聖蹟桜ヶ丘駅前から川崎街道を東に歩く。新大栗橋交差点を過ぎると、「連光寺坂」という長い上り坂となる。頂上付近を右折すると、都立桜が丘公園。旧多摩聖蹟記念館など見ながら、聖ヶ丘住宅地に下る。京王相模線と小田急多摩線を越えると、川崎市はるひ野ニュータウン。黒川の谷戸に入り三沢川源流域まで行った。

 

新大栗橋交差点(川崎街道と新府中街道)

 

向ノ岡大橋(大栗川)

 

連光寺坂(少しきつい坂だが、長い)

・「連光寺」という寺院は鎌倉時代には既に廃寺となっていた(場所すら不明)。

 

頂上部の連光寺坂上交差点(これを下ると、稲城市の南多摩駅に至る)

・森は、桜が丘カントリークラブ(名門らしい)。出入りの乗用車が金持ち風。

 

都立桜が丘公園 ゆうひの丘

・有名な夜景・夕焼けスポット(西向き)。
・絢香「三日月」のPVの撮影場所。

・今は樹木が茂っていて景色が遮られていた

 

 

 

聖蹟桜ヶ丘駅周辺

 

旧多摩聖蹟記念館

・多摩市指定有形文化財「旧多摩聖蹟記念館」(入場無料)
・明治天皇の行幸を記念して1930年に建てられた洋風建築物。多摩市指定文化財。
・明治天皇騎馬像を展示。多摩に関する展示を定期的に入れ替えている模様。

 

 

記念館の裏側の森 方向は間違っていないので、道があるので下った

 

公園入口付近

 

多摩東公園の歩道橋上から

・東京都水道局連光寺給水所、電波塔は都防災関連のもの

 

多摩東公園の歩道橋上から

 

京王相模原線と小田急多摩線を越えると川崎市麻生区黒川地区

 

(参考)黒川地区
・北西南を多摩丘陵に囲まれた谷戸で三沢川の源流地域。東側が開けている。

・かつては農業や炭焼きが盛ん。先土器時代以降の遺跡が見つかっている。
・「黒川上地区・黒川字東地区」:主に市街化調整区域および農業振興地域。黒川上営農団地(水田など)や黒川東営農団地(畑作・サツマイモ・落花生)が存在。

・「黒川下地区」:宅地開発、2006年に新興住宅地「はるひ野」を分離

黒川上営農団地
・谷戸を利用した農業。かつての多摩丘陵の里山の光景を今に伝えている。
・1978年度から1982年度にかけて土地基盤整備事業を実施。

・以前行った「岡上営農団地」と同種の営農団地。岡上が果樹や畑地であったが、黒川は豊富な水を利用した水田主体である点が異なる。

 

黒川ひまわり畑

・約5千株が咲くヒマワリ畑がオープン(割と小規模)
・7月中が見ごろで、月末には無料で採取できる。既に終わっていた。

 

黒川谷戸(入口付近)の水田 樹林帯の横を三沢川が流れる

 

 

三方が山(多摩丘陵)に囲まれいることがわかる

 

さらに小さいな谷戸に入り込む。明治大学黒川農場の案内板のあたりから撮影。

右奥は、黒川鷹ノ巣地区の谷戸。ここを左に向かう。

 

七ツ谷戸(三沢川源流地域)

・明大農場の玄関を右に向かってしばらく行くと谷戸の最奥部に至る。七つの小さな谷に由来(江戸時代「新編武蔵風土記稿」にも記載がある地名)。
・この先はいけないのだが、実はこの奥は国士舘大学多摩キャンパスである。航空写真では遊水地がある。国士舘大学のキャンパス側からどうなっているのだろうか。

 

 

 

黒川訪問二度目だが、東京近郊での水田風景としてはとても良い。秋、冬、積雪などあると趣がありそう。まだ行っていてない小さい谷戸もあるし。