「この世の悪を斬る」
ハードボイルド小説
〇この世の悪を切りまくる、、、この世の妖怪と魔界転生の亡霊たち

(1)死に損ねた怨霊たち

警視庁特捜班特任課が設けられた、責任者に近藤勇警視正が着任してきた。特任課の構成捜査員は8名だった。
副捜査主任は土方歳三で残りの7名はそれぞれ、、沖田総氏、斉藤一、永倉新八、藤堂平助、山崎勤、南道子、倉田里美の捜査員だった。それぞれ、部署の違った警察官だった。
共通点は武芸に秀でていることであった。
射撃、剣道、柔道、空手そして合気道などである。
「私が近藤です。。。凶悪犯人逮捕のために,構成されたあくまでも犯人撲滅の捜査班です。。。。
ビシビシ、悪人を取りしまるのでよろしくな。。。」
「直接の指示は土方主任が担当するので、、、指示に従って欲しい。。」
「私たちの特別捜査班特任課は常に、拳銃を所持することが決められている。。。悪人に対しての拳銃使用は特別に許可されているから、、、遠慮するなよ。。。」
「私たちの特別捜査班特任課は、どこの担当とも独立して、捜査にあたってよいから。。。悪人逮捕、撲滅には捜査権限が特別だから、、、遠慮するなよ。。。」

(2)特別捜査班特任課、動く

今回、創設された特別捜査班特任課全国警察官のはみ出し者ばかりの集まりだった。規則を守らず、上司の言うことを聞かず、、、そして、武芸のつあものぞろいだった。しかし、犯人逮捕には容赦なく立ちむかう警察官だった。
そのはみだし警察官が警視庁に集結されたのであった。
班長には警視庁きっての剛腕警視の近藤勇が任命された。
上司に対して犯行罪で罰をうけている。
副主任の土方歳三は正当防衛ではあるが犯人を銃殺している、、、5人の殺人犯と強盗犯人を射殺している。
沖田総氏は土方歳三の腹心で、常に歳三を守っていた。
斉藤一は剣の達人で、居合切りが得意であった。
それぞれが各捜査員ともに武芸の達人であり、、、全国警察署管内で問題を起こしている、、、しかし、班員検挙率は抜群であった。
容赦なく、手段を択ばずに逮捕している、、、生きているかは言えないが、、、、
その警察官ならず者が集結されたのであった。
警視庁での管理は大川戸警視正刑事局長だった。
赴任して初めての事件が起きた。
警視庁特別捜査班特任課に招集された。
特任課の捜査室は地下の記録保管室だった。
捜査には関係ないので、誰一人苦情を言うやつはいなかった。
最初の指令は、大川戸警視正刑事局長からあった。
「これからの指示は、全て近藤班長からと言うことになりますから、、、、よろしくお願いします」
今回の捜査は誘拐事件だった。
大物政治家の竹林剛三の孫娘が誘拐されたのであった。
犯人の要求は身代金5億円だった。
マスコミには触れないように、隠密裏に捜査して欲しいので、特任課に命が下った。

(3)誘拐犯との攻防

警視庁特別捜査班特任課の一回目の捜査会議が開かれた。
近藤警視班長からはいつもの訓示が有った。
そして、土方副主任からは、、、
「今回の誘拐事件は早急に解決したいので、みんなで力を合わせて頑張るように、、、今回は個人プレーは認めないから。。」
誰をあげても個人捜査が得意な連中ばかりであった。
「いいか、、、全員で事に当たるように、、、的を間違えるなよ。。。」
土方副指令の指示で、命令で動いた。
今回の誘拐は恨み事で起きている、、、、行ってみれば単純な事件だ、、、だから、竹林剛三に恨みを持っている奴を徹底して探せ、、、、その号令の下に動いて、誘拐犯はすぐに探し当てた。
竹林剛三に潰された身内の会社経営者である、竹林与一の犯行と分かり、孫娘は救助された。
今回の特別捜査班特任課の動きは目覚ましかった。
事件解決後、特別捜査班特任課での会議で、大川戸警視正刑事局長から特別な訓示があった。
「近藤警視正を出頭に9名全員に特別指示が出された。
全国警察の悪行と言われる「うみ」を絞り出して、健全な警察組織を作り上げることを目的とする」
ための特別組織である。
そのために、因果関係や、血縁関係でのつながりを一切無視した組織を作り上げることに意味があった。
過去から、目には見えない影の力あるような、、、恐ろしい力が作用する国家に対抗するための新しい力を生み出すための組織力を作り出したようんな、、、、

(4)新しい力、、、権力に負けない力

警視庁特別捜査班特任課に課された任務は警察の組織の中に渦巻く黒い噂を一掃することであった。全国規模の警察組織を浄化することは不可能に近いけれど、少しでも消し去ることが目的であった。
そんために全国の警察官の中で、因縁、ゆがみのないものを抜擢したのであった。行ってみれば組織に馴染まない変わり者だ。
そして、警察に何らかの恨みと言いうか、犠牲を強いられた連中の集まりでもあった。
班長の近藤警視は北海道きっての警察官であり、その出世を望まれていたエリートであったが、家族の事で事件を起こして、今に至っている。
副主任の土方警部は大阪府警のやり手刑事だった。その手法が強引しすぎて、今回の人事になった。
他の選ばれた刑事もそれぞれに問題があった。しかし、事件解決に対しての取り組み方、犯人逮捕に関しては群を抜いていた。
それらの猛者を束ねるのが、大川警視正刑事局長であった、エリート官僚であったが、どこか官僚崩れのところがあった。そして、警察官を貫くために、独身でいた。彼には警察官としての覚悟があったのであった。
そんな特別捜査班特任課には大川警視正刑事局長から、一度だけ訓示があった。以後は近藤班長からの指示だけだった。
近藤班長からの指示は、、、警察関係の黒い噂の情報を出来るだけ集めろ、、、と言う指示であった。
そして、集めた情報から土方副主任の指示で動き出した。
集めた情報の中から、最近起きた贈収賄事件の捜査だった。

(5)切り込み捜査

最近起きた贈収賄事件で、大手建設会社の入札問題が絡み、営業係長の杉田紘一係長が自殺した、世間的には責任を取っての自殺とされていた。
特別捜査班特任課の土方副主任は他殺とみていた。部下の沖田と斎藤に捜査をさせ直した。
徹底して調べるようにと。。。そして、永倉と藤堂にも自殺した家族の事を調べるように指示をした。
また、調査で器量を発揮する山崎にも会社そのものを調べさせた。
まず、沖田と斎藤は本人関係を調べた、、、自殺するような人間なのか、、、責任を取るような人間なのか、、、徹底して同僚関係、友達関係を調べた。
どうも、責任を取るような性格ではないような、、、調子のよい人ような性格であった。
どうも、付き合いかあみて、やくざ絡みがあったようだった、、、借金もあり、無理やり殺されたようだったので、、、やくざを探した。
そして、斉藤と沖田の二人はやくざを締め上げたようであった。
永倉と藤堂の二人は自殺した杉田紘一係長の奥さんにもあたったが、意外にケロッとしていたような。。。おかしいなと思い金銭面での調査をした。お金にルーズで、金遣いが荒かった。杉田紘一係長の奥さんを徹底して追跡した。
案の定、やくざ関係から資金が回っていた。
会社の調べをしていた山崎は、会社そのものが談合専門で、下請けを使って、裏金を作っていた。
第一工業株式会社は大林社長自らが裏金工作をしていた。
下請け会社を数社絡ませて脱税の工作をしていた。
報告を受けた土方副主任んは証拠をそろえた、一挙に検挙した。
警視長特別班特任課の仕事は速かった。

