(散歩の全体)

小田急電鉄の座間駅→秋葉山古墳群→座間駅→鈴鹿明神社→座間神社→相武台前駅

座間駅は、相模川の低地から一段あがった河岸段丘上にあり、秋葉山古墳群方面は、座間丘陵と呼ばれる一番古い台地面となる。イメージは尾根上。

 

(秋葉山古墳群)

海老名市所在。座間丘陵の標高75~80メートルの尾根沿いにある6基の古墳群。

明治時代にはその存在が知られていたが、周囲の宅地化が進む1980年代に本格調査。失われた古墳もある模様。

約1700年前、弥生時代から古墳時代の過渡期に造られた古墳群。東日本における最古級の古墳群のひとつで、2005年に国の史跡指定。まだ未解明の多い古墳らしい。なお6号墳は未調査で史跡指定外。

 

 

個々の古墳に説明板がないので、位置関係はここで把握しておく必要がある。4号と5号が逆になっている点は留意のこと。

 

案内板の手前い駐車スペース4~5台分

 

(1号墳)
典型的な前方後円墳。現地でよくわかる。墳長59m。出土した土器から4世紀代に造られたものとみられる。写真からも前方後円墳ぽさがわかると思う。

 

 

(2号墳)

前方部の短い前方後円墳。儀式用とみられる水銀朱(すいぎんしゅ)の付いた土器が出土。墳長50.5m。3世紀末から4世紀初頭に造営。

 

後円墳は、海老名市の最高点。秋葉社(防火の神)が祀ってあったことから「秋葉山」と呼ばれている。

憲政碑(墳丘上)

かなり唐突。犬養首相暗殺後の昭和戦前期に日本近代の憲政に尽くした政治家の慰霊の為、立憲政友会に所属していた議員が発起人となり建立したものらしい。

 

たぶん「秋葉社」の祠であろうか。


(3号墳)

現状は円墳にしか見えないが、元々は前方後円墳(大正時代記録)。前方部が失われている。墳長推定51m。弥生時代から古墳時代の過渡期である3世紀後半に造られたもので、秋葉山古墳群では初期に属する。棺を納めた墓穴がみつかり、儀式用の水銀朱のついた土器なども発見。

 

なんだろうこれ?物置?撤去するのにも費用がかかりそうだが。

 

 

秋葉山古墳群は南北に連なる座間丘陵上のある。これは東方面を見たもの。

 

反対に西方面を展望し。丹沢山地(大山)の手前の低地は相模川の沖積低地。

 

(5号墳)
全長37.5のm前方「後方」墳。弥生時代の特徴が残り3世紀に造営され最も古い。

 

 

(4号墳)
一辺約20mの「方墳」。秋葉山古墳群では最も新しい。

 

 

(6号墳)

道端にあり看板もない。第4号墳の北250mに位置する。墳形不明。未調査。

 

 

画像、間違っていないか不安。古墳の写真を撮るのは案外難しい。

この後、座間駅まで戻り、そのあと、鈴鹿明神社と座間神社に向かった。