最大の親不孝… | 主婦、晴れときどきくもり。

最大の親不孝…

母がいない生活もしばらく経ち、私は家事にも少し慣れ、なんとか日々過ごしていました。

その頃になると、近所にすむ叔母が夕方になると夕飯の支度を手伝いに来てくれるように。

叔母は料理があまり得意ではありませんでしたがあせる
それでも、毎日寂しい思いでいた私には少しの時間でも来てくれる叔母に、感謝の気持ちでいっぱいでした。

ある日、私が帰るより先に叔母が来ていました。
玄関前には、叔母の自転車がひらめき電球

家に入ると叔母の姿がない。
あれ?
とりあえず自分の部屋へ。

そこに、叔母がいました。

手には、私の日記が…。
慌てて日記を引き出しに直す叔母。
そして、何事もなかったように

「おかえり」


思わず、家を飛び出しました。
悪い事に、小雨が振りだしていました。

怒りに任せて出たものの、雨はどんどんひどくなる。
制服がびしょびしょになっていきます。

その頃の私は、数人の友人には両親が離婚をしたと話をしていました。が、相変わらず母の詳しい事を誰にも話せずいたので、その辛い気持ちを日記に書いていました。

叔母が読んでいたのは、その日記…。
一瞬で目に焼き付いた、見たくない光景。

感謝していたけど…一瞬で怒りに変わりました。

その事が一層、大人への不信感を増長させ、私は大人へ心を開けなくなっていきました。

しばらく雨に濡れながら、近所をさまよっていると傘をさした叔母が私を探しに来ました。

私は一言、
「もう来てもらわなくていい」

叔母に告げ、一人先に家に帰りました。
しばらく部屋に閉じこもりました。

もう顔も見たくない。
思春期の私には、きつい現実ばかり…。
信頼できる大人はいない…。



そして、またまた私に追い討ちをかける出来事が。

夕方、家には私一人。

家の電話がなり、何気なくとる。


「……」
しばらくの沈黙ののち…

「…かなママ(実際は私の名前)?…」

どくん。

心臓が苦しくなる。

次第に鼓動が激しくなる。
どくん どくん ばくばく…


母さんだ。


そう認識した瞬間、


電話をきっていました。


今思うと、私は母に酷い事をしたのだと思います。

どんな親でも、私をこの世に産み出してくれた母。
それだけでも、感謝の気持ちを持つべきなのに…。

今、自分自身が子供を持ち、そう思える。

私はその時、人生で一番の親不孝をしました。


でも当時は、まだ中学生。
そんな事考えられない。

私は母を憎んでいました。




Android携帯からの投稿