五反田川は、川崎市麻生区・多摩区を流れる多摩川水系の支流。

・麻生区細山から小田急向ヶ丘遊園駅付近で二ヶ領用水に合流

・全長4.7kmの山地性急流河川。過去に数回氾濫。

 

今回は、水源域に向けて歩いた。

(二ヶ領用水合流部・小田急向ヶ丘遊園駅付近)

左:五反田川、右:二ヶ領用水(多摩川からの分水)

 

(全線がコンクリ―ト護岸の典型的な都市河川)

 

(小田急線と並走:明大生田校舎付近)

 

(五反田神社)

生田駅から急坂を登った高台に鎮座。創建は鎌倉時代。五反田川の由来か。

 

生田駅と五反田川を見下ろす

 

(五反田川の甌穴群)

少なくとも川底は自然地盤で固いことがわかる

 

 

(読売ランド駅で線路を横切る五反田川)

途中で合流が多いため、このあたりの水量は減少。

津久井道を進み、この先の高石歩道橋で右折していく

 

(二枚橋)
1180年、源義経らが奥州平泉から頼朝の下にかけつける途中、当時の橋が粗末であったので、弁慶たちが馬も通れる橋に造り直したという伝説がある。

 

(五反田川細山調整池)

 

調整池の出口はダム形状

 

調整池は平時は野球場として使用されている

 

このあたりになると渓谷的な箇所もある

 

上流部の住宅街を縫う

 

(川崎市の河川管理の始点)

谷戸地形であり、複数の水流が集まる。右側が本流であろう。

 

ここからは暗渠。高低差からはこの道か、あるいは右側から流れている。

 

主要な市道(名称不明)につながっている。暗渠を埋めたコンクリートがある。

 

勾配が上がってきた。周囲は農村風景へ。まあ、このあたりが源流域という感じ。

 

市道は南北の尾根に乗り上げる。いわゆる峠(乗越)である。ここが分水嶺。手前が多摩川水系であり、峠の向こうは相模水系となる。

 

(勝坂)

市道の頂上付近から右折し、尾根道を登ると「勝坂」に至る。

 

丹沢の展望良好(中央左のピラミッド型が大山)

 

ここから新百合丘駅方面に下る。

新百合丘駅付近には「万福寺」という地名があるが、「万福寺」が見つからない。廃仏毀釈かと思ったが、そうではなく、江戸時代にはすでに地名しかなかったようだ。

 

(十二神社)

1711年創建か。熊野十二所神社の別称とも。

境内前の津久井街道の安全祈願の観点からの御嶽信仰も見られる。  

 

マンションが背景。新百合丘らしい。風景。

 

境内は広くかつ整理されている。石仏なども残っている。

 

境内から大山が遠望できる。それだけ高台である。

 

よみうりランド駅で下車して、前回ブログにあげた高石神社などを参拝して、勝坂で形式をみて新百合丘駅に下るとよいコースだと思う。