今日はヨガ教室の日だった。
先生から
「では次はキャット&カウをやりますよ」
と声をかけられると、このポーズをする。
この猫と牛のポーズを2回繰り返すのだ。このポーズは背中の緊張をほぐし、血流を良くして、首や肩の凝りをとる効果があるそうだ。
そんなポーズをしている私の頭の中では、いつも同じ曲が脳内再生されている
『カウ カ〜ウ♪ カウ カ〜ウ♪この牛はいくらで売れる〜う〜〜🎵』
これは『田舎紳士(country gentleman)』という昔つき合ってた彼氏がバンドで歌ってた曲だ。ふざけた歌詞の歌だけど、『いかすバンド天国』に出場して最後まで歌わせてもらえた曲だから結構たいしたもなのだと思うイカ天の時は審査員にギターの人は褒められてたけど、ボーカルとタンバリン担当の私の元彼は、
「テンポがずれてる」
って酷評されちゃってたけどね
バンドの活動期間はすごく短い間だったのに、まさか田舎の50代のオバチャンの頭の中で いまだに脳内再生されているとは、バンドのメンバーも思いもしないことだろう
彼とはイカ天で『田舎紳士』歌った頃にはすでに別れちゃってたんだけどね
でも、確か私から電話したんだ。
「イカ天見たよ〜!最後まで歌わせてもらえてすごいじゃん」
って。そしたら、
「もしイヤじゃなかったら、今度ライブを観に来ないか六本木のライブハウスでやるんだけど…」
と元彼に言われて、
「行ってみたい」
って返事をしたのだ。
そして、上野に住んでるお友達を誘って、方向音痴の私を連れてってもらった。ライブハウスの名前は忘れちゃったけど、地下1階にあるライブハウスだった。
私は学生の頃も就職してからも、インディーズバンドのライブなんて観に行った事がなかったから、花束なんて持ってっちゃって ちょっと恥ずかしかったのを覚えている
なんかすごいたくさんファンがいてキャーキャー言ってて、来なければよかったな〜って思ってたら、ステージが終わったら元彼はすぐこっちに来てくれて、
「来てくれてありがとな」
って笑って花束受け取ってくれたっけ。いい思い出だな
そして、なぜかオバチャンになってから地元ミュージシャンのライブを観に行くのが趣味になった私なのだが、ライブハウスでステージが青紫色のライトになると、あの六本木のライブハウスを思い出してちょっとキュンとするのだ