発症から5日目、川崎病と診断されいよいよ治療が開始されることになりました。
先生が川崎病についてのパンフレットを持ってきてくださって、治療の流れを説明してくださったのですが▽
川崎病の治療では、免疫グロブリン療法という治療が行われるとのこと。
川崎病はそもそも、全身の血管が炎症を起こす原因不明の病気で
▲ここに書いてあるように、血管の炎症が進んで、冠動脈が拡大し、冠動脈の異常(冠動脈瘤など)ができないように治療、管理をするとのことでした。
その冠動脈瘤を減らす治療法というのが
免疫グロブリン療法と、アスピリン療法の2つを組み合わせて行うということだそう。
しかも、免疫グロブリン療法は、急性期(発病から9日以内)に行うものだそうで…
症状がわかりやすくはっきりと揃ってくる場合はすぐに治療を始められるけど、
川崎病と思われる症状が短時間で消えてしまったり、同時に風邪をひいてもいたりする場合などなど…他の病気との区別が難しい場合もあるそうで
息子は辛い数日だっただろうけど、ガッツリと症状が出てくれたことはある意味、不幸中の幸いだったのかな…
◾️免疫グロブリン療法は、点滴。
◾️アスピリン療法は、1日3回食後の飲み薬。(これがとても苦い飲みづらい薬で厄介)
これが早速、この日のお昼から開始されることになりました。
川崎病なのか、なんなのかまだ確定しなかったとき
“もうなんでもいいから、とりあえずこの川崎病の治療を始めちゃってくれ!!”
と思ったけぺでしたが
この治療にはリスクがあるようで…
(普通に考えても、リスクが無けりゃお医者さんもとっくにやってるよね)
この点滴は、人の血液から作られた血液製剤だということで、同意書にサインを求められました。
もちろん色んな感染症とか、あらゆる危険を除外して作られたものだけど、万が一のためということのようです。
この川崎病パンフレットにも、どのようにして作られているかということが詳しく載っていました▼
万が一のときのため、
投与された記録は医療機関にて20年間保管されるそうです。
さらに、点滴を準備しにきた看護師さんから
「病院で保管される記録とは別に、点滴に貼ってあるナンバーのシールは入りますか?」
と聞かれました。
病院で記録はきちんと保管されるので、どちらでもいいようなのですが、
「貰われる方は、皆さん母子手帳に貼られてるみたいですよ」
とのことだったので、一応いただいて貼っておいています。
点滴はお昼ぐらいにスタートし、翌日の朝方頃に入れ終わるのでトータルで半日〜1日ほどでした。
この日は、クリスマスだったのでおやつの時間に看護師さんから
ケーキが〜
そして、全部食べた!!
これは…!良い兆候かも…!?
と思ったのも束の間…
夕方の体温は相変わらず39度台、さらに夕食も1割ほどで終了…
さらに、1日3回のバイアスピリンの薬が
まーーーーーとにかく苦いらしく苦戦
それでもどんどん時間が経つにつれ良くなっていくだろう!
そう思っていたのに、寝る時間あたりから
「ここが痛い…」
今まで言っていたリンパのある首のところではなく、首の後ろ(後頭部?)の辺りが痛いと言って泣き出し…
良くなるはずなのになんでだ!?頭痛?!副作用?!なんで?!?効いてないの!?!
看護師さんにも伝えたけど、
「んーー…寝違えちゃったのかなあ…」
と、なぞのまま…。
その晩も息子はうなされ続け(けぺは首?頭の後ろ?をさすり続け…)6日目の朝を迎えました。
つづく