6)(黒い力との戦い)

土方副主任が指示した捜査の結果から、土方は想像はしていたが上層部と副総裁からクレームが入った。
今回の贈収賄絡みの第一工業株式会社からの圧力だった。
沖田たちが強引に捜査した件で、捜査資料を副総裁に提出するように指示が出た。揉み消すつもりらしい。
また、自殺した杉田係長の件を疑った藤堂たちの調査でのやくざ絡みの証拠が出てきたので,関東睦会を閉めげていた、
その結果、手を下したやくざが分かったので逮捕したのであった。
その件は仕方がないということになったが、贈収賄事件の裏金造りは揉み消されたのであった。
事件内容が杉田係長と下請けの横領と言う事件にすり替えられた。
土方副主任は憤慨した。。。絶対に許せないと、、、
近藤班長にも憤りをぶっつけて、反発した。
そして、警視庁副総監に、、、更に証拠を見つけて当たった。絶対の納得いかないと。。。
そして、警視庁副総監の面子を潰した。
警視庁内部で問題になった。
強気の土方副主任と近藤班長の正統派に押し切られた。
警視庁副総裁と総裁側に派閥があったので、副総裁は降格された。
罰は無く、、、影の力で揉み消されてしまった。
警察と言うところは恐ろしいところだ。


7)(警視庁特別捜査班特任課)

今回の贈収賄事件で、警視庁特別捜査班特任課は圧力に屈しない警察権力と言うか、あくまでも正統派警察の威厳を示した。警察や検察の中で、、、日本の法曹界で国家権力を守る目には見えない権力が渦巻いている中で、一つの新しい勢力を作り上げた組織のような気がする。
しかし、国家権力の組織の中でつまはじきにされることは間違いと言える。
それでもくじけずに、立ち向かっていく連中に違いなかった。
出世を考えずに、法制化でもなにごとにも左右されずに、生きていける連中だった。
近藤班長は特任課全員に言い聞かせた。完全な独立機関と同じだから、他からの協力はあてにするなよ。。。
この特任課は我々一代限りこもしれない。腹を据えて取り掛かるようにと、、、、
早速、沖田から連絡が入った。。。捜査中に妨害があったと、、、暴力団からの嫌がらせだった。
そんなことで、へこたれる捜査員は一人もいないから、、、
くよくよするような奴は一人もいなかった。
近藤班長は告げた、、、、常に拳銃を所持するようにと。
強引な捜査を認めていた。
今回の事件で土方副主任を始め。みんな気を引き締めていた。悪に対する姿勢を更に強固にした。

8)(特別捜査班特任課、山崎勤拘束される)

関東睦会本部での幹部会の通達が出された。
関東睦会会長黒田東一郎が直々に、幹部会を招集して密かに秘密命令を出した。民政党の大物政治家と結託して、警視庁特別捜査班特任課の動きを封じるようにと。
警察内部にも連絡は入り、特任課は日本の黒い悪業組織から睨らまれていた。
特任課を潰そうという動きがおもてだってきた。特任課の総指揮を執る大川警視正刑事局長から、近藤班長に情報が入った。
「近藤班長、、、注意するようにと、、、行動は慎重にと。
連絡は私一人にするように、、、全て、任せるから、結果報告だけでいいから」と、、、
警察内部にもスパイはいるから、気を付けてな、、、と
特任課は自分たちで身を守るように、、、、くれぐれも気を付けて欲しいと伝達があった。
その矢先に山崎勤が拘束されたようであった。
関東睦会に監禁されたと、沖田たちから連絡が入つた。

(9)山崎勤の救出

土方副主任は山崎勤救出のために、沖田と斎藤の二人を連れて、関東睦会の本部に向かった。
関東睦会の本部の正門にたち、、、
「警視庁特別捜査班特任課の土方だ、、、山崎を受け取りにきたので、会長黒田東一郎に面会を申し込む、、、取り次いでくれ」
中から声が聞こえた。。。
「会長は留守だけど、、、今、門を開けるから、入ってきてくれ」
門が開いたら、なかの事務所のドアも開いていた。
土方が先頭で事務所に入っていった。中には屈強なやくざたちが待ち構えていた。
「沖田、斉藤気をつけろよ、、」と、言うより早く、
やくざたちが切りかかってきた。初めから、警察だろうが殺すつもりで襲ってきた。
沖田が早かった、、、背中に仕込んでおいた仕込み刀で、最初のやくざを切りおろしていた。
次に斉藤も沖田に負けずぐらい早く、敵陣に飛び込んでいった。
土方は監禁されていた斎藤のもとに走り、助けた。
特任課の沖田、斉藤そして土方たちに刃が立つものは一人もいなかった。
あっという間に関東睦会の幹部やくざたちは切り崩されていた。
「お前ら、全員、銃刀法違反、殺人未遂で逮捕するからな。。。動くなよ、、、動いたら死ぬよ。。。いいか」
「じっとしていろよ、、もう、反殺しだから、半分は死んでるな」
土方副主任んが連絡を入れて、外で待機していた警察官がなだれ込んできた」
土方副主任が、、、「黒田会長をよんでくれ、、、、今、留守なら後で来てもらうから、、、、今日の責任者は出て来いよ、、、」
争いが終わってから、幹部の太田紘一が出てきた。
関東睦会の副会長の太田がいるなら、、、一緒に来てくれ」
と言って、土方副主任たちは引きあげた。

10)(特任課と関東睦会の争い)

土方副主任から今朝は訓示があった。
関東睦会とは今回の山崎勤の件で争いが起きた、先方も躍起になって、俺たちを狙ってくるだろう。
だから、これから一人歩きはしないように、、、間違いなく奴らにも面子があるから、攻撃してくると思う。
特に南道子と倉田里美は一人では捜査するなよ、、、、必ず、沖田たちの誰かと捜査するように。
これからは、ふざけた話だが、関東睦会と特任課近藤隊の争いが続くと思う、、、そして、誰も助けてはくれないから気を付けるように。。。。念いは念を入れて、南と倉田は今回の件が落ち着くまで、警視庁官舎に移るように、、、そして、必ず誰かが一人護衛するように気を配ってくれ、、、
他のものも気を付けてくれよ、、、
みんな独身だからいいけど、、、危険を感じたら警察官舎に
一時的に移るようにしてくれと。。。
土方は仲間に注意した。
それからしばらくして、南道子が斉藤と捜査にあたっているときに襲われた。斉藤が捜査で一人にした瞬間の出来事だった。
関東睦会は常に狙っていたのであった。斉藤が機転が利いたので助かったが、、、奴らは本気で付け狙っていた。
土方副主任は外へ出るときは3人一組で出かけることを指示した。
いよいよ、本腰を入れて戦って、関東睦会を潰さないと。。。
土方副長は本気で考えた。この戦い勝たなくては、、、
命を賭けてつぶさにと、、、巨大組織でも最後までやらないと、、、本当に潰されてしまう。。。

