記憶力がめっちゃ良かった母に このごろ「ん?」と思うところが出てきた。

例えば昨日私が実家に行った時の母との会話


お母さん「私さ〜、先々週 脚の付け根が痛くなって まともに歩けなくなっちゃった時に、整形外科で『明日 障害者の息子を病院に連れて行かなきゃならないので歩けないと困るんですアセアセ強い痛み止め出してもらえませんか?』って頼んで、痛み止めのボルタレン坐薬を出してもらったのね。そしたらなんとか歩けるようにはなったんだけど、坐薬を4日間使ったら肌がカッサカサになってさアセアセ体の水分が抜けた感じしたんだよガーンこわくなって坐薬使うのやめたよ。もしかしたらさ〜こないだ会った元同僚のTさんも、強い痛み止めとか使ってんのかなぁ?と思っちゃった」


おばあちゃん「なんでTさん?」


お母さん「Tさんすごく痩せちゃって首がスジスジで、顔もシワ多くて、年齢より老けて見えたから(こないだその話したのに忘れちゃったんだな…)」


おばあちゃん「Tさんそんなに老けちゃったの?生活が大変なのかね〜?ストレスかな?」


お母さん「だから〜、痛み止め飲んでるせいかな〜って」


おばあちゃん「Tさんどっか痛いの?」


お母さん「うん。前に会った時、足とか腰とか痛いんだって言ってた。だけど仕事やめられないって」


おばあちゃん「ありゃ〜タラー生活が大変でご飯ろくに食べてないのかね〜?」


お母さん「そーじゃなくて、痛み止め飲んでて肌が弱ったのかな〜と思って」


おばあちゃん「Tさんどっか痛いの?」


お母さん「うん…足とか腰とか痛いんだって…」


…と、こんな感じ。なんとなく噛みわない。この『ん?』という違和感から徐々に始まるんだよね認知症って。

まぁ、実家の母は86歳だからそのくらいは年齢相応なのかな照れこれ以上すすみませんようにお願い

どんな出会いがあるのかな〜?見つけるライフワークって何だろ〜?ワクワク照れ 

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こないだの日曜日に元同僚のお墓参りに行った時の話の続き。


元同僚のSさん(私より18歳年上の後輩)は、本当に面倒見の良い人だった。ハチミツ工場の研究室の下っ端だった私達が仕事をする環境は、Sさんが研究室に入ったおかげで格段に良くなった。

例えば菌検査をする時に、何度もアルコール綿で手を拭くので、手がガサガサになりアカギレが出来てしまっても、室長など上の人達は、

「皮膚弱いね〜。終わったらハンドクリームでも塗っときな〜!」

と言うだけだったのに、Sさんは

「若い女の子なのにかわいそうじゃん!」

と言って、すぐに薄手で実験にも使える使い捨て手袋を手配してくれたし、昼休みに、車で皮膚科にも連れて行ってくれた。他にも すごく遅くまで残業しなくて済むように室長にかけあってくれたりもした。とにかくいろいろ助けられたのだ。だから私たち下っ端(元)ガールズは、Sさんには今でも感謝している。


そんな面倒見の良いSさんだから、家族の面倒もよく見ていたようだった。

それなのに、晩年はあまり幸せじゃなかったな〜と思う。

Sさんは60代の頃に30歳年下の彼女が出来たのがバレて離婚になった。今まで住んでいた家は奥さんの物となり、自分の両親とマンションに移り住んだ。長男のA君は、若い女と付き合っていた父親が許せず絶縁状態となった。次男T君は『オヤジしょ〜がねえなぁタラー』と思いながらも、愛想尽かすことなくSさんと仲良くしてたのが救いだった。そしてSさんが介護していた父親が亡くなり、母親と2人暮らしになってからは、出来の悪い弟(三男坊)がいっしょに住むようになった。母親が弱ってきてからは、Sさんはリサイクルショップで洗濯機や冷蔵庫の配達などを頑張りながら家事もこなしていた。その頃は、時々

「エラピー、おまえハンバーグって どうやって作ってる?」

と電話が来たりしていた。Sさんと主婦業の話で盛り上がる日が来るとは思わなかった照れ

Sさんのお母さんが老人ホームに入ってからも、Sさんは弟さんの食事を作り、運転の出来ない弟さんを駅まで送迎していた。

そしてお母さんが亡くなり、ちょっとしょんぼりしているな〜と思っていたら、狭心症になって、腎臓も悪くして、マンションから安いアパートに引っ越して、入退院を繰り返しながら、最後は病院で帰らぬ人となったのだった。


これは息子のT君に聞いた話なのだが、Sさんのお葬式が終わって間もなくの頃、Sさんの弟から電話がかかってきて、

「俺、すぐ上の兄ちゃんを頼って、兄ちゃん家の近くの市営アパートに住む事にしたから!(Sさんは3兄弟)、アパートにお兄ちゃんの骨壷だけ置いてきたからさ〜、あとはよろしくな!

