アトピーの方は、春(3〜4月)に悪化する方が多いです。
 

かゆみが強くなったり、肌が赤くなったり、湿疹ができたり、つらい思いをされている方も多いと思います。
 

ではなぜ、春に悪化するのでしょうか?
 

そして、この時期に悪化を予防するにはどうすればよいのでしょうか?

 

以下は、池内秀暢先生のFacebookの投稿です。
 

※花粉症のことを例に出しておられますが、アトピーも花粉症も免疫の問題なので、症状が悪化する理由は、同じです。


 

 

アトピーや花粉症など・・・アレルギー疾患の多くの方が、3月から4月にかけて悪化するのはなぜか?
 

この時期はスギの花粉が飛び交う時期となりますので、それが悪者にされ、症状悪化の原因とされています。
 

しかし原因はそれだけではありません。私たちの体のほうにも問題があります。
 

というのは、冬の間人間の体は、すべての働きが停滞してしまいます。代謝活動などは、夏と比較して低くなりがちです。
 

ほとんどの生き物も、冬は活動的にならず比較的じっとしているものも多いと思います。

これは自然の仕組みの1年の周期に体が合わせているのです。
 

この停滞から春になりそろそろ活動的になりだす時期とスギ花粉の飛び交う時期が同じになっているため、たまたまスギ花粉に反応しているだけだと思います。
 

ちょうど夜からの睡眠から目覚めて、思考や筋肉や内臓が、活動しだすのに2時間ほどかかるといわれていますが、それと同様に冬の停滞時期から活動の時期に移るときに、体のバランスがまだ目を覚ましていないため一時的に混乱するのです。

 

またこの時期は夜と日中の気温差も大きく、自律神経の体温調整機能なども影響を受けてしまいます。
 

日にちが立ち、体内調整が停滞型から活動型に完全にシフトすれば、症状は安定してきます。

今のうちに・・・起きなさいよ!!  活動しなさいよ!! と 体にシグナルを送っておいたほうが、症状悪化を抑えることができます。

 

それには一番手っ取り早い方法が、運動です。
朝早く起きて、朝日を浴びウォーキングするのもいいと思います。  

最も良いと思われる運動は、少し負荷のかかる坂道連続ウォーキングをお勧めいたします。

 

ご自身の体力に合わせて、上り坂を30分以上・・・休み休みで結構ですから、持続的に歩く。  
 

これは素晴らしい効果があります。1週間に2回程度行うとよろしいかと思います。
 

排便の状態は良くなり、睡眠の質も高まります。また意欲や集中力も出てまいりますので、仕事や家事のメンタルヘルスにも役立ちます。
 

一つの事を実施すれば多方面に複数作用が期待できる・・・これが優れた健康法の定義の1つに入ってくるのではないでしょうか?
 

人間の体は、自然のリズムと同調して体の仕組みも、常々変化していることを覚えておいてください。
 

春の匂いを感じながら山を歩きましょう!!  

体調がすこぶる良くなりますよ!!
 

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当院は、山登りを趣味にしている方たちがおられますが、「山を登ると元気が出る」と言われています。

そして、実際そのあとに施術すると、身体の状態が良くなっています。

山登りはすごい!