(11)倉田里美田舎へ里帰り

近藤隊の捜査署員の倉田里美が初盆なので福島県東会津街への里帰りが予定されていた。
警察としては秘密裏に行動したいたが、心配なので沖田総士をガードにつけた。
土方としては休みもなく働き詰めであったので、沖田を休養をかねて行かせたのであった。東会津は山間の田舎町で、温泉地でもあるので、、、
二人が出発した日は夏の暑い日であった。
「土方さん、ありがとうございます、、、少し、ゆっくりして、美味いもんを食べてきます」と元気に出かけた。
東京を出るときはあつかったが、、、郡山を過ぎて、、東会津に着くころには少し、涼しくなってきた。
「里美さん、、、素敵な田舎で育ったんですね。。」
「総士さん、、仕事が一段落したら、、一度ゆっくり、温泉にみんなで期待ですね、、、、いいところを案内しますよ」
そんな会話をしながら、東会津駅に着いた。
駅を出て、里美の実家の田舎道を歩いていたら、、数人の男たちが襲ってきた。
総士は素早く、里美の前に立ちはだかり、背中から持ち前の刃を抜いた。そして、あっという間に二人を切り倒した。
そして、得意の菊一文字で残りの二人も袈裟懸けに倒した。
5人で襲ってきたが一人は逃げた。
さすが沖田総士であった。
里美は沖田の素早さにびっくりした。
「また襲ってくるけど、心配しないで」と沖田は里美に手を差し伸べた。
そして、沖田は言った。
「里美さん、、、家族の方には話さない方がいい」
襲ってきたのはやくざで、おそらく関東睦会の連中なので、黙って引き上げて、また、襲ってくるはずだから、気を付けお墓参りをしましょう」
と、里美の実家に急いだ。

12)(里美の実家は田舎祭りだった)

里見の実家に着いた沖田総士は歓迎された。里美の実家は旧家らしく今は農業を営んでいるが、一昔前までは武家だったと言う。幕末維新の時には会津松平藩の武士であり、鶴ヶ城に立ち籠り、官軍と戦ったとの事であった。
里見の祖父は今でも先祖の武勇を自慢していた。
里見はその末裔であるから、決して弱い女ではなく、武芸も心得ていると沖田に自慢げに話していた。
だから、里美を女とは思わずに、捜査にビシビシ使ってくれとの事だった。
東会津は丁度、街の祭事だったので、里美の家でもにぎやかだった。
人の出入りも多いので、関東睦会の襲撃も無いように思えた。
沖田総士は明日の朝が危ないとみていた。
注意して里美を守らないと、、、また、その家族も危険には晒せないと考えていた。
そこで、「里美、、、お前の家族には迷惑をかけられない。
だから、支度をして、今夜遅くには家を出よう」と。。。
沖田は準備をしていた。
相手もがむしゃらに向かってくるぞ。。。。
特に俺を狙ってるので、、、「里美、自分の身は自分で守れよ、、、いいな」
俺がいるのが分かったから、相当人数をそろえてくるはずだから、、
兎に角、関東睦会は俺をどうしても取りたいらしい。。。
「里美。。。悪いけど、覚悟してくれな、、、」
「里美、俺も死に物狂いでやるからな、、、命あったら、、な、、」
「俺から離れるなよ、、、いいか、、、付いて来いよ」
「里美、、、じゃあ、、行くぜ、、、」
二人は明け方の暗闇に向かって走った。

13)(沖田大いに切りまくる、、里美捜査員奮戦)

沖田総士が見た限りでは、関東睦会のやくざ突入隊は10人はいるようだった。
沖田は既に菊一文字を抜刀していた、そして、片手に拳銃を構えて切り込んでいった。里美も沖田に引き続き拳銃を撃ちながら付いていった。
沖田の勢いに、関東睦会の連中は少し,動きが止まった。
その間を沖田は切り込み、3人が倒れた。そして、更に沖田は切り込んでいったので、相手は怯んだ。
里見も沖田に必死につきながら、関東睦会のやくざめがけて、銃を放っていた。
残り4人ぐらいを倒せばと睨みつけて、菊一文字を構えていた。
その時、二人の男たちが関東睦会のやくざ者のところへ、切り込んでいった。
「総士、、、遅くなったな」と言いながら、やくざたちを切り倒した。
斉藤一と藤堂平助だった。
そして、二人は里美のもとに走り寄って、彼女を助けた。
沖田総士だけでも強いのに、斉藤、藤堂が加勢してきたので、関東睦会のやくざたちは、仲間を抱えながら逃げていった。
「斉藤さん、藤堂さん、、ありがとう、助かったよ」
「里美、怪我は大丈夫かな、、、手当てしないとな」
「実家が近いから、戻って傷を見よう、、」
と、沖田は里美を気遣った。
里見の実家が近かったので、戻って手当てをすることにした。
里見の祖父が心配して、知り合いの病院へ連れて行ってくれた。
その間、沖田や斎藤、藤堂は休ませてもらった。
沖田は里美の家族に,謝った。心配をかけてしまい、怪我までさせて、危ない仕事をさせたことに。。。。
里見の父親は、、、「警察官をしているんだから、仕方がないですよ、、、それにしても、皆さん、お強いんですね、
安心しましたよ」と、、、
沖田は本部に連絡した。無事だったことを。。。

(14)警視庁特別捜査班特任課、近藤班長怒る)

今回の関東睦会による沖田、里美襲撃に対して、近藤班長は大いに怒りを露わにした。
近藤班長は捜査員を前にして、、、関東関東睦会の行動は社会に対しての冒涜であり、警視庁特別捜査班特任課の無視的な行動である。従って、社会悪の犯行であり、許すことは出来なと話して、今回は強硬な捜査をすることを指示した。
関東睦会は、警視庁特任課の捜査に対して、強硬に抵抗してきている。
そのために本部事務所を引き上げて、組員を散らしている。そのために、特任課も的を絞って逮捕が出来なかった。
近藤たちの特任課に追い詰められて、関東睦会はゲリラ戦に持ち込んで、特任課の近藤、土方たちを襲撃しているのであった。
まるで、関東睦会と警視庁特任課はやくざ同士の闘争をしているようだった。
近藤も土方も、ここまで来た関東睦会を許す気はなく、徹底的に潰そうとしていた。
近藤隊は人数は少ないけど、精鋭ぞろいであった。
そして、徹底的に戦う準備をしていた。
ゲリラ戦で特任課を狙ってきている体勢に対して、近藤、土方は守りも固めて、攻めの体制に入った。
特に土方副主任は燃えていた。
毎日、探索に出かけては、関東睦会のアジトを襲っていた。

