許永中の自伝本。

前半が生い立ち、後半に、KBS事件、イトマン事件、石橋産業事件に言及している。

全般に自己弁護。

 

前半は、正直退屈なのだが、なぜ、若くして巨額の資金を動かせるだけの元手を

形成できたのか、さっぱりわからない。

 

後半も、すべて「巻き込まれ事故」みたいな記述に徹しているし、肝心なことは

書かれていないように思われる。

 

書いてる表面だけみれば、きれいな金の使い方で、しかも巨額資金を動かせる、

贅沢もできる、ということになるのだが、もはや理解不能である。こうした資金源

がどこにあるのか、そこが全く分からない内容であった。

 

昨年夏に出版された本だが、やっと図書館で借りられた。

図書館で借りて正解。