痛快娯楽小説「鬼姫分署」、、「鬼姫交番」続編
(1)警視庁鬼姫分署、、始動開始)
警視庁特別捜査班として、「鬼姫分署」を設置することになった。
最高責任者は警視総監であり、直属の管理官は榊原警視刑事部長であり、、指揮官は綾小路警視分署長で始動開始した。
警視庁関係のあらゆる警察部署からも独立した捜査機関と
して、干渉を受けることは無かった。
法曹関係の捜査調査も独立して出来る分署として設けられた。
そして、全国の警察関係から専門職が集められた特殊部署であった。その捜査メンバーは秘密裏に動いた。
今までのような癒着や繋がりは関係なく捜査の出来る権限を与えれれたいた。
今回は連続殺人が4人目にもなり、未だ犯人の影さえ見えてこないので、鬼姫分署は優先して捜査することになった。
綾小路警視は目星をつけ始めたいた犯人像を追いかけることにした。今までは警察力の捜査では入り込めない領域があったためであった。
綾小路警視は分署の捜査員を二人一組で捜査を始めた。
2(綾小路警視は感謝した、、、分署設立をしてくれた父に)
綾小路警視分署長は今回の連続殺人事件は検察庁内に関係者がいると睨んで、、鬼姫分署の捜査員を分散して、検察庁検事の不振に思う検事の時間外尾行を行った。
綾小路警視が睨んだ検事には怪しい動きはなかった。
綾小路警視は果と困っていた。。。そして、鬼姫分署の捜査員を集めて捜査会議を開いた。
左近寺警部が意見を述べた、、、、
「警視、、、連続殺人事件の犯人などは、常識では考えられない行動、思考力を持っていますから、、、今回のような連続殺人は奇人や精神異常者が考えられますよ、、、」
「従って、予告ができるということは、警察内部の事情を知ったうえで、予告をしながら楽しんでいるような気がします。」
「人間的には二重人格的な偏屈者ですね、、、」
そこで、左近寺警部が言うには、鬼姫分署は特別な権限を与えられているので、、、綾小路警視が怪しいと思った警察官、検事を警察、検事局に保管されている身上書から徹底して捜査し直すという手法はどうかなということになり、、、
鬼姫分署の捜査員全員で、秘密裏に捜査することにした。
そして、綾小路警視が妹を殺された検事を覗いて、警視庁、検事局の法曹関係の人間を見直していった。
時間はかかった。
その間に5番目の殺人事件も起きた。
しかし、綾小路警視の指示のもとに、鬼姫分署は捜査を続けた。
そして、検察庁の山形検事次長に突き当たった
そして、過去の事件で、御認逮捕の殺人犯を捌いたことがあった。裁判でも再審で無罪になっていた。
その時の世間での報道、風評は酷かった。
山形検事次長は局長候補に上っており、その事件が無ければ、間違いなく検事局長に昇進していた。
更に、世間の風評にさらされ、個人的には家庭崩壊を起していた。
そんな、精神的な欠陥を持ち、それからの裁判は異常なほど厳しい求刑をしていった。
そして、全てが求刑通りにはいかなったので、警察、検事局に裁判に不満を持っていた。
綾小路警視は山形検事次長をマークして捜査を開始した。
5番目の殺人事件が起きてから、山形検事次長に尾行を張り付かせた。
今回は根気よく、交代で四六時中、捜査官を張り付かせた。
3(綾小路警視分署長、、、成果を上げる)
綾小路警視分署長5番目の殺人事件が起きてから、根気よく、、山形検事次長の退庁後の行動を監視して、四六時中尾行を続けた。
山形検事次長も計画的に殺人を遂行しているので、簡単にはミスをしなかった。
山形検事次長は退庁後、必ず、寄り道をしていた。
彼は独身なので、寄り道する小料理屋「桔梗」で夕食を取りながら、好きな日本酒を飲んで、夜のひと時の時間を楽しんでいたのであった。
いつもであると、小料理屋「桔梗」を出るとまっすぐ自宅のマンションに戻り、外出することは無かった。
綾小路警視分署長の部下の捜査員は徹夜で張り込みをしても、成果は上がらなかった。
しかし、綾小路警視分署長は間違いなく、今回の連続殺人の犯人は山形検事次長と確信していた。
そのための鬼姫分署の捜査員を交代で張り付かせていた。
綾小路警視分署長は考えた、、、、被害者は必ず、山形検事次長の取り調べた性犯罪者か、不起訴になった暴行魔になった被害者を対象に捜査していた。