15)(山崎勤が見つける本拠地を)

近藤や土方たちも躍起になって、関東睦会の異動した本拠地を探した。そして、密偵の山崎勤がとうとう見つけ出した。関東睦会の残党も30人に減少した。
彼らは警視庁特別捜査班特任課に追い詰められて、群馬県榛名湖にある、別荘地の一つににげこんでいた。
近藤班は土方副主任を始め、捜査員全員でせん滅する覚悟で検挙に向かった。
近藤も土方も今回が最後だと準備をしていた。
近藤班総勢8名で銃装備で関東睦会の山荘を取り囲んだ。
警視庁警察の他の部署の応援を頼まず,近藤班8名で,決着をつける覚悟であった。
近藤と土方は警察官として責任を取る覚悟を事にあたった。
世の中の悪業と言われる暴力団せん滅に命を賭けていたのであった。
戦いは始まった。
近藤と土方の二手に分かれて、山荘に飛び込ん入った。
暫く、銃撃戦やら、切り合いが続き、銃弾が鳴りやんだ。
近藤も土方も無事だった。
闘争は激しかった。近藤隊は銃装備していたので、怪我はしたが死者は出なかった。
約時間の戦いであった。
山荘での構想が終わるころには警視庁警察隊が周りを取り囲み、生存者を逮捕していた。
関東睦会と警視庁特別捜査班特任課との戦いはおわった。
関東睦会をせん滅したのであった。


16)警視庁特別捜査班特任課の謎。。。

警視庁特別捜査班特任課は警視庁きっての警察官である、大川警視正刑事局長が設立した特任課であった。特別任務を与えらた特殊部隊である。
大川警視正刑事局長が夢に描いた理想的な警察官集団で、、この集団は大川警視正刑事局長の夢の中に出てきた男達であった。
日本の幕末に最強の治安警察集団である「新選組」が、今の時代に存在すればいいのだがと、、常に思っていた。。
そして、その人材を北海道警察に、大阪府警にみつけたのであった。
その部下たちも日本全国の警察署で問題を起こしてはいたが最強な警察官である人材が現れたのである、、、まるで、その新選組の亡霊のように。。。
大川警視正刑事局長は身震いをしたのであった。
そして、、、彼らを招集したのである。
それが「近藤勇警視班長、土方警部副班長、そしてその隊員が、沖田総士、斎藤一,永倉新八、藤堂平助、山崎勤、南道子、倉田里美」であった。
不思議な特捜班ができあがったのだった。
警察組織のどの部門にも属さない、、日本国家の内閣府行政の人事権の及ばない警察官集団を作り上げたのである。
特別捜査班特任課の存在は知られているが、、どんな特務機関かは警察内部でも一部の管理者にしか知らされていない。
知られていることは「怖ろしい権限のある部署」であることは分かっていたので、誰も近寄らなかった。
関東地域の組織武力団を壊滅させたことは知られている。
そんな空白になった反社会勢力の地域を黙って見ているやくざ組織はなかった。
人の生き血を食らって生き抜く集団であるやくざ集団が、狙ったのだ、、、そして、関西から東北から北陸からと隙を狙って動き出したのである、、、その情報を察知した特任課は大川警視正刑事局長に依頼して、特殊警察官の参入を頼んだ。
その結果、全国の警察関係の特殊部隊が招集された、、、いわゆる、特殊訓練を受けた「狙撃捜査官」である。
特任課に「特殊狙撃警察官」が配属された、、、「30名」であった。
全ての「特殊狙撃警察官」ライフル、拳銃、機関銃の名手で、武闘の訓練も受けていたのである。
早い話が「戦上手」というか「喧嘩の旨い奴である」土方副班長の願い通りの部下であった。

17)特別捜査班特任課、、動き出す。、

特任課に「特殊狙撃警察官」が配属になったので、、近藤勇警視班長は捜査員を集めて厳命指示を出したのである。
近藤班長から指示を受けた土方歳三警部副班長は、攻めてくる暴力団に対抗するためのシステムを言い渡したのだった。
「特殊狙撃警察官30名」を三班に分けた、、、一組目は沖田総士組長、藤堂平助副組長、、二組目は斎藤一組長、南道子副組長、、三組目は永倉新八組長、倉田里美副組長に、、山崎勤は情報担当にした。」
のであった、、人員は各組員は8名で山崎勤の情報担当には6名を配置した。
今回の捜査で大事なことは正確な情報を集めることであり、、進出してきたやくざ組織をいかに早く撃退するかが重要であった。
土方警部副班長は情報収集では山崎勤を信頼していた。
こうして特任課のやくざ組織への対策は進んだ。
「特殊狙撃隊員」の常駐場所と訓練所は特別機動隊の屯所に決まり、、日々,訓練して,いつでも出撃出来る準備をしていたのである。
「特別狙撃隊」は原田左之助隊長であった。
情報収集部隊の山崎勤は6人の部下を二名一組で動かした、
土方警部副班長たちの予測した通りに、、関西からは「関西連合桜会」が、、東北からは「東北連合紅葉会」が,そして、北陸からは「奥陸連合会椿会」が動き出したのである。。
土方警部副班長は指示を出した、、各連合会が関連事務所を出す素振りが見えたら、すぐに潰すようにと、、、
「絶対に事務所関係のものは出させるな、、、いいか、絶対にだ、、しっかり情報収集をしてくれ、、関係のあるお店を含めて、綿密にな、、頼んだぞ山崎」と、、、厳命を言い渡したのである。


18)山崎勤から連絡が入る、、

本部で待機していた土方警部副班長に、山崎勤広報室長から連絡がはいった、、、
関西連合桜会の幹部参与の大原小十郎が先発隊を連れて、横浜の桜会傘下のクラブ「桜花」に潜り込んだという
情報が入り、、世の中の黴菌は早く取り除くという特任課の方針通りに土方警部副班長が指示を出した。
特任課一番隊の沖田総士、藤堂平助たちが奇襲攻撃を掛けて殲滅したのである。
この奇襲攻撃は関西連合会桜会の肝を潰したのであった。
大阪の関西連合櫻会では幹部会が招集されて、、会津伸一郎会長、櫻木純若頭を始め、幹部が集まって、、関東進出は慎重にやらないと、、警視庁特任課には潰されてしまうぞ、、、という話がでた
それほど土方警部副班長の攻めは厳しかっ
警視庁特任課の土方副班長は、、このころから「鬼軍曹」の異名を取り、、ヤクザ組織から敬遠された居たんである、、そして、、山崎勤室長には、更に厳しく取り締まりをする様に指示を出していた。
今回の大阪連合会桜会の特任課の奇襲攻撃による殲滅作戦を聞いた、他のやくざ組織も関東進出には慎重になった。


