東武伊勢崎線竹ノ塚→春日部駅→東武アーバンパークライン→東岩槻駅

 

(竹塚神社)

竹ノ塚駅東口下車で商店街近くにある。古東京湾の湾岸の自然堤防(微高地)。

祭神:天照大神

創建年代:978年 - 983年

1056年に源頼義が奥州征討に出征する際に、ここに陣を構え松を植えたという。

 

 

「昼寝禁止」!

 

(足立区立白旗塚史跡公園)

白旗塚古墳は「円墳」。東京都指定史跡。古墳時代後期6世紀前半頃推定。
江戸時代後半の『日光道中分間延絵図』には、伊興古墳群が描かれているが、現存するのは白旗塚古墳のみ。毛長川の水運を用いた古代文化圏として何らかの関係か。

 

 

(伊興遺跡公園)

伊興遺跡(いこう)は古墳時代の複合遺跡。毛長川流域に広がる低湿地帯の自然堤防上に立地。縄文時代末頃の縄文土器や、古墳時代前期の遺物などが出土。伊興遺跡は、あまりにも遺構や遺物の量が多いため足立区は遺跡の全てを発掘することができず、保存のため土地を足立区が買い上げて公園整備した。

 

<方形周溝墓>

古墳時代に先立ち弥生時代に出現した墳墓。周囲を溝で囲みなだらかな盛土が特徴

 

竪穴式住居

<展示館>

無料、写真撮影可。

当時の地形。東京湾が入り込んでいて、利根川が直接流入している。左上に大宮台地があり、足立区はその先の低地にある。自然堤防上などに居住。一時は海運の中心地で栄えたのではないかと推定されるが、奈良・平安と進むにつれ米の生産が不利なため衰退していく。江戸時代に日光街道が通過するが寒村だったようだ。

 

 

(伊興氷川神社)
足立区内最古の氷川社。当地は、縄文海進により海中にあった足立区の中でも比較的早く陸地化したため、大宮台地方面から移住が進んだとみられる。彼らが氷川社(武蔵一之宮)から勧請したのではないかと言われている。

 

 

 

(久伊豆神社)

東武アーバンパークライン東岩槻駅下車。線路沿いを進むと、元荒川を渡る歩道橋がある。これを渡らないと大回りになってしまうので注意。

 

東武線の鉄橋

 

(久伊豆神社)

久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)は、岩槻の総鎮守。旧社格は県社。
(祭神)大国主命 

(創建)一説には約1,400年前に土師氏が出雲から大己貴命の分霊を勧進
(分布)元荒川流域を中心に分布。玉敷神社(加須市)が総本社とされている。

 

 

 

岩槻駅まで徒歩(2km強)、岩槻駅は急行が止まるので便利。大宮回りで帰宅。

竹ノ塚周辺に、これほど古い遺跡があるとは驚き。「伊興」の地名の由来がどうしてもわからない。残念。