しかし、今回の被害者は何処にも該当することは無く、刑が確定したもので、執行猶予者であった。
共通していることは、いずれも性犯罪者、女性を襲った暴行魔ばかりだった。
綾小路警視分署長は鬼姫分署で改めて捜査会議を開いた。
左近寺警部も参加して、狙われる被害者のリストを作り直した。
そして、根気よく山形検事次長を捜査尾行し続けた。
綾小路警視分署長がマンションに張り付いていた時、あることに気が付いた。
いつもは監視カメラに映らない、、出口は一つと決めたいたことに、、、
もしかしたら、非常階段を使ったのではないのかと、、、そうすると監視カメラには映らないで、外へ出られるのであった。
自宅マンションが30階建ての29階だからと言うことで、見落としていたようなことに。。。
綾小路警視分署長の読み通りに、山田検事次長は非常階段を利用していたのであった。
マンションはエレベーターが3基ついていたし、管理人がいつも常駐していたので、、、鬼姫分署の捜査員は確認を怠ったのであった。
4(鬼姫分署の捕り物控え)
鬼姫分署の権限拡大で、捜査を検察庁内部まで立ち入ることが出来るようになり、今回の連続札事件を解決できたのであった。殺人犯が警察関係で、検事次長であったので、関係者を驚かせた。
警視総監から鬼姫分署の働きが見事だったので、今後も期待しているということに賛辞が送られた。
綾小路警視分署長も鬼姫分署を設立してよかったと、つくづく思った。
その後も鬼姫分署の働きは目覚ましく、際立っていた。
最近の事件で、「覚せい剤」の密売、覚せい剤絡みの事件が多くなっているので、、、榊原刑事部長から特別な指示が出た。
新宿を中心として繁華街で、覚せい剤が絡んだ売春が多くなってきているので特に限界体制を敷くようにと。。。
東南アジアからの研修生が、ピザの有効期限の切れたことでの不法滞在が増えてきていた。
それらの女性が反ぐれや暴力団の資金稼ぎに巻きこまれて、挙句の果てには殺人事件まで起こしている。
鬼姫分署の捜査員の中に覚せい剤を専門に扱ってきた、姫野美恵子警部補がいた。
大阪府警で慣らしてきた敏腕刑事であった。今回も覚せい剤専門の担当として、鬼姫分署に配属なってきた。
綾小路警視分署長から、姫野警部補に告げられた。
徹底して覚せい剤を摘発するようにと、、、相棒に川添警部が付いた。
二人は打ち合わせをした後から、新宿管内の状況を調べた。
覚せい剤の密売や仕入れを担当しているのは、広域暴力団「関東連合」で、販売はその傘下の反ぐれ集団「くれない」であることを調べて、捜査にあたった。
二人は覚せい剤を使った売春の噂のある、新宿のクラブ「花の蝶」を当たった。
今は反ぐれも、暴力団も巧妙に立ち回っているので、売春の現場を押さえることが難しかった。
鬼姫分署の姫野警部補も川添警部も協力して、売春の突破口を探した。
飽きることなく、クラブ「花の蝶」に張り付いていた。
なかなか、尻尾を出さなかった。
二人が尾行していた一人の女と、昼間の新宿繁華街で出会った。先方は気が付かなかったが川添警部が気が付いたのであった。
そして、尾行して目的の客との待ち合わせを突き止めた。
昼間のデートだった、、、真昼の情事を見つけたのであった。
そのことで売春の手口がわかり、捜査を売春相手の男を探すことにした。
5(売春相手の客を見つけるための潜入捜査)
綾小路警視分署長は日本にはびこる覚せい剤類の違法薬物を撲滅するために知恵を使った。
そのために鬼姫分署の捜査員全員で会議を何度も開いた。そして、いいアイデアがあれば、その都度実行していった。
鬼姫分署総勢13人、、二人づつに分けて、あらゆる捜査慣行した。
左近寺警部を留守番連絡係に残して、どんな情報も逃がさずに追いかけた。
姫野警部補と川添警部の捜査で、情報が入り短気大学の女子寮での覚醒剤利用の噂の立ち入りをした。
噂は女子寮でのパーティの際に覚せい剤が使用されたとの事であった。
覚醒剤を利用してのパーティなので、招待された男子もおり、その乱痴気騒ぎには呆れたほどだった。
結果はパーティ参加者全員の逮捕であったが、覚せい剤利用者が20歳前後の若者であり、一般社会にまで出回り始めたことに担当していた捜査官も驚いた。
綾小路警視分署長は報告を聞いて、いよいよ、猶予はならないと思った。