19)警視庁特捜班特任課の治安維持は凄かった。、、、、

警視庁特捜班特任課の治安維持にも努力があった、、、命がけの捜査をして、体を張っての闘いを重ねてきたのである。。この世にやくざ組織などという反社会勢力が無ければ,起こらない闘争が起きてしまうのであった、、武士の時代の幕末には勤王だ、佐幕だと政権争いたから、京都や江戸に不逞浪士たちが争いを起こして、、焼き討ちとか押し込み強盗などが頻繁に起きていた。。その市中見回りなどを江戸では「庄内藩見回り」が、京都では「新選組」や、幕府直属の「京都見回り組」が、現在の警察と同じ監視や警護をしていたのであるが、、特に「新選組」は最強の軍団であった。
警視庁の大川警視正は現代にも最強の警察軍団をつくりたかったのである。。そして社会の巨悪を撲滅したかったのであった。
そんな意味では警視庁特捜班特任課はそれに近い働きをして、関東一円にやくざ組織を潜入させまいと奮戦しているのである、、、
その防御態勢を作りつつあるのだが、ヤクザも現代やくざは巧妙になり、頭脳的な犯罪や暴力を考える奴が増えてきたのであった。
今回の関東近郊への進出は一団体で責めても潰されることが分かったので、、初めから、
「関西、東北、北陸」と縄張りを区分して、同時に三方向から多人数で攻め込む作戦てていたのであ
しかし、山崎勤室長の捜査力は凄かった、、、その地域を担当する「公安」を利用もしていたのである、、地安の隠密捜査もすごかったのである。
そんな情報網によって、やくざ組織の先方はばれていた。
土方副班長「鬼軍曹」は守りを三隊に分けて、待っていたのである。。
「沖田総士、藤堂平助部隊」「永倉新八、倉田里美部隊」「斎藤一、南道子部隊」と、、予備隊として「山崎勤、原田左之助部隊」に分けて、待つことにしたのであった。
また、捜査で山崎勤が動けない時は山崎にかわり、、土方副班長が代わりに出撃することになっていた。
そして、各部隊には8名の隊員が付いていたのである。


20)やくざ組織を殲滅させる警視庁特捜班特任課、、、

山崎勤室長情報部隊から連絡が入った、、、大阪関西連合会は川崎飲食街のクラブ「花の蝶」に50名が乗り込み、東北連合会が水戸市大工町のゲームセンター「みと会館」に、北陸連合会が埼玉県大宮市のクラブ「北の華」にそれぞれ30名ずつ乗り込んでくるという情報を入手したので土方副班長は出動命令を出した。
予備隊はいつでも出動態勢を取って本部で待機していたのである。
山崎情報部隊の情報はいつも正確であり、、集合する場所近くで更に情報を集めていた。
潜入するやくざ組織も、いろいろに変装したりして集まってきたのであった。
そして、現場に待機する特任課は襲撃するタイミングを見ていたのである、、最初に攻防戦が始まったのは川崎で、、沖田総士と藤堂平助は部下を2名づつ連れて集まったやくざ集団に機関銃を打ち込み始めた。表と裏の出入り口には銃撃隊員を待機させて、出てくるものは容赦なく撃ち殺す指示を出していた。
余りにも早い警視庁特任課の襲撃に、、集合したやくざ軍団は対応が出来なかった。
時間にして15分ぐらいかなと思われる速さで、狙撃銃殺されたのである、、、
訓練された重装備の警視庁殺人部隊には太刀打ちできなかった。
埼玉県大宮市のクラブ「北の華」に集合した北陸のやくざ軍団も「斎藤一と南道子」率いる警視庁特任課には制圧されたのである、、南道子隊員の銃撃技は女警察官にしては優れていた。
茨城県水戸市の「永倉新八、倉田里美」の働きも凄かった、、あっという間の襲撃だった。集まったやくざ連中では用意した銃をつ余裕はなかったのである。
それぞれの襲撃した現場の死体整理は特別機動隊が純測に処理した。
警察側のこの治安体制が崩れない限りは関東エリアへの進出は難しかったのである。
この襲撃状況を知った組織暴力団はぞっするほど、、警察が怖くなった。
このままでは他の地域の組織暴力団はまずいと思うようになったのである、、、この警視庁特任課を潰さないと、、、
そんな話も出てきたのである、、金の力で大物政治家を動かして、何とか警視庁特別捜査班特任課を何とかしなければと動き出した。
そして、ヒットマンを飛ばして、個人攻撃をする計画も出始めたのだった。
この際に体裁は言ってはいられない、、特任課を徹底して調査して、個人暗殺を考えたのである、、そのための準備を始めたやくざ組織も出て来て、、全国の連合会で連絡を取り,真剣に暗殺を考えた。


21)暗殺

組織暴力団も今回の様な国家警察の動きがあっては堪らないのであった。
うかうかしていると潰されてしまうと思うようになったのである。
権力者や金力者が圧力を掛けても、政治力でも動かない警視庁特任課では、歯が立たない。。。これは「非情」の暴力で潰さないと、本当に潰されてしまうと考えた。国家権力である警察が「力」で制圧してくるのだから、政治力や資金力では駄目なのである。
そこで、それぞれが考えたことは「暗殺」であった。この情報は警視庁特任課の山崎情報部隊は手に入れていた。
土方副班長、「鬼軍曹」は指示を出していた、、、、
やくざ組織が襲撃してくることを前提に「守り」を固めた。
特別捜査班特任課の沖田総士を始めの幹部警察隊員を完璧にガードできる「機動隊宿舎」を用意したのである。
そして、一人行動を禁止したのであった。
その他の特殊隊員も同じように機動隊宿舎に集めたのである。
更に特殊隊員は全員、独身警察官に切り替えたて、訓練をした。
やくざ組織の「襲撃犯」から鉄壁のガード体制を作り上げたのである。
山崎情報部隊には監視を厳しくして、、先手必勝で責める指示を出した。
この体制を知ったやくざ組織は唸ったのである、、、、

