目の話 | まあ…こんなもんです。

目の話

久し振りに「目の話」。

 

2017年(平成29年)に右目網膜剥離になり手術しました。

2019年(令和元年)から眼圧コントロールの点眼薬で緑内障治療をしています。

そもそも、強度近視です。

10代で視力低下が始まり近視が悪化してしていったとしても、成人以降は進行が下げ止まって視力が安定するというのが一般的なようですが、私の場合は30代40代と年を重ねてからもだんだんとコンタクトレンズの度数が上がっていき、今現在使用しているコンタクトの度数は、右が‐9.50Dで左は-11.00Dです。

メガネやコンタクトの度数ではなく、視力がいくつかなのかはもはや眼科で言われたことがないのでわかりませんが、視力検査のランドルト環など切れ目の方向どころか存在することすらわからないレベルになると、裸眼視力がいくつかなんていう数値はたぶんあまり意味はなく、眼鏡やコンタクトレンズで矯正してどこまで視力が出せるかということが重視される訳ですよ。

で、私、コンタクトレンズで矯正すればしっかり視力1.2まで見えるので、日常生活には何ら問題ありません。

なんなら「ちょっと目が悪いから車運転する時だけ眼鏡かける」っていう人より、全然見えてると思います。

ただし、1年くらい前にコンタクトの度数を上げたのをきっかけに、スマホ画面や書類など手元を見る時、焦点が合わなくなってしまったんですよね。

遠くはよく見えるんです。

でも、手元の文字が読めない。

いわゆる、老眼ってやつなんでしょうか?

近視の人は老眼になりにくいって言われてるみたいなんで、もしかしたら年齢に関係なく、遠方に焦点を合わせる為の矯正がある程度を超えるとどうしても起こってしまう現象なんじゃないかと思ったりもするのですが、どうなんでしょう?

こう見えてそれなりに現代人な私(?)、家の中ではテレビとか見る時間よりPCモニタやスマホ見てる時間の方が長いです。

家の中にいる時に関しては、その方が日常生活に支障があるといっても過言ではありません。

てな訳で、常時コンタクトを使用した上で、手元を見る時にはリーディンググラス(老眼鏡)を重ねて使用するようになりました。

リビングのテーブルと、寝室のベッドサイドにそれぞれ一つずつ置いて、外出時用にバッグにも常に忍ばせ、あまり使わないけど職場のロッカーにも…と、4つも用意してあるんですよ。

これが、かけたりはずしたりかけたりはずしたり、まーめんどい!!

ちなみに起床から就寝まで、起きてる間はずーっとコンタクトが入ってる状態の私ですが、一応、近視用の眼鏡も持ってまして、それは7年前の網膜剥離の手術の後に購入したものでした。

その後矯正度数が何回か上がっているので遠くを見る眼鏡としては不足で、その眼鏡では外出などできないというくらいのだったのですが、就寝直前、コンタクトレンズを外してその眼鏡をかけた状態でスマホを見ると、ちょうどいい塩梅に見えやすいということがわかりました。

じゃあもうさ、家の中ではコンタクトやめて、眼鏡にしたらいいんじゃね?

でも今の眼鏡だと家の中だけ用とはいえやっぱ弱すぎるから、手元にも焦点を合わせられる範囲内でなるべく遠くが見える視力が出せるギリギリの度数の眼鏡を新たに手に入れよう!!と思い至り、眼科でその旨の希望を伝え、

「この眼鏡で車運転することあります?」

「ないです」(即答)

って感じのやり取り確認などしつつ、処方してもらった眼鏡の度数は、右-10.00D 左-10.50Dのレンズ。

このレンズなら、一応、両目でギリギリなんとか0.6の視力を確保しつつスマホなど手元も不備なく見ることができそう。

(上に書いたコンタクトの度数とあまり変わらないというか右に関しては眼鏡の方が強いくらいなんですが、コンタクトレンズと眼鏡では同じ度数でも矯正力や見え方に違いがあるのです)

で、早速、処方箋を持って眼鏡屋に行きました。

選択したのはJINS

娘の眼鏡を購入したことはあるけど、私用としては初めての利用。

どうせ家の中でしか使わない眼鏡なんで、安けりゃ安いに越したことはないってことでね。

フレームの選択はデザインよりも価格重視。

いちばん低価格のラインナップの中から選びましたとも。

最短30分程度で受け渡し可能なのがこのテのショップのウリのひとつだとは思いますが、あえてここまで自分で言葉を選んでましたがはっきり言って異常に近い度数だとは思うので、レンズの在庫が店頭にないことは想定済みです。(ちなみに眼科でコンタクトを購入する時も在庫を置かない度数なので自宅宛てにメーカーから直送してもらってます)

