4日目は、中河原駅で下車して関戸橋まで戻りスタート。左岸を歩く。
関戸橋(橋長375m)
府中四谷橋(橋長446m)
・府中市四谷と 日野市落合を架橋する斜張橋。きれいな橋。1998年開通。
・この少し上流で浅川が合流してくる
石田大橋(橋長385m)
・国道20号(日野バイパス)の橋。国立市谷保と日野市石田を結ぶ。2007年竣工。
中央自動車道多摩川橋(428m)
・現在、リニューアル工事中
・画像の橋直上に「でべそ」的な山は、奥多摩三山の大岳山であろう。
万願寺渡船場跡
・江戸初期には、甲州街道の正式な渡しであった(日野の渡し参照)
・日野市に「万願寺」はない。過去資料でも存在が知られていない。謎。
府中用水
・府中崖線に沿って流れる約6kmの農業用水路。7カ村用水とも呼ばれる。江戸初期に多摩川の古い河床を利用して開削された。ハケからの湧水と国立市青柳にて多摩川から取水し、調布市で多摩川に還流する。
貝殻坂
・このあたり(国立市青柳)は、旧甲州街道であり、雰囲気が残っている。
・古くからカキ類の貝殻が出たそうである。
根川貝殻坂橋
日野橋(367m)
・日野の渡しに替えて1926に開通。旧国道20号を通過。日野市と国立市を架橋。
・当初、甲州街道は正式な渡しは「万願寺の渡し」であったが、1684年に「日野の渡し」に変更された。これは多摩川の氾濫により、甲州街道を河岸段丘上に移設した(現在の甲州街道)ことに伴う措置であった。なお、この街道移設により谷保天神が
「下り宮」となったといわれている。
・2019年台風19号の被害により通行止め。2020年に通行再開後、2032年完成予定で日野橋架替事業中。現在、仮設橋が概ね完成して移転予定。
・仮設といっても10年程度使うのだろうから頑丈そう。この周辺は工事に伴い迂回箇所が多い。「海から40km」標識は立入禁止内にあった模様。
立日橋(417m)
・多摩都市モノレール線の橋梁が一体。1989年竣工。
・「日野の渡し」はこの橋周辺にあった。日野橋と500mしか離れていない。
多摩川土手からの富士山遠望
・左手前の山は何か。たぶん大室山ではないか(自信なし)
JR東日本中央線 多摩川橋梁(444m)
・立川市と日野市に架かるJR東日本)中央本線の鉄道橋。
・甲武鉄道の立川駅 - 八王子駅間の延伸に伴って1889年に完成(道路橋より古い)
取り壊し中の日本経済新聞立川別館
多摩川の牛群地形
・川の流れに沿うように河底が削られた地形を指し、削り残った細長い高まりが牛の群れに見えるため、東京学芸大学の小泉武栄が命名。1950年代に砂利の大量採取が行われた結果、関東平野の基盤である上総層の平山砂層が露出し浸食された。
・八高線橋梁下に大規模にあったが河川改修で全滅し、ここでしか見られない。
多摩大橋(452m)
・昭島市と八王子市を架橋。アーチが美しい。土木学会田中賞受賞。
八高線 多摩川橋梁(571m)
・八高線小宮駅 - 拝島駅間の鉄道橋(単線)。1931年架橋。
・1945年8月24日、八高線列車正面衝突事故が本橋梁上で発生。暴風雨など悪条件が重なり大事故に。確認された死者105名だが実際にはもっと多かった模様。死体が多摩川河口まで流されたとか。2001年に川底から車輪が引き上げられ展示されている。
気持ちのより土手みち(東京とは思えない)
拝島橋(527m)
・昭島市内、国道16号が通過する橋
拝島水道橋(670m)
・人が通行できれば滝山城跡にいけるのに。
昭和用水堰と「多摩川デルタ(三角州・トライアングル)
・多摩川では比較的大きい堰に印象。昭和用水は、昭島市・立川市を流れる用水路。室町時代に開削された九ヶ村用水が前身。1933年に竣工。
・奥の方の濃い緑の半島が、NHKのダーウィンが来たで有名な場所。半島の左が秋川、右が多摩川。このあたり、河川敷が広くて、ジャングル化していている。
翌日は下り坂の天気予報に一致する雲
本日、最後となる標識
睦橋(415m)
・福生市 - あきる野市を架橋。
睦橋より拝島駅に徒歩で向かい電車で帰宅。