22)策略。。。

現代やくざも馬鹿ではなかった、、警視庁特捜班特任課にやられっぱなしではやくざの面子も何もなくなってしまう、
この特任課の殲滅作戦で、関西も東北も北陸も責められ放題で、困っている時に、関西連合の幹部で丹波五郎という奴が、、「警視庁特任課をやっける方法があるけどな、、」と、、九州連合の幹部の兄弟分の玄海次郎の話をしたのであった、、、関西連合会の桜木純若頭がその玄海次郎にあうことになった、
関西連合の丹波五郎が付き添いで、、九州連合会幹部の玄海次郎に会って話を聞いた、、、
その計画とは犠牲が出るのであった、、、警視庁特任課に情報を流して、、お酉作戦を立てて、、特捜班に襲撃させるのである。
襲撃された組員は犠牲にはなるが、、その後をこっち側は相手が10人なら20人から30人で襲撃をするという計画であった。
警視庁が「機関銃なら機関銃を用意して」皆殺しに銃殺をするという方法である、、、
そして、情報は流れないように、秘密裏に行動をする。
お酉場所は相手がその襲撃部屋に入ったら、出れない工夫をすることであると、、
中にいる突撃隊を外に逃がさない、、、外から来た応援部隊は絶対に阻止する体制を考えることだと、、説明をしてくれた。
関西連合会の桜木純若頭はその準備をしたのであった。
お酉の組員には全員「防弾着」を着せて,なるべく助かる様に訓練をした、、そして、突撃隊は機関銃の扱い方、撃ち方を徹底して訓練を篠であった、、、
ここまで来たら、国家権力であろうが何だろうが、、、どんな犠牲を払っても崩してやろうと決心をした桜木若頭であったのである。
集合場所を川崎に決めて、情報を流して、警視庁特任課の一部隊を殲滅しようと時をまった。
この作戦には警視庁特任課の山崎情報隊も騙されたのである。
警視庁特任課の沖田総士、藤堂平助部隊は桜木若頭の用意したお酉やくざ集団に乗り込んで、いつものように機関銃を乱射した。
その時に気が付いたのは沖田総士だけだった、、警視庁特任課全員、10名に機関銃が撃ち込まれたのであった。
用意された襲撃だったので誰も逃げることとか、、、防御することができなかった、、、
沖田総士だけは隠し持っていた日本刀を振りかざして活路を切り開いたのだった、、「平助、掴まれ、、逃げるぞ、」
と、、言って、銃弾を浴びながら外に脱出したのである、、
辛うじて外に出たところに,、情報部隊の山崎たちが駆け寄り、その場を逃げた。
沖田総士も藤堂平助も傷だらけであった。



22)策略。。。

現代やくざも馬鹿ではなかった、、警視庁特捜班特任課にやられっぱなしではやくざの面子も何もなくなってしまう、
この特任課の殲滅作戦で、関西も東北も北陸も責められ放題で、困っている時に、関西連合の幹部で丹波五郎という奴が、、「警視庁特任課をやっける方法があるけどな、、」と、、九州連合の幹部の兄弟分の玄海次郎の話をしたのであった、、、関西連合会の桜木純若頭がその玄海次郎にあうことになった、
関西連合の丹波五郎が付き添いで、、九州連合会幹部の玄海次郎に会って話を聞いた、、、
その計画とは犠牲が出るのであった、、、警視庁特任課に情報を流して、、お酉作戦を立てて、、特捜班に襲撃させるのである。
襲撃された組員は犠牲にはなるが、、その後をこっち側は相手が10人なら20人から30人で襲撃をするという計画であった。
警視庁が「機関銃なら機関銃を用意して」皆殺しに銃殺をするという方法である、、、
そして、情報は流れないように、秘密裏に行動をする。
お酉場所は相手がその襲撃部屋に入ったら、出れない工夫をすることであると、、
中にいる突撃隊を外に逃がさない、、、外から来た応援部隊は絶対に阻止する体制を考えることだと、、説明をしてくれた。
関西連合会の桜木純若頭はその準備をしたのであった。
お酉の組員には全員「防弾着」を着せて,なるべく助かる様に訓練をした、、そして、突撃隊は機関銃の扱い方、撃ち方を徹底して訓練を篠であった、、、
ここまで来たら、国家権力であろうが何だろうが、、、どんな犠牲を払っても崩してやろうと決心をした桜木若頭であったのである。
集合場所を川崎に決めて、情報を流して、警視庁特任課の一部隊を殲滅しようと時をまった。
この作戦には警視庁特任課の山崎情報隊も騙されたのである。
警視庁特任課の沖田総士、藤堂平助部隊は桜木若頭の用意したお酉やくざ集団に乗り込んで、いつものように機関銃を乱射した。
その時に気が付いたのは沖田総士だけだった、、警視庁特任課全員、10名に機関銃が撃ち込まれたのであった。
用意された襲撃だったので誰も逃げることとか、、、防御することができなかった、、、
沖田総士だけは隠し持っていた日本刀を振りかざして活路を切り開いたのだった、、「平助、掴まれ、、逃げるぞ、」
と、、言って、銃弾を浴びながら外に脱出したのである、、
辛うじて外に出たところに,、情報部隊の山崎たちが駆け寄り、その場を逃げた。
沖田総士も藤堂平助も傷だらけであった。

 

23)反撃、、、報復

沖田総士は我慢が出来なかった、、傷だらけの体をひずって、藤堂平助を助けだしてから、山崎勤情報部隊8名を
引き連れて、銃撃の中に戻った、、、
山崎勤情報部隊長が、、「沖田隊長、、無理ですよ、、辞めてください、、」ということを聞かずに一人、飛び込んでいったのである。
山崎隊も無茶なことは分かっていたが、、沖田総士隊長に附いていった。
沖田総士の戦いぶりは「鬼」のようであった。
片手に日本刀、左手に機関銃を振りかざして、取り囲むやくざ集団に襲い掛かっていったのである。
沖田総士の特殊部隊の中にも、撃たれて倒れても動ける隊員もいたので応戦していた。
そんな修羅場の中に、、遅れて来た応援部隊、永倉隊、斎藤隊が戦いに参加してきたのであった。
土方副班長も「鬼軍曹」の名の如く、、やくざ集団を撃ちまくっていった。
警視庁特別捜査班特任課の精鋭が総がかりで反撃していったのである。。
そして、近藤勇班長が第一警視庁機動隊「100名」引き連れてやってきて、襲撃現場を包囲した。
土方鬼軍曹たちはヤクザ集団を容赦なく、射殺した。
壮絶なやくざ集団と警視庁特任課の闘いになったのであるが、、最終的には警察力という権力と、暴力戦力の勝る、警視庁特任課が戦いに勝利したのであった。
闘い終わって、、傷だらけになって、特殊部隊員を助けに戻った沖田総士は倒れた、、、
土方歳三副班長が、沖田総士を助け起こしたが気を失っていたのである。。。
「総士、、死ぬなよ、、」と、、言いながら、」すでに待機していた救急車で運ばれた。
近藤勇班長も来ていたので、、心配そうに言った。
「総士、、、よく頑張ったな、、歳さん、、ついて言ってくれ、、平助もたのむよ、、ここは俺が始末するから、、、」と、、送り出した。