レンズ取り寄せてもらって、約1週間後に受け取ることができました。

はてさて、新しい眼鏡の使い心地はと言いますと…

ま、正直言って、コンタクトレンズより疲れます。

コンタクト装用時より遠くが見えにくいからというより、やはり眼鏡では物の見え方が違うというかどうしても視界のゆがみやひずみが生じてしまうからだと思います。

自分で運転しなければ問題ないかなと思って、夫の運転で食料の買い出しに行ってみましたが、広いスーパーマーケットの店内では幅広い視野で視覚から様々情報を得る必要があるので、ちょっとこれは無理だなと感じました。

が、屋外をぼーっと散歩するとかいうことならむしろさほど支障が無いようにも感じます。

慣れの問題なのかも知れませんが、コンタクトレンズと併用している限りギャップに慣れるのは難しいと思うので、上手く使い分けていけたらと思っています。

と、ここまでは長々、強度近視の視力矯正のお話。

もうひとつ、緑内障治療のお話を少し。

治療と言っても、やってることは毎日欠かさず1日1回、目薬を点眼するだけのこと。

緑内障は眼圧が高くなることで視神経が傷付き視野欠損が生じる病気ですが、一度傷付いた視神経が回復したり失われた視野が元に戻ることはありません。

なので、元通り正常な状態に「治す」というよりは、眼圧を下げる薬を使って「悪化を防ぐ」という目的で行われる治療になります。

という訳で私、毎月眼科を受診して眼圧検査を行い正常眼圧を保てているか検査をし、3~4か月毎に視野検査を受け視野欠損が進行していないかを確認し、半年に1回程度、網膜や視神経の断層画像を撮影するOCTという検査を受けて目の状態を調べるということを行っております。

目薬は毎日使って1か月で無くなる量なので、きっちり定期的に月1回眼科に通うことになります。

眼圧が多少高めでも特に自覚症状がある訳でもないので、うっかり目薬を切らして前日に点眼していない状態で受診したら、検査の数値が高く出て、

「必ず目薬がなくなる前に受診してください!」

と叱られ、当たり前だけどちゃんと目薬に効果があることを知り、それ以来たまに点眼を忘れる日があったとしても受診の前数日間はキッチリ点眼するよう心がけています(オイ)

ところがきちんと点眼を続けていても、眼圧が高めということがたまにありまして。

「目薬まだ残ってます?」

「はい」

「昨晩ちゃんと使いました?」

「はい」

「うーん…?」

ってなことが何度かあって、先月の受診時、カルテをだいぶ前から遡って確認した医師が言うには

「最初の頃使ってた『タプロス』から『エイベリス』に変えてから、時々不安定なことがあるみたいですね…『タプロス』と同じ系統でジェネリックもある薬がありますのでそれに変えてみましょう」

とのこと。

自分でお薬手帳を確認してみたところ緑内障治療を始めてから4年間『タプロス』使用し、『タプロス』から『エイベリス』に変更した理由はちょっと思い出せないのですが、『エイベリス』を使い始めたのは2年前のこと。

2年間使ってからの変更の判断って、ちょっと遅くないですか?

…と、若干の不信感を覚えつつも、院外の調剤薬局へ処方箋を持って行ってお会計してみたら、新しく処方された『ラタノプロスト』っていう薬、『エイベリス』の半額近く安い値段じゃん!!

具体的に言うと、今まで薬代(診察料別)で毎月約980円かかってたのが、470円になりました。

そういうことなら、薬の変更に何も不満もありません。

いや、っていうかやっぱもっと早く提案してくれよ!!って話?

でもって、薬を変更して1か月過ぎる前に都合により早めに受診したのですが、眼圧検査の結果は「正常」

医師は

「うん、大丈夫そうですね」

とうなずいてましたが、『エイベリス』を2年間使って変更の判断だったんだから、1か月で「大丈夫」ってことはなかろう…とまたもや心の中で少々毒づいたものの、値段が安いからまぁいっか、と納得しています。

ちょっと調べてたら、『ラタノプロスト』は『キサラタン』という薬のジェネリック薬だそうで、私『キサラタン』も使ったことありました。

緑内障治療を始める前、網膜剥離の術後にステロイド点眼薬の影響で急性高眼圧症になりました。

上にも書きましたが、眼圧は多少高くても特に自覚症状はないですが、めちゃくちゃ高くなると目の痛みや頭痛やめまいや吐き気、視界異常などキツい症状が発症します。

そこで点眼薬の『キサラタン』と内服薬も使用して眼圧を下げたのですが、内服薬の『ダイアモックス』の副作用で耐え難い頭痛と吐き気に襲われ、痛み止めも追加で処方してもらったという…。

網膜剥離のことは当時連載風にまとめてたので、興味のある方はテーマ別記事一覧から、もしくは2017年11月頃の記事一覧から探してみて下さい。

 

という訳で、久し振りの「目の話」でした。