自宅から散歩。まずは経堂駅まで20分。淡島通り→世田谷線沿い→世田谷八幡宮→豪徳寺→世田谷城址→世田谷通り→駒沢公園通り→自由通り→自由が丘周辺

 

(途中の世田谷城址公園)

 

(奥沢神社)

室町時代に吉良氏の家臣の大平氏が築城するにあたり八幡神を守護神として勧請したもの。本殿裏に弁財天を祭る。もともとは奥沢駅南方にあった湧水池にあったものを移転したもの。

 

(世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館)

宮本三郎(1905年~1974年)は、小松市生まれの洋画家。戦前は二科展を中心に発表を行いながら、雑誌の挿絵や表紙絵の制作でも活躍。戦時中は従軍画家として藤田嗣治、小磯良平らとともにマレー半島、タイ、シンガポールなどに渡り、第2回帝国芸術院賞受賞作品《山下、パーシバル両司令官会見図》(1942年)をはじめ、数々の戦争記録画を制作しました。戦後も創作活動で活躍する一方で、金沢美術工芸専門学校(現・金沢美術工芸大学)、多摩美術大学教授。

 

入場料は200円。大きな美術館ではない

 

今回は「宮本三郎と『日本』」の展覧会。ド素人なりにみていて思ったこと、宮本三郎はすごく絵がうまい。たぶん何を書いてもうまい。でも、西洋美術館に収蔵されている印象派あるいはその少し前あたりの絵にありそうな雰囲気を醸し出している。戦後現代美術が、先にやった者勝ち的な圧倒的な個性とは全く異なるものだと思った。

建物はちょっとくすんでしまっているが、中はきれい。

 

(九品山唯在念仏院浄真寺)

浄土宗の寺院で、都内では最大級の敷地12万㎡。江戸時代に四代将軍の治世に奥沢城跡を下賜されて開山。

 

 

本尊は、釈迦牟尼仏だが、本堂に対面する3つの阿弥陀堂に合計9体の阿弥陀仏が祭られている。9体は、上品上生・上品中生・上品下生・中品上生・中品中生・中品下生・下品上生・下品中生・下品下生の異なる印相を結んでいる(ただ1体が不在のように気がした。修理中か)。ちなみに以前、奈良県の浄瑠璃寺でも九体阿弥陀仏を見たが、真ん中が来迎印だが残り8体は定印だった。

 

仏様を撮影するのはためらわれたので、いくつか代表

 

片道10kmくらいであった。九品仏は、本当は本堂にあがって釈迦牟尼仏を拝観したかったが混雑していた。途中の世田谷八幡は七五三で混雑していた。

 

なお、世田谷美術館にはあと2つ分館がある。割と内容はよいのでお勧めです(200円だから)。