24)後始末、、、

今回の襲撃戦は激しく、特捜班特任課も沖田総士、藤堂平助を始め痛手を負った、、また、特殊隊員も八名うちの二人が死亡して6人が重傷を負ったのである。
今までの様な襲撃にはならずに、逆に襲われたのであった。
山崎部隊の情報不足であり、、相手やくざ集団の罠に嵌ってしまった。。。ミスと言えばミスであった。
関西連合会の桜木純若頭が先頭を切って指揮していたので、、今回の殲滅でせめてもの救いは桜木若頭が死亡したことであった。
関西連合会では桜木若頭を失ったことは大きな痛手であったのである。今後の闘いに影響を及ぼしてくるはずであった。
今回の警視庁特捜課との戦いで、関西連合の武闘派が戦力低下したことは事実であり、、警視庁特捜課も陣営を立て直さなくてはならなかった。
警視庁特捜班特任課の切り込み隊長ともいうべき沖田総士の重症は痛かったのである。
特殊隊員は補充が可能であったが、沖田総士の代わうらまれtりはいなかったので、、当分は、暴力団対応は土方歳三副班長がやらなければならなかった。
今回の襲撃の後始末というか、、あと片付けは近藤勇班長が自ら指揮をしたのである。。
病院に運ばれた沖田総士はかなりの重症で、回復するまでに、リハリビを入れて半年はかかるようだった。
藤堂平助は2か月ぐらいで退院できそうであった。
沖田総士は気が付くまでに3日間、目が覚めなかつたのである。。。
医者が言うのにはよく生きていたと言われた、、、普段の鍛錬が聞いていたようだった。
沖田総士はヤクザ集団からは恨まれ、狙われていたので、、病院での警護は土方歳三副班長が
自らがおこなったのである。。


25)特捜班特任課の再編成。。。

今回の警視庁特捜班特任課のやくざ集団の襲撃事件では、、ヤクザ集団の罠に嵌り
、痛手を被った。沖田総士は半年は活動が出来ず、藤堂平助も2,3か月は動きが取れないのであった。
土方歳三副班長は、沖田総士がせめて、口が利けるようにな体が動けるようになるまでは病院を離れることは出来なかった。
どこに敵の間者が居るか分からずに、、沖田たちの命が狙われるか心配で沖田と藤堂のガードをすることにしたのであった。
その間は近藤勇班長が特捜隊の指揮を執ることにした、、そして、、近藤勇と土方歳三は今後の相談を重ねたのである。。
山崎勤情報隊は慎重にやくざ集団の動きを監視していた。
そして、、公安委員会との連絡を密にして、、ヤクザ集団の情報を集めていたのである。
今は情報集めで、監視体制を作り上げて、、次期攻撃の機会をまつことにした。警視庁特捜班特任課はやくざ集団の殲滅作戦を諦めることはなかった。
特捜班を管理指揮している「大川戸警視正刑事局長」とも、今回の失態について打ち合わせをしたのである。。
「近藤、、土方、、警視庁内部での批判も強くなってきたが、、気にしないでやれよ、、今まで通りにな、」と、指示を受けた。
「最後は俺が責任を取るから心配するな、、、沖田と藤堂は大丈夫か、、面倒みてやってよ、、、見舞いにも行けずすまない、、」
そんな指示を受けた近藤と土方は少々、安心をした。
しかし、二人の行動は誰が何といおうと止まらない、、二人ともやめるつもりはなかったのであった。

26)土方副班長、、特殊部隊を増やす、、大川戸警視正刑事局長に直訴。

沖田総士と藤堂平助が入院中に、土方歳三副班長は特殊部隊の隊員を大川戸警視正の承諾を受けて倍増したのであった。
藤堂平助を部隊長に昇格させて隊員8名を配置した、、、更に、常に予備軍として山崎努を部隊長にして、情報部隊以外の任務として襲撃の際に現場にひかえさせて、いつでも応援が出来る体制にした。
また、、土方歳三副班長も特殊隊を連れて、情報の状況に応じて襲撃現場に控えたのであった。
そして、、近藤勇班長はヘリコプターによる特殊部隊を襲撃の日にはいつでも出撃出来る体制を組み上げた。
更に各部隊の隊員を2名づつ増やして、襲撃部隊を強化したのであった。
沖田総士が復帰した時には、、、沖田総士隊10名、藤堂平助隊10名、斎藤一隊10名、永倉隊10名、山崎隊10名、倉田隊10名、南隊10名そして、土方副班長隊15名、、近藤空挺隊(ヘリ4台)8名を増員しての強力たいせいであった。
退院してきた沖田総士はビックリした、、余りにも多い増員大勢だったので、、
「総士、、体は大丈夫かな、、、しばらくは予備軍に回って自重しろよ、、」と、、土方副班長に言われた沖田総士は、、
「大丈夫ですよ、、、いつでもいいですよ。。」と、、笑って答えた。
藤堂平助も「自分も大丈夫ですから、、いつでも指示を出してください。。。」と、、二人とも死にかけたことなど忘れたかのようであった。
「分かった、、分かったよ、、、無理はするな、、、」と、、緊張する命がけの警察の仕事の合間のひとときであった。

27)先手必勝、、、

警視庁特別捜査班特任課の近藤班長や土方副長は打ち合わせをしたのだった、、、情報が入ってからの襲撃作戦ではやくざ集団の戦法に嵌められて、今回の様な失態をしてしまうので、、ヤクザ集団の襲撃は作戦を変えた。
関東エリア進出の計画が把握出来た時点で、、これからは大々的に本部事務所を襲撃して、、一挙に潰してしまうということになったのである、、、
集合場所などの手ぬるいことなどはしないで、、暴力で進出してくるやくざ組織は初めから本拠地を殲滅させることにしたのであった。。、、
そのための特捜班特任課の再編成を行い、、襲撃特殊部隊を増強してのうごきであり、、「やくざは辞めたい」というまでの打撃を衝撃を与えようとしていた。
この世の中に悪行暴力は必要ないのである、、、誰もが平等の権利を持って、維持して平穏に暮らしたいのである筈である、、それを乱す悪行は、、暴力は、、「非情」はいらないのである、、、
誇りを持って「良き権力」をかざしていかないと、、、「悪を征ための暴力という、、殿下の宝刀」を抜かないとならいのであるはずである、、、
そんな「誇り」を持って、、命を燃やして戦っているのが「警視庁特別捜査班特任課」なのであった。
沖田たちは意気込みをみせたいた。
「わかったよ、、、山崎の情報次第では動くから、、体調を整えておけよ、、」と、、土方副班長も時期を待っていた。。
そして、、、「これからは関東ばかりではないぞ、、全国でのやくざ組織の動きでは、どこにでも出撃するからな、、忙しくなるよ、、覚悟しとけな、、、」
と、、沖田たち幹部特別隊員に声を掛けた。
そして、、情報員を増やした山崎隊から情報があつまってきたのであった。
今回は北陸連合会が動くらしいので、、情報を密に取る様に土方副班長は指示を出した。
北陸連合会は警察と公安委員会の取り締まりが厳しく成り、、解散を迫られる組織も出てきたのであった。。
そんなことで、、関東エリアへの進出が必要であったのである、、、
特別捜査班特任課もその情報に基づいて準備を始めた。


