前記事のつづき。
先日の発達相談で、臨床心理士の先生から頂いたアドバイスをまとめます
(今さらですが!まとめておかないと絶対忘れるので!!)
【親の意識を変える!】
「もうすぐ小学生なんだから、このくらいできないと」というのは一旦忘れましょう
長男のペースで、少しずつできることを増やして行けばOK。
【対応】
●求めるレベルを下げて、少しでもできたらほめる。
●視覚優位っぽいので、やることを視覚化する。
●ルールを明確にして曖昧なところをなくす。
●繰り返してルーティン化する
●長男の気持ちを受けとめる
【具体的には】
●片付けができない●
遊びをやめられない、片付け途中で遊び始める。
片付けができないなら、無理にやらせなくて良い。
大人が大方片付けて、本人の大事にしているものだけ自分で片付けさせて、それができたらほめる
●朝トイレに行かない、着替えない●
自分で取りかかるのが難しい。途中で気がそれて何をするのか忘れる。
本人が嫌がらないなら、大人がトイレに連れていく。着替えさせてあげる。
まずは自分でやることよりも、手伝ってあげて行動のルーティン化を優先する。
●朝食に時間がかかりすぎる●
食事に集中できずに手遊び、おしゃべり、姿勢の乱れ、立ち歩き…結局食べ終わらずに、時間がきて食事を強制終了となってしまう。
朝食の量を減らす。時間までに全部食べられたらほめる!成功体験を重ねて、良い方向へ。
●バスに間に合わない●
いつまでも着替えない、ごはん食べずに遊ぶ、食事に集中しない、終わらない、結局時間に間に合わない。
着替えたらごはん食べて…ではなく、何時に何をやるのか決めて、ルールにする。それを視覚化する。
繰り返してルーティンにする。
●道路に飛び出す●
何度注意しても、急に飛び出してしまう。
「道路を渡るときは大人と手を繋ぐ」ルールにしてしまう。
登下校は不安があるなら付き添えば良い。
●気持ちを受けとめてから、要求する●
長男の○○したいという気持ちを受けとめて、「いいよ、じゃぁ△△してからね」という感じでこちらの要求も伝える。
甘えてきた時は、思い切り甘えさせてあげる。
あとは、臨床心理士さんの長男への接し方で学んだこと。
●注意をこちらに向けてから、話す●
ボディタッチして「今から話します」など、長男の注意をしっかり自分に向けてから話すので指示が通りやすい様子。
呼びかけだけでは意識を向けてもらえないことが多いので、これくらいやらなきゃいけないのかと参考になった。
●指示はひとつずつ●
私はついつい「あれしてこれして」と言いがちだけど、指示はひとつの方が良さそう。
●些細なことでも都度ほめる●
できて当然と思うようなこともとにかくほめていた。ほめられるのが嬉しくて、長男がやる気アップ。結果、指示が通りやすくなっている。
発達相談、学ぶことが色々とありました。
正直、病院の診察よりも、日常の困りごとに対してアドバイスをもらえたので、収穫は大きかったです。
(病院では聞き取りのあとは発達障害の説明とか、療育や検査できる病院のこととかで、発達相談とはまた違う感じでした。)
早速、できることを少しずつ取り組み中です。
あとは何より、「もうすぐ小学生なんだから、ということを一旦忘れましょう」と言っていただけて、ものすごく気が楽になりました。
小学校入学を前に、こんな当たり前のことができないなんて!!と親が焦っていたこと、長男のペースに合わない要求をしていたことに気づいて、
無理しなくて良いんだ、この子のペースで良いんだと思えたことは大きかったです。
勉強や運動だったら、「この子のペースで」と思えるのに、生活習慣や精神発達、常識あるかみたいな部分は歳相応を求めてしまうのは何故なんでしょうね…
やはり長男に対して周囲から「しつけがなっていない」「我慢ができない子だ」「態度が悪い」と見られることの不安から、私が焦ってしまうからかなぁ。
でもそれは、私の勝手だよなぁ。
気をつけよう…
少しずつ長男のペースで、ということを胸に刻んで、おおらかな気持ちで向き合っていこうと思います