公立高校…どうする!?
我が家の第二子長男・ゆうたろう(15歳・中3)、高校受験の真っ只中です。
年明けて先月、今月と私立高校2校を受験。
A学院高校は推薦入試にチャレンジして残念ながら不合格でしたが、一般入試に再出願して2度目のトライでなんとか合格。
滑り止めの併願私立校も無事合格。
昨日までに、A学院高校の入学一時手続き(入学金の一部金額を納入)を済ませました。
…というのが現在までの状況。
で、この後には、公立(県立)高校の入試が控えております。
ゆうたろう、1年生の頃から志望校は「県立SS高校」と言っておりました。
たぶん最初は特に深い理由なんてありません。
*県内TOPクラスではないけど偏差値高めの学校。
*母が姉にSS高校受験を勧めてた。
*親しい友達がSS高校志望って言ってた。
*程々に都会で交通の便が良くて通いやすい。
*制服が無難でダサくない。
そんな程度のもんかと。
ま、実際のところ中学生の進学先選択の理由なんてだいたいそんなもんでしょう。
SS高校に関して、私も第一子長女・めーさんの高校受験時に勧めてたくらいなんで、ゆうたろうにとってもいいと思ってましたよ。
でも当たり前ですが、学力が相応でなければ、受験したって合格はできません。
中1、中2時点では『伸び』を期待して「まぁ高い目標を持つ分にはいいんじゃないの?」と、とりあえず賛同してました。
中3になって部活動を引退して受験に集中して向き合う時期が来て、現実的に志望校を考え始める頃に、「ギリギリまでSS高校目指して頑張るのはいいと思うけど、もしSS高校合格が厳しいとなった場合に備えて、他の高校についても検討しておきなさい」という親としての意見は伝えましたが、ゆうたろうはSS高校しか眼中にない様子で…。
夏休み中に各高校で行われるオープンスクールにも友達と一緒に何校か行ってみることを勧めたところ、気が乗らないながらもSS高校以外に参加を申し込んだのがSM高校。
SS高校と偏差値的にそんなに変わらないといえば変わらないのですが、若干交通不便な立地であることと施設・設備の古さに対する不評が定着していて近年あまり人気がない…という印象の高校です。
ただし私としては以前から、世間で言われるSM高校の校風に好ましいイメージを持っていました。
でも実際通う本人が求める高校生活がどんなものなのか、どこの高校でそれが実現できそうなのか、判断するのは本人ですしね。
でもでも何度も言いますが、希望すれば誰でも通える訳じゃなく、試験に合格しなければ入学できない訳で…。
そんなこんなで実際にSS高校とSM高校のオープンスクールに参加して、やっぱりゆうたろうの第一志望はSS高校。
とりあえず学校に提出する進路希望調査や模試での志望校記入欄には「第一志望 SS高校」「第二志望 SM高校」って記入して提出してました…けれど。
まずは第一に公立高校進学希望として、滑り止めに受ける併願の私立高校としてゆうたろうが選択したのが、A学院高校。
ところがA学院、ここ数年で人気・難易度爆上がりの高校で、偏差値ランク的にSS高校と変わらないレベルなので、滑り止めとして受験するにはふさわしくない。
昨年受験した先輩方の中にはSS高校受かってA学院落ちた人もいるって話。
もちろん、ホントに滑り止めになり得る私立高校も受験しますが、こうなってくるともはやこうなってくるともはや「第一志望 SS高校」「第二志望 A学院高校」みたいな空気になってくる。
A学院、これまた姉・めーさんも公立の滑り止めとして受験した高校で、めーさんが第一志望の公立高校にめでたく合格した結果A学院には入学しないとなった時に、何故か私の中でちょっとだけ残念な気持ちが芽生えたというくらい、いい学校ではある。
だからもう、それ(「第一志望 SS高校」「第二志望 A学院高校」)でもいいかなぁとも思ったんです。
公立の願書提出は私立の合格発表の後なので、もしもA学院高校不合格だった場合には、SS高校受験を考え直せばいいか…と。
でもねぇ…『伸び』を期待して応援してきたんですが、伸びないんですよ。
模試の合否判定は相変わらず『C』
もっと具体的に、模試受験者でSS高校を第一志望としてる人数の中で、ゆうたろうの順位はSS高校の定員よりもだいぶ下の方。
という状態で迎えた私立A学院高校の推薦入試、不合格でした。
A学院、一般入試で合格できる可能性はまだあるけど、たとえA学院に合格できたとしてもSS高校合格は絶望的なんじゃないか…?
もしなんとかA学院に合格出来たら、もう第二志望は叶ったってことで、望みが薄いSS高校を受験する必要も他の公立を受験する必要もないんじゃないか?
それとも第二希望のA学院が確保できてるならダメもとでも当たって砕けろでも諦めずに第一志望のSS高校受験するべきか?
そしてA学院が一般入試でも不合格だった場合は?
第二志望が断たれたならましてや第一志望に望みを賭けてSS高校を受験して、やっぱりダメだったらすっぱり諦めがついて、気持ち切り替えて滑り止めの私立高校に通うか?
っていうかA学院だろうが滑り止め高校だろうが、高校卒業後のことも含めて考えた上で本当に私立高校進学で問題ないのか?
ぐらぐら気持ちが揺れました。
本人じゃなく、親が悩んだって仕方ない。
だけど、そりゃ最終的に決断するのはゆうたろう本人だけど、参考意見にしてもらうべく親の考えを述べるのは別にいいよね。
ってことで、上記の迷いをすべて伝えた上で、私の意見の結論として
「A学院の合否に関わらず、SS高校ではなく、SS高校よりは合格の可能性が高いSM高校を受験して欲しい」
と伝えました。
SS高校に固執せずに、親の意見に耳を傾けて考え直して欲しい。
考えを変えて欲しいということではなく、検討した結果やはり希望は変わらないということであればそれでもいい…と。
そして、自室に籠って(たぶん)受験勉強をしているゆうたろうに、夫が
「受験についての話し合いをしよう」
と持ち掛けたのは、私立一般入試が終了した後、合格発表の2日前の土曜日のこと。
ゆうたろう、部屋から出てきて
「はい!」
とクリアファイルを突き出してきました。
中身は県立高校の願書の用紙で、出願先は「M県SM高等学校」と記入済みでした。
「もう話し合わなくても、決めたのね?SM高校でいいのね?」
と確認すると、
「うん」
というお返事。
話し合うまでもなく結論が出ました。
もちろんあっさり決まったわけではなく、ゆうたろうの中では悩み抜いて出した結論だと思います。
男子だからか、ただ単に口下手だからか、思考の変遷を途中報告とか全然してくれなくて、こっちはもどかしい思いをしたりもするんだけどね…。
という訳で、その話し合いの後、私立の合格発表があり、中学校に公立高校の願書を提出しました。
ゆうたろう、県立SM高校の入試まで、1か月切っております。
元々の第一志望SS高校よりは多少望みがあるとはいえ、決して安全圏ではないです。
それでも第二志望のA学院高校の入学は確保できてるので、少しは精神的余裕があるかも。
ここまでくると親から言うことは『本番までは全力で、本番はリラックスして頑張れ!』の言葉以外なし!です。