おはようございます
昨日は結局どこへ行ったのかというと、
ちょっと薄汚れたお顔がキュートな桃太郎のいる、
岡山。
最後1回分の青春18きっぷ、どこに行こうかな〜と楽しく悩む私に、旦那さまの「まぁ、岡山あたりだろうな。」という余計な一言。悩む楽しさも一気に吹き飛ぶので、そういう余計な一言、ほんとやめて欲しいです
それもあり、意地でも岡山以外にしようと色々と調べましたが、滋賀や和歌山は行ったばかりだし…。結局ムカつく事ながら、日帰りできる所でマンホールカードの未収のある岡山に行くことに
しかしカブトガニ博物館は休館日、高梁市のマンホールカードのついでに備中松山城はどうかなと思いましたが、どうやらお天気があまり良くない上に、20分ほど滑りやすい山道を歩くとか…。人もあんまりいなさそうだし熊が出たら怖い
そうだ!マンホールカードに拘らず、お城スタンプの線で行こう!
と、前から行きたかった古代の山城、鬼ノ城に行こうとしますが、ビジターセンターまでのバスは土休日のみ。しかもやはり山城だからお天気が気になる…
そんなわけで、今回は駅近のお城、
備中高松城
に行くことにしました!マンホールカードは珍しくナシです
すぐ近くに大好きな吉備津神社もあるし、初詣も出来る〜!
という事で、昨日は張り切って朝の7時には神戸駅に到着
この時間に出発しないとその日のうちに帰って来れない可能性大なのです
今回乗った電車のルートです。
岡山で1時間近くの待ち合わせ時間がありますが、神戸をこれより遅く出ると備中高松に着くのがもっと遅くなるので仕方がありません。
JR吉備線はだいたい1時間に1本くらいしか電車がありません
あまり見かけない、姫路から岡山行きの直通電車に乗れたのでラクでした。いつもは相生で乗り換える事が多いのですが、みんなで一斉に乗り換えるので、人が多くて座れない可能性大なんですよね。相生から岡山は地味に時間がかかるので、出来れば座っておきたいんです。オバチャンはすぐ疲れるの
まあでも姫路からでもお客さんはそこまで多くなく。
朝もや?の中を疾走。(窓も少し汚れていますが)
神戸から2時間ちょっとで岡山に到着〜!
姫路からこの黄色い電車で来ましたよ〜!
またまたやって来ました!
もーもたろさん、ももたろさん♪
岡山駅のタリーズで、デカフェのカフェラテハチミツトッピングで時間を潰します。(伊藤園の貸切歌舞伎の時にお土産で頂いたタリーズカードを初使用!)
この待ち合わせの間に岡山城に行って、JR西日本のWESTERのお城スタンプラリーを取りに行こうかと思いましたが、1時間弱ではちょっと時間が足りませんでした
1時間後、岡山からJR桃太郎線(吉備線)に乗り、備中高松へ向かいます!
こんなとこに駅名標があるの初めて見ました
桃太郎だけにピンク
何やらどでかい鳥居が見えて来たと思ったら、
すぐに備中高松駅に到着です
秀吉の水攻めが有名なお城らしい
ローカル色満載な備中高松駅
ここから備中高松城跡までは歩いて10分くらいらしい。
線路を渡り、
途中、『史跡ふなはし』。
こちらも高松城の戦に関わる場所。
岡山のマンホールを見ますが、全部桃太郎
そして割とすぐに備中高松城跡に到着。
右の縦長の看板は、水攻めの時に築いた築堤の高さだそうです
現存する築堤跡の高さは本丸の高さよりだいぶ高かったようですね。
(と言っても良く分かってません…。水攻め?ナニソレ)
備中高松城跡は築堤の跡と言っても過言ではないらしい。
入り口すぐは三の丸跡。
こちらは水攻めの時に城を取り囲んだ武将の配置を示したもの。
ほうほう、東側には大将の羽柴秀吉が陣取った訳ですね。
そして備中高松城址資料館へ。
と、ここに着いた途端、中から出て来たスタッフのおじさまに声をかけられ、なんだか『早く早く!』と急かされる私?
なんだなんだ?と思いつつ、傘を急いで閉じて言われるがままに中へ。
資料をもらい、「案内したいんだけどこれから行かなくちゃならないので、このビデオをゆっくり見てね」と。なんなんだー
出ていかれたおじさまのいう事を聞き、せっかくなので水攻めについて知識を得ます。
戦国時代、織田信長は領地拡大のため、羽柴秀吉を西国の担当武将として送り込み、播磨の三木城、因幡の鳥取城を兵糧攻めにして落城させた
天正10年に秀吉は山陽を西進し宇喜田家軍勢も率いて備中高松城を最前線に毛利軍と対峙した。
しかし力攻めをする事ができず、軍師・黒田官兵衛が考えた水攻めに取り掛かった。
蛙ヶ鼻から2.7km、高さ7m、工事期間は12日間で周辺の百姓にお金や米と引き換えに土を運ばせたという。
足守川の水を引き入れ、高松城を湖の孤城にしたのである。
その間に織田信長が本能寺の変で殺害されたがそれを隠し、高松城主の清水宗治の切腹を主張して講和を結ぶように説いた。清水宗治は湖上に船を浮かべて自刃し、織田方と毛利方の和睦が成立した。
と、水攻めに関する概要はこんな感じです。
なんと、涙無くしては見れないビデオではないか!(泣いてないけど)
高松城主の清水宗治公は、秀吉の用意した小船に乗り、『誓願寺』という舞を舞った後に辞世の句を詠んで自刃されたそうな。
資料館は二の丸の端にあり、この窓から本丸の辺りを見る事ができます。
本丸は少し高さがある場所で、水攻めの時も本丸は沈まなかったという。
そして忘れそうになりましたが、ここで続日本100名城のスタンプを押します〜。
続日本100名城、1城目は三原城。2城目は備中高松城
向こうの木がある所が本丸跡。ちょっと高くなっていますね。
しかし、
公園内は整備中との事で、本丸の周りをぐるりと回りましたが、どこからも入れませんでした
なので仕方なく遠目で、あの辺りが清水宗治公の首塚かな。
築堤跡。
築堤跡の前にあった和菓子屋さんに入ってみました
水攻め饅頭は予約優先ということでありませんでしたが、宗治饅頭(黒と白)と備中栗饅頭を買いました。
昔ながらの和菓子屋さんで、とても優しいおばさまが相手をしてくれました
宗治饅頭、優しい甘さで美味しかったです
話を聞くとどうやら本丸跡に入れないのは、桜の木が老木になったため、その手入れをしているからとの事。そういえば目の前でチェーンソーで木をガツガツ切ってました
夏はハスの花がキレイなのよと。お店の中に飾られている写真を撮らせていただきました
ここは春か夏に来るべきですね
もう一度公園内に戻り、蓮池を発見。
ここが夏はあの写真のようになるんですねぇ。なんかちょっと残念
少し高いところから。
昔、水攻めがあったとは思えないです。
すぐ近くに、清水宗治公自刃の跡があるとの事で行ってみます。
ここに船を浮かべて自刃されたんですね。
こちらに手を合わせて来ました。
その少し離れたところにある、『ごうやぶ遺跡』(木のところ)。
清水宗治公の家臣らが宗治公の後を追って刺し違えた場所だと言われています。
そしてまた吉備線に乗り、岡山方面へ戻ります。
続く。