本腰を入れて、販売元、密造元または輸入元を、徹底して撲滅しないと、、、痛感した。
日本の場合はほとんどが輸入されてくるので、その搬入されてくる入り口での撲滅が大事であった。
しかし、検査や捜査を強固にしても、所詮は島国であり、持ち込まれる入り口が広すぎる。
覚醒剤の取り締まりは困難を極めた。島国であり、港が多くあり、、、更にはクルーザーの大型での搬入は容易であった。
綾小路警視部署長が殺人課に所属していたころに、大量の拳銃、ライフルなどが持ち込まれた。大型クルーザーでの持ち込みであり、、、一時、国内では銃の販売が話題を呼んだ奴がいた。
結局は逮捕されず、命がけで持ち込んだ奴は大金を掴んだ。
フィリッピンからの持ち込みであった。
そんなことで、覚せい剤の持ち込みは難しくないのであった。
日本言う国での覚醒剤などの密輸は出来てしまう、、、
どうすればいいか、、、潜入捜査で、搬入場所、日時などを確定しないと、水際での阻止は難しい。
持ち込まれてしまえば、密売はいろいろな組織がするので、小物の逮捕で終わってしまう。
そこで、綾小路警視分署長は潜入捜査を考えた。
難しいことだった、既に麻薬捜査班が捜査潜入はしているので。。。
今は、兎に角、地道に覚せい剤絡みの事件を追いかけていくのみであった。
6(綾小路警視分署長は覚せい剤絡みを潰していきたかった)
鬼姫分署は捜査運全員で、世にはびこる覚せい剤を撲滅したかったのであった。
綾小路警視分署長を先頭に、日夜市中警護をしながら、覚せい剤とに関しては目を光らせていた。
江田島警部補、福岡県警出身、桂警部補は京都府警からのえりすぐりの二人は生活安全課のエキスパートであり、街の巡回取締から事件を未然に防いだいた。
市中見回りから、高校生や一般主婦たちの事件関与を見抜き、その対応をしていた。
最近の主婦の中にも覚醒剤などの常習者がいるが、なかなか摘発が出来なかった。
世田谷区の見回りで、不審な人だかりを見つけて、近寄って行ったら、一人の主婦がかがみこみ苦しんでいた。
江田島警部補と桂警部補は近づき助けようとしたら、急にその主婦が叫んだ。
二人はすぐに分かった、、、覚せい剤中毒と、、、薬が切れてしまったようだった。
二人は彼女を保護して、パトカーに乗せた。
中毒症状を起こしていたので、病院に連れて行き処置を施してもらった。
そのあとの取り調べで、事件の真相がわかった。
その捜査から、一般主婦への広がり、学生への広がりが明らかになって、事件は捜査は大規模になった。
捜査していくうちに、覚せい剤の密造組織が明らかになっていった。
鬼姫分署は全面的に真相を解明していった。
そして、東京都内に大きな密売組織があることが分かった。
7(綾小路警視分署長の確信)
綾小路警視分署長はいくつかの捜査を聞いて、まとめて思った。東京都内に悪の巣、覚せい剤密売の隠れ蓑があると。。。
捜査を追いかけていくと、消える箇所があった。
それは反ぐれ、やくざ組織の販売網が東京都世田谷の大手病院である世田谷総合病院の周辺でとぎれてしまうのであった。誰しも疑わない総合病院であり、その中には研究機関もあり、経営者が民友党の大物政治家ということもあり、捜査をしなかった。
仮に捜査をしても、警察上層部からの圧力が掛かり、捻じ曲げられてしまうだろうという、先入観でやらなかったような。
しかし、今回は違った。特別捜査権を持った鬼姫分署である。
綾小路警視分署長は捜査の過程で、前から疑問を持っていた世田谷総合病院の内部捜査に踏み切った。
警視庁内部からも、政治力圧力はかけられた、、、しかし、鬼姫分署の特権で、それらを押しのけた。
そして、いろいろな事実が出てきた。まず、覚せい剤が大量に保管されていたのであった。
病院側は研究のためとか、医療のためとか言ってきたが、鬼姫分署は跳ね返した。
そして、精神病棟の中に覚せい剤中毒の患者がいて、とても治療とかの理由は聞き入れられなかった。
今回の世田谷総合病院の覚せい剤の不正療法、使用では摘発がでできた。
しかし、覚せい剤密造の現場はみつからなった。
それでも、綾小路警視分署長は、この病院関係でどこかに抜け道があるように思えた。
正業を営む者が悪業と言われる、覚せい剤密造に関係しているということが許せなかったんであった。
