やぁ、また会えたな、嬉しいぜ!


部活を不完全燃焼のまま引退してモヤモヤする日々。しかし時は待ってくれません。

そう、1番のイベント『大学受験』がもう目の前に迫っていたのです。

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それではレッツスタート!


大学受験。それは多くの人にとって人生の大きな節目となるイベントです。僕もまた、高校3年生の冬、なんとなくその大舞台に立っていました。特に行きたい大学があったわけではありません。ただ漠然と「国立大学に行ければいいな」と考えていた程度。いわば、中の中くらいの成績で、無難な進路を求めていた一人です。

 


しかし、そんな僕にも受験期の一瞬だけ、別の夢が輝いて見えた瞬間がありました。

 

それは「サッカーの指導者へなるという夢」


大学受験の勉強を進める中で、ふと胸に込み上げてきたのは、高校時代のサッカー部での悔しい思い出でした。部活を辞め、再度戻ったものの結果を出せず終わった自分。その不完全燃焼感が「サッカー指導者」という新しい夢を描かせたのです。僕はサッカーの指導者を養成する専門学校に行きたいと思い始めました。

 


ある日、そのことを父親に相談しました。これまで父は、僕のやりたいことに反対したことなんて一度もありませんでした。しかし、その時ばかりは、なんだか悲しそうな目をして、やんわりと反対されました。

 


「大学には行っといた方がいいんじゃないか」

正直、それを聞いた僕はかなりショックでした。「俺がやりたいって言ってるのに、なんで反対するんだ?」と。ただ、今になって思えば、僕が専門学校に行きたいと言い出したのは、受験勉強から逃げたかったからなんだろうなと思います。当時の僕にはそんな自覚はありませんでしたが。。

ただ親父はそれ(受験からの逃げ)に気づいていたので、大学進学を進めたのだと思います。

 


  モヤモヤを抱えたまま迎えたセンター試験

 

専門学校という道が閉ざされてしまった僕は、仕方なく大学受験の勉強に戻りました。しかし、心の中ではモヤモヤが残ったままで、なかなか集中できませんでした。そしてついに、大学受験の第一関門であるセンター試験当日がやってきたのです。

 


1日目を終えた僕は、手応えがあるような、ないような微妙な感覚でした。翌日の朝刊には1日目の問題と解答が掲載されることを知っていましたが、学校の先生からは「絶対に見るな」と釘を刺されていました。

 


でも、そんなの聞くわけがありません。「結果を知らずしてどう2日目の戦略を練るんだ」と、自分を正当化して新聞を広げました。結果を見ると、なんとなく「思ったより若干悪いくらいかな」と安心し、2日目に挑むことができました。ただ、先生に言われたことを無視するあたり、この頃から僕はだいぶ捻くれていたのだと思います。

 


  志望校を下げるか、攻めるかの選択


センター試験が終わり、自己採点をした結果、想定よりも悪いことが判明しました。「これ、志望校下げないとやばいかな」と悩みましたが、ここで逃げたら自分が嫌になると思い、攻めることを選びました。


問題は、志望校の二次試験に英語が含まれていることでした。僕は英語が苦手で、正直このままでは戦えないと思いました。そこで両親に頼み込み、家庭教師をつけてもらうことにしました。ここまでは「よし、やるぞ!」と意気込んでいたのですが…。

 


  家庭教師との壮絶な戦い(からの逃亡)

 

当日、僕の家に現れたのは、ハゲ散らかったおじさん。外見はさておき、問題はその指導内容でした。正直、何を言っているのかまったく理解できず、「本当にこれで成績が上がるのか?」とすら思えないほどの自分にとっては絶望的な状況でした。家庭教師を派遣した塾曰くこの方が「No.1講師」とのことでしたが、僕は今でもそれを詐欺だと思ってます笑

全10回のコースを依頼していましたが、耐えきれず4回目で脱落しました。

 

この時の母親の落胆ぶりは今でも忘れられません。「あんた、あれいくらかかったと思ってんの?」と、何年経っても嫌味を言われます。そう、僕は家庭教師から逃げたのです。

 


  二次試験本番、「簡単すぎる!」という手応え

 

家庭教師に頼るのをやめ、学校の先生に質問したり、自分で勉強したりしながら、二次試験を迎えました。そして試験当日、会場で問題を開いた瞬間、僕は驚きました。「めちゃくちゃ簡単じゃないか!」と思ったのです。これまでの苦労が報われたような気がしました。英語の問題もスラスラと解け、手応え抜群。家庭教師から逃げたことを少し後悔しましたが、これで勝てると確信しました。

 


  合格発表、そして受験の終わり

 

しかし、合格発表までの期間は本当にそわそわしていました。いくら手応えがあったとはいえ、センター試験の結果が悪かったので、最悪のケースも頭をよぎりました。そして迎えた合格発表の日。ネットで結果を確認すると、そこには「合格」の文字が!嬉しさのあまり、画面を何度もスクロールしては確認しました。

 


  家庭教師からは逃げたけど、志望校からは逃げなかった

 

こうして僕の大学受験は幕を閉じました。振り返ってみると、家庭教師から逃げたこと、専門学校の夢を諦めたこと、センター試験で先生の言いつけを破ったことなど、ツッコミどころ満載です。でも、志望校から逃げなかったことだけは、今でも誇りに思っています。

 


受験は人それぞれのドラマがありますが、僕の場合は笑い話にしかならないかもしれません。それでも、最後まで自分の選択を信じた結果、なんとか目標を達成できたのです。これを読んでいる受験生の皆さん、諦めずに自分を信じてください。そして、もし家庭教師をつけるなら、慎重に選びましょう(笑)。

 

後日談として

大学合格者の中で僕が一番センター試験の点が低かったです!!笑

 

 

この物語はフィクションかも。。

 

https://x.com/orechatta/

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