子育て論は
子どもを尊重する事が大切とか
いいところに注目するとか
学ぶほどいろいろありますが
そんな事してきたら
子供がわがままに育つのでは?と
心配になりませんか?
こどもを尊重することと
甘やかしを履き違えてしまう事が
あるのではないでしょうか?
何でも子どもの望みを
叶えるのは甘やかしですね。
例えば習い事に行く日に子供が
今日は行きなさたくないと
いってきたらどうしますか?
行きなさいと行っても
子供が泣くと根負けして
子どものいいなりになったりすると
子供は泣きさえすれば
親は自分の言うことを聞くと
学習します。
行かないなら習い事は辞めると
きちんとルールを決めておいて
その通りにしなくてはいけません。
子どもに結末を体験させるのです。
毅然とした親の態度が大切です。
この対応から子供は何を学ぶのか
という視点を持ちたいです。
最近になり褒めることの
危険性が指摘され始めています。
コロンビア大学と
スタンフォード大学の
共同研究により
褒め方によって子どもたちの
チャレンジ精神や態度が
どのように変化するかを調べました。
10歳から12歳までの
子どもたち約400人に
知能テスト(パズルのようなもの)
を受けてもらいました。
実際の点数は明かすことなく
「あなたの成績は
100点満点中80点でした」
と全員に伝えます。
その後、子どもたちを
3つのグループに分けます。
そして、子どもたちに
以下のようなコメントを伝えました。
グループA「頭がいいね」
グループB「よく努力したね」
グループC コメントなし
さらにその後、子どもたちに
誰でも解けるような
やさしい問題と難しい問題の
どちらかを選んでもらい
チャレンジしてもらいました。
「褒める=能力を伸ばす」
と考えると
「本当に頭がいいんだね」と
褒められたグループAの子どもたちが
自分の能力に自信を深め
難しい問題にチャレンジしそう
だと推測できます。
しかし、結果は予想を覆すものでした。
グループAの「頭か?いいね」
と褒められた子たちが
難しい課題を選ばなかった
割合は実に65%。
グループBの「よく努力したね」
と褒められた子に関しては10%、
グループCのコメントなしは45%。
つまり、能力や才能を
褒められた子たちの大半は
難しい課題にチャレンジ
しなくなったのです。
ある脳科学者の方は
この結果について以下のように
コメントしています。
『頭がいいね』と褒めることが
子どもたちから難しい課題を
やろうとする気力を奪い
より良い成績を大人たちに確実に
見せられるやさしい課題を
選択させるという圧力
として働いていたと考えることができます。
褒める事自体が悪いことでは
ないですが褒めるタイミングを
間違えてはいけないということです。
日頃のこどもの様子をみて
努力の過程をほめてあげる事が
大切だなと感じるお話でした。
100点をとった事を
褒めるのではなく
努力している姿勢を褒める
という事です。
そのためには日々の様子を
きちんと見守る事が大切ですね。