覚醒剤がどれほどの人間を苦しめるのか、知っていたからである。
鬼姫分署捜査員全員で、覚せい剤撲滅を目指していた。
8(覚せい剤密造が企業化している)
綾小路警視部署長は警察の仕事をしながら、日々、命を賭けて一般国民の安全を願っていた。
そんな中で、覚せい剤の被害を受けたら困る一般国民がその密造をしていることに,無償に腹がたった。
普段は平然と金儲けをしている癖に、その覚せい剤の被害を受ければ、警察に対して泣き言を言ってくる人間性に怒りを覚えた。
世田谷総合病院が覚せい剤の密売の拠点であると摘発をした後で、、、、病院の院長である、大杉新次郎の娘が覚せい剤で犯されていたことを知らずに、犯罪を犯している大杉院長の精神状態を綾小路警視分署長は分からなかった。
警視庁鬼姫分署の摘発を羽化た時に、、、
大杉院長は、その時点で「知らなかった、、、と、、、」毅然としていた。
大杉院長は「私はやっていない、、、病院を利用して事務長がやっていたのだ、、」と。
しかし、捜査が進むにつれやくざ団体、関東連合との関係が証明されてたのだった。
そして、大杉院長の娘も覚せい剤に犯されていたのであった。
既に、広域やくざ団体は、覚せい剤密売に関して、一般企業を巻きこんでいたのであった。
この事件は闇の世界の一部であり、綾小路警視分署長は覚せい剤の取り締まりを、更に強化しようと思ったのであった。
やくざが反ぐれが「覚せい剤利用者」として、顧客として狙っているのは一般国民であるからだ。
鬼姫分署では捜査員を更に教育して、覚せい撲滅を図るための捜査方針を推し進めていった。
9(覚せい剤はきちがい薬だ、、、元を絶たなければ、、、)
綾小路警視分署長は覚悟を決めた。主直言って、今までにも何度も覚悟を決めて、捜査に当たってきた。
しかし、今回は今までの覚悟とは違っていた。
覚醒剤に絡んだ事件は容赦なく追い込むことにした。時と場合によっては「射殺」も必要と、、、情けをかけていたら、何度でも繰り返すのだった。
鬼姫分署の捜査会議で。。。。
「これからの捜査で、事件で、覚せい剤絡みで話し合いでできないような容疑者は、殺すまではいかなくても、銃撃すること、、、これからは、常に拳銃を携帯すること」
と、厳命を発した。
覚醒剤使用者には容赦なく対応すること、、、
「情けをかけて、、保護することはやめて、、、全て逮捕すること」と。。。
そのあとのことは身柄を確保してから、考えるようにすることとして、、、言い訳を聞かずに逮捕の二文字で対応することとした。
覚醒剤は厳罰を持って対応して、、法律を緩めないこととする、、、全ての人に平等に罰することを旨とする。
人によって、権力によって緩めないようにと、、、、
綾小路警視部署長は厳命した。
覚醒剤を扱うものはやくざであろうが一般公民であろうが悪人であり、許すことはならないのである。
これから、鬼姫分署は悪行だらけの浮世社会と戦っていくことになったのであった。
10(この世から覚せい剤等がなくなるまで、、、)
、、、)
綾小路警視部署長は今回の世田谷総合病院の覚せい剤事件で思ったことは、覚せい剤常習者や販売者、密造者には容赦しないことにしたのであった。
世田谷総合病院の絡みで、、、まだまだ、覚せい剤の常習者がいると睨んで、監視捜査を続けた。
川添警部たちの捜査からも、看護婦たちの中にも何人かが見つかり、病院関係者たちに張り付いた捜査をするようしていた。
川添警部はその日の相棒、姫野警部補と病院の看護師の一人に目を付けて、尾行捜査をしていた。
そして、その看護婦の自宅のある川崎市内で不思議な家を見つけた。彼女が家に帰らず、大きな屋敷の中に入つていつたのであった。
二人が監視捜査をしているうちに、人の出入りが多くなってきたので,侵入捜査をしてみたら、、、
二人はびっくりした、、、、家の中では覚せい剤を吸った男女が踊ったり、横になったりしていた。
間違いなく覚せい剤騒ぎであった。
二人は踏み込まずに、、鬼姫分署に応援をした。
そして、鬼姫分署全員で踏み込んだ。
覚醒剤パーティの現場を押さえて、有無を言わさずに、全員を逮捕した。
そして、その取り調べを始めた。、、、、
一人一人調べて、、、例外なく状況を詳しく調べた。
そして、逮捕したのであった。
鬼姫分署では逮捕ではなく、覚せい剤の出どこを徹底的に調べたのであった。
