起点は小田急線百合ヶ丘駅下が車。多摩丘陵の東南に位置し谷戸地形が入り組む。駅前は東西に津久井道(世田谷街道の続き)が通るところ。水平距離に対して上り下りが多い散歩道。

 

<高石神社>

高石神社(標高117m)は、百合ヶ丘駅付近(77m)からいきなり急坂を伸びる。当地域の高台に鎮座。空気の気持ちい神社。

(大鳥居)

 

 

 

 

(拝殿)

江戸時代初期創建で「お伊勢の森」と称された。主たる祭神は天照大神。

明治維新後の一村一社政策により、熊野・春日・八幡を合祀し「高石神社」に改称

 

(本殿)

 

(境内からの展望)

丹沢方面。多摩丘陵の尾根上にあり谷戸との高低が明確にわかる。

 

<香林寺・香林禅寺>

・高石神社を北側に下り、谷戸を横断し、さらに急坂を登る。

・臨済宗建長寺派。1525年に開山された禅宗寺院。

(本堂)

1923年の関東大震災で被災し本堂に被害を受け庫裡が全壊

 

(五重塔)

1987に建立した最新の五重塔。禅宗様式としては日本唯一。高い30m。

新しい宗教施設はとかく悪趣味な場合があるが、ここはとても良い。圧巻。

 

 

 

 

<細山神明社>
(創建)鎌倉時代頃か。旧村社。
(伝説)東向きに本殿を立てたが、一夜にして西向きにかわっていた。守護すべき村に背をむけないとの趣旨らしい。吹き出物や下の病に御利益が有るとの事。

 

(逆さ大門)

関東に三社ある「逆(さか)さ大門(だいもん)」の神社の1つとのこと。
一般的には、参道入口の鳥居から、石段を下って拝殿へと向かう風変わりな神社は「下り宮」という。日本三大下り宮は、①貫前神社(群馬)、 ②草部吉見神社(熊本)、鵜戸神宮(宮崎)。

 

 

有名な寺院ではないが、東京近隣の半日散歩にはおすすめ。いずれの寺院も清々しい空気に包まれている。

 

なお、このあと、謎の菅古墳、五反田川の源流探しを行ったが、それは別機会に。