28)公安委員会が指定した「指定暴力団」の狙い討ち、、

警視庁特任課は全国に存在する「指定暴力団」そして、それらに傘下している「二次団体、三次団体」で巨悪な行動を起こしている組織を虱潰し殲滅する計画を立てて行動を開始したのであった。
暴力団との癒着されている悪行権力者を含めて、狙いを定めて、攻撃していく方針を決めた。
その行動に対して「横槍」も入った、、しかし、いつまで経ってもきりがない暴力団との闘いに終止符を打つ覚悟を決めた警察でもあった、、特に特別捜査班特任課を創設した「大川戸警視正刑事局長」は責任は自分でとる覚悟で近藤たちに強固な指示命令を出した。
大川戸警視正刑事局長は特任課の捜査員全員に訓示を、、
「いいか、、全責任は俺が取る、、暴力に対しては、警察暴力を駆使して、対処しろよ、、絶対に引くな、、この世から暴力を排除するつもりでやれよ、、」
言い渡したのであった。
特任課の近藤班長と土方副長は大川戸軽視正の覚悟を聞いたので、、自分たちで出来る精一杯の作戦をたてた、、、。作戦実行部隊の隊長には土方歳三副班長がつき、、関東エリアを殲滅したように、、
沖田総士や藤堂平助、斎藤一、永倉新八、山崎勤、原田左之助たちを前に、、
鬼軍曹の土方歳三はこれからの作戦を話した。。
原道子と倉田里美には控の特殊部隊を引き受けさせて、何時でも出動できる体制を作らせたのであった。
土方鬼軍曹の作戦では、、最初に組織の大きい「関西連合桜会」の本部事務所を 襲撃する計画であった。。
「最初に山崎情報部隊8名」が関西に行き、、「情報を集めろ、、連合会の幹部特に会長、若頭の行動を調べて、本部事務所にいる日時を明確にしてくれ、、
しっかり、頼んだぞ。。」と、、土方鬼軍曹は指示をした。
次に沖田総士特殊部隊が出動だ、、と、、
「いいか、、総士、、俺が指示を出すまで動くなよ、、待機場所は大阪機動隊宿舎だぞ、、連絡はしてある、、情報が漏れないように大阪府警でも一部の担当者しか知らないからな、、」
土方鬼軍曹の指示で、、随時出発した、、
「次は藤堂平助、、、そして、斎藤一、永倉新八特殊部隊と、、警察関係の車両は使うな、、新幹線で行けよ、、大阪ではタクシーを使って、、用心しろよ」
と、、、順番に少人数で行動をしたのであった。
原道子と倉田里美の部隊は警視庁に残した、、いざという予期せぬ出来事が起きたためにである。。
そして、近藤勇班長も残った、、、
土方鬼軍曹は原田左之助と共に決行前日に「ヘリ」を利用して大阪に向かうことにしたのであった。


29)決行日

警視庁特任課の近藤隊は土方鬼軍曹が現地指揮を執ることで大阪に乗り込んだ。
土方鬼軍曹が大阪機動隊屯所について、、今回の襲撃部隊70人が揃った。。決行は山崎情報部隊からの連絡があり次第Ndえあるに出動することになった。
関西連合桜会本部の襲撃は午前3時にした、、そして、大阪機動隊100人の出動も準備したのである。
山崎情報部隊からの連絡があり、、決行日が決まった。
当日の午前2時に関西連合本部近くに集合した土方突撃隊は、鬼軍曹の合図を待った。
土方鬼軍曹は自分に言い聞かせた、、「落ち着け、、チャンスは一度だけだ、、」と、、、そして、
午前3時5分前に号令を掛けた。
まるで忠臣蔵の討ち入りのようだった、、、特殊部隊の人員の配置を済ませ、、蟻一匹逃げ出させないように
大阪機動隊に逃げ道を守らせた。
人員配置を確認した土方鬼軍曹は突入を開始させたのである。
関東連合のやくざ軍団も朝駆けの襲撃では一たまりもなく、、潜入された。。そして、反撃してくるやくざ連中を片っ端から銃撃していった。
今回の土方鬼軍曹の用意周到な準備のお陰で、、襲撃時間も1時間で済み、、幹部連中で抵抗したもは銃殺されて、、降伏したものは逮捕した。逮捕者の中に連合会会長、若頭も含まれていた。
関西連合会本部は壊滅状態になり、、機能不能となった。
今回の奇襲攻撃は成功したが、、各方面から非難は囂々だった。
「やり過ぎではないか、、」とか、、「人の人権を無視したやり方だ」とか、、警視庁特任課は非難のやり玉にがったのであった。。。
「ふざけれな、、、暴力を振り回して、何寝ぼけたことをいいやがる、、」と、、大川戸軽視正刑事部長は啖呵をきったのである、、、
土方鬼軍曹は危険を感じた。そして、沖田総士と倉田里美ほか8名の特殊隊員を警護に配置したのであった。土方鬼軍曹の予感は当たった。沖田総士たち警護隊を配備した、その日に襲われたが、沖田隊に警邏された。
しばらくは大川戸警視正刑事局長には警護を配置することにした。
大川戸警視刑事局長の方針通りに特別捜査班特任課の近藤班長達は動いていた。警警視庁警察官の中にも暴力を許さない者も数多くいるので、捨てたものでもない。
暴力と闘う誇り高き警察官が居ることを、、、、


30)警視庁特任課、、誰が何といおうと暴力殲滅を目指す。。。

警視庁特任課の働きで関東エリアの暴力追放についで、関西地区の暴力団追放の一角を崩したのであった。
これを機会に暴力追放に更に強化していこうと、張り切る取り締まり側で、、戦力強化を図った。
そのために反社会勢力側も手段を択ばずに防衛に走り、、暴力反対を唱える警察や公安委員会その他の関係団体を狙い,要人暗殺を企てて来た。
それらの情報を特任課の山崎情報部隊は入手して、、その対策を練ったのである。
そのための擁護特殊部隊を土方鬼軍曹は組み立てた。
攻撃部隊とは違った防衛部隊で、、常に原田左之助が防衛部隊を引き連れた,、、参謀に小太刀の達人の南道子
を配置した、彼女は東京大学卒業の「法学部のエリート」であり、、文武両道に長けていたので、土方鬼軍曹の信任も厚かった。
防衛部隊で人員が足りない場合は攻撃特殊部隊が補ったのである、、、ヤクザ組織も生き残る為にはなりふりを構ってはいられなかったのであった。
暴力団がなぜ、裏社会で生残れか、、それは暴力の力なのだった、、暴力団から暴力の脅威を取ったら、何も残らないのである、、知恵や資金力だけでは、暴力団ではないからだ。
知能やくざとか経済ヤクザとか云うけれど、、最終的に暴力団の強さは暴力なのだった。
しかし、、暴力的な強さでは国家警察も負けてはいなかった。
これから正義と言えるはずの国家暴力と悪行と言えるやくざ暴力は戦い続けていくことだろう、、終わりのない戦いが。。。