と言われたそうだ。

息子さんが慌ててSさんの住んでいたアパートに行ってみると、スッカラカンに片付いた部屋に、ポツンと骨壷だけが置いてあったそうだ。

息子さんいわく、

「叔父が『俺、面倒なことはわかんね〜から、おまえに任せたから』と言って、ぜんぜん相談にものってくれないんですよアセアセ

との事。ずっとお兄ちゃんの世話になってたくせに なんという弟だムキー面倒なことわかんないとか言って、引っ越し業者の手配とかは やれてんじゃねーかムカムカと、私は怒りが込み上げてきた。Sさんのすぐ下の弟の話は全然出なかったから、これまたあまり手伝ってはくれないのかもしれない。

それに、Sさんが最後に付き合ってた40代前半の彼女は

「父親が脳梗塞になっちゃったし、母親は交通事故にあってまともに歩けなくなっちゃったし、妹は幼い子を連れて出戻ってきちゃったしで、私が頑張って働かなきゃならないのタラーSさんとあんまり会えなくなっちゃうわアセアセ

と言っていたと、Sさんが亡くなる8ヶ月前にSさん本人から聞いた。金の切れ目が縁の切れ目じゃないだろうな?彼女の言った事が本当の事だと信じたい。


とにかく、Sさんの次男T君にだけにすごく負担がかかってるような感じだった。

「兄は、オヤジを嫌ってたからノータッチだし、母親も離婚してる元旦那のことなんてやりたくないだろうし…タラーでも、だいぶ片づいたから大丈夫です!」

と言って息子さんは笑った。

「ほんと頼りになる息子さんが1人でもいてよかったね〜キラキラ

「ほんとT君がんばったね〜キラキラ

と私達はT君を褒めたたえた。そして

「ところでT君って彼女さんはいるの?」

と聞いてみると、

「一応照れ 結婚はしてないんですが います」

との事だった。

「お父さんと同じでめっちゃ年下だったりして爆笑

と言ったら、息子さんは

「俺、42歳なんで30下だったら小学生になっちゃいますよ爆笑同世代の彼女です照れ

と笑った。

なんかすごくよかった〜〜って思ったおねがい自分が落ち込んでる時や悩んでる時に、そばに居てくれる人がいないのってつらいもの。支えてくれる彼女さんがいて ほんとよかった照れ


息子さんから

「今日はオヤジの話たくさん聞けて嬉しかったです。ありがとうございました!」

と言われたので、

「こちらこそ、美味しい焼肉ランチごちそうになっちゃってすみませんでしたアセアセ次回は絶対払うからね!」

と言ったら

「オヤジから『うまいもの食わせるんだぞ』って言われた気がして照れまた来てください!」

と言ってくれ、私達を見送ってくれた。ほんといい息子だキラキラ

お店にSさんが来てたような気がするな〜照れ 息子さんにSさんの良い話も悪い話もいっぱい聞かせたから、

「エラピー!おまえなぁ〜ムカムカ 」

って言ってたに違いない爆笑

何年か前に見たテレビで、

「故人の話を誰もしなくなったら、2度死んだことになりますから、悪口でもなんでもいいから その人の話をすると喜ばれるのですよ」

と言っていた。これからも元同僚と集まったらSさんの話は絶対に出るので、まだまだ消えられないよウシシ


その後、もう1人の元同僚と合流し、お墓に向かった。Sさんの遺言だったらしく永代供養の共同墓地だった。あたりは田んぼや畑の広がるのどかな所だった。横浜もはずれの方は田舎なんだね〜

お線香をあげて手を合わせながら、

「Sさんいろいろお世話になりました。T君いい息子に育ってるね!また来ます」

と心の中で言った。