最高裁の戸倉長官が定年で退官するにあたっての会見内容。各メディアで取り上げているところが異なるので集めてみた。
なお、ヤフコメに、「定年を勝手に決めていておかしい」と批判する人がいるが、70歳定年は憲法75条に定められている。検索しましょうね。
戸倉長官は、一橋大学法学部卒、裁判官任官し、最高裁事務総長などのエリートコースを着実に歩んだようだ。
(以下、会見)
・重い仕事を終え、ほっとしているというのが率直な心境。特に思い残すことはない
・自分としては責任感を持って全力を尽くしました
・強制不妊手術を認めた旧優生保護法は憲法違反とし、国に賠償責任を認める判決を裁判長として指揮した。このとき、障碍者対応として大型モニターやスロープなどの設置。手話通訳の手配を実施した→「多くの職員が力を合わせて配慮をきめ細かく行い、誘導が整然と行われた。大変印象深く残っていて、改めて裁判はチームプレーと思った」
・性的少数者を巡る裁判について「さまざまな価値観があることに向き合わないといけない」と述べる一方、「社会全体で多様性をどう受け入れていくかという問題でもあり、裁判所だけで解決するという考えは持っていない」との認識を示した。
(感想)
・最高裁長官が「責任感をもって」は当たり前だろ。子供じゃないんだから。
・「裁判所の職員とのチームプレイ」を強調するあたり、いかに裁判官と職員間に深い溝がある、あるいは裁判所職員が硬直的だと言っていることにお気づきか。
・性的少数者の裁判について、そう思うなら「棄却」すべきであった。あるいは一般論としては合憲だが、個別問題として救済とする手もあったはず。
あー情けない。
最近の日銀の狼狽ぶりもどうしようもない。自民党に恫喝されてんでしょ。そもそも、日銀とGPIFで上場株式の多くを保有しているから、市場が乱高下したり、価格形成がゆがむんじゃないの。