲は社会党政権。私大卒は三木武夫。
・平成・令和:東大は宮澤喜一だけでそれも平成3年。早稲田が単独トップ。慶応は印象的な2名。多様な大学から首相になった時期。
・東大卒の多くは法学部卒。
東大(法)(経)卒はどこにいった?
・現在の知事47名中、東大卒が26名を占める。その多くがキャリア出身。
・都道府県などの主要ポストへの出向、気に入られて副知事から出馬が王道。
今回の政党代表選挙の候補者
・自民党は、東大卒が久しぶりに多い印象。小林(財務省)、茂木(丸紅)、上川(三菱総研)、林(三井物産)、斉藤(経産省)
近年は東大卒→霞が関官僚を選ばなくなった。給料安い、激務、議員に軽く扱われる、主導的な政策立案ができない、天下りもないとなればそうなる。
東大卒の議員が減ったのは、それなりの幹部になって出馬すると50歳を超えるが、それなのに、雑巾がけからスタート。当選回数がすべてとなれば馬鹿馬鹿しい。たぶん昭和期は、そのあたりは自民党内でもちゃんと処遇していたと思われる。しかし、平成に入ってからは、官僚の不祥事が目立ち、国民・マスコミ・議員によるエリート批判で留飲を下げた。
知事も議員も、自分の感情コントロールができない人が多いのは驚愕。デパケンでも飲むと案外沈静化するかも。
近年は、東大文系は外資系コンサルが大人気な訳だが、そもそも東大法などは官僚養成機関として設立され、相応の予算投入してきた訳だ。しかし、そうじゃないなら、廃止するか民営化したらいい。