呼吸の「吸気」についてですが、【鼻】から吸いますか【口】から吸いますか?
解剖学的にみると、「鼻」は呼吸器官で「口」は消化器官となります。
【鼻】ですが、
鼻腔(鼻の穴からの内部空間)には、鼻毛があります。
鼻毛には吸い込んだ空気に含まれる微細なチリやゴミをキャッチして空気をきれいにするフィルターの役割を果たします。
この、フィルターがあるから、鼻で呼吸をすることが大事だと言われています。
それと、鼻には特別は機能が備わっています。
「加温」「加湿」「濾過」です!
「加温」 空気を温める
冷たい空気が直接体に入って器官を冷やすことになり身体にとっては良くありません。
空気が鼻から入る際に、空気を温めることで肺への負担を減らしています。
特に冬場の冷えた空気を取り込む際に大切な機能になります。
「加湿」 空気を湿らせる
乾いた空気が身体に入る事で、組織を乾燥させる原因になります。
鼻から空気を取り込む際に、加湿する事で肺の負担を減らしてくれています。
冬場になると風邪でもないのに咳が出ることがあるのは、この乾燥した空気が、
喉を刺激することによって起こっています。
「濾過(ろか)」 鼻毛が活躍
空気には微細なホコリやチリをキャッチして綺麗な空気を取り込めるようにする、フィルターの役割を果たしてくれるのです。
「口」には「鼻」ように、いろいろなフルター機能が付いていない為、寒い冬の空気を口から吸ったりするとすぐにのどが痛くなったり、ウィルスなどに遣られてしまいます。
鼻から空気を吸うだけで、身体への負担を減らすことに繋がります。
特にこれからの季節、風邪やインフルエンザなども予防にも、鼻から吸って口から出す呼吸や鼻から吸って鼻から出す呼吸を意識して呼吸を行うことで効果に予防できます。