今回の逮捕者の中には販売した者や密造者はいなかった。
覚醒剤密売者たちは、巧妙な組織を作っている様だった。
11(覚せい剤密造者たちも必死であった)
現代やくざたちは企業に食いついて、勢力争いをしているが、、、やくざ本来の収入は「売春の管理であり」「覚せい剤の製造密売であった」
そして、現代やくざはそれらの資金源をもとに、、、金融業、不動産業、飲食業と手広くやくざ業をしている。
そして、不良債権の取り立て、と。。。
更に資金源を広げて、企業買収や株式売買にまで事業拡大を広げていた。
更に「企業舎弟」を作り、暗黒の世界はその渦を大きくしていった。
黒い資金はとどまるところを知らない。。。
綾小路警視部署長は必死になって、一番元になる「覚せい剤」撲滅に全力を注いでいた。
川添警部も、姫野警部補も、他の捜査員は毎日、身を粉何してはたらいた。
どんな小さな事件でも、覚せい剤に関しては見逃さなかった。
今日も川添警部補が情報を聞き込んで、姫野警部補と二人で横浜市内の化粧品製造会社に乗り込んだ。
小さな化粧品製造会社であったっが、、怪しい粉末を扱ったいた。。。授業員10人足らずの作業所で、覚せい剤を袋詰めしていたのであった。
捜査した結果、横浜連合の傘下にある「反ぐれ横浜」の関連作業所であった。
少しづつではあるが、鬼姫分署は成果を上げていった。
川添警部たちが乗り込んだ際に反ぐれ横浜が抵抗をした。
反ぐれが拳銃を撃ってきたので、川添警部が反撃して、反ぐれの一人を銃殺した。
12(鬼姫分署の捜査行動に批判の声も、、、、)
鬼姫分署の捜査のやり方には、警察内部からも批判の声が聞こえてきた。
しかし、綾小路警視部署長はお構いなく、影口などは気にしないで、鬼姫分署の捜査員を叱咤激励していった。
覚醒剤に絡んだ検挙率はあがり、、、やくざ世界にも鬼姫分署は恐れられてきた。
綾小路警視は榊原刑事部長に呼ばれ、警視庁に久しぶりに顔を出した。そして榊原刑事部長と、警視総監と会議を持った。
「綾小路警視、、、大分、成果を上げているようなので、うれしいよ。。。他の部署から、いろいろ苦情も出ているが、
今のままで覚せい剤撲滅に励んで欲しい。。。」
そのあとで、榊原刑事部長立ち合いのもとで、話があった。
覚醒剤絡みの事件を撲滅するためには、鬼姫分署の働きから見て、全国に特殊任務の「警視庁鬼姫分署」を設立しようと思うので、協力して欲しいんだがと、、、
そして、半年後に大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌に「鬼姫分署」がそれぞれに置かれた。
総責任者は警視総監で、警視庁内部の管理は榊原刑事部長が就任した。警察体制の領域を超えた、特別捜査機関であった。直截指揮官は「綾小路警視分署長」が就任した。
その地域の鬼姫分署の捜査員は綾小路警視が管理することにして、その捜査員の選出を行った。
今までの鬼姫分署の捜査員が、それぞれの出身地に戻っての配置換えであった。
二人になった榊原刑事部長は。。。
「おい、、、警視、凄いことになったな、、、頑張れよ。
俺も応援するから、、、しかし、覚悟はしておけよ、、、
いろいろな部署から横やりが入ったり、嫌がらせはあるからな、、、、困ったときはなせよ。。」
「はい、、、女だけの捜査の城をやり遂げるつもりだ、、、
女の人生、思いっきり、暴れてみせるよ。。。」
「お祝いだ、、今夜、飯でも食うか、、、」
「そうだね、、、いいですよ、、、一人可愛い妹分を呼んであるから、、、いいですか」
と言うことになり、、、、
その晩は綾小路警視は川添警部を連れて、榊原刑事部長の食事会に付き合った。
「久しぶりだな、、、良く、頑張ったな。。。新しい取り組みなので、批判もあり、圧力もかかるが、、くじけるなよ」
「川添警部も頼むな、、、全国的な仕事になるから、警視を助けてな、、、兎に角、命を大事な、、、無理はするなよ」
と、励まされた二人だった。
13(鬼姫分署大いに暴れ)
綾小路警視分署長は全国に配置した、鬼姫分署各支所に通達を出した。覚せい剤取り締まりのための捜査を引き締めていくように。。。。
今までの鬼姫分署の活躍に、全国のやくざ連合においても、覚せい剤捜査には一目置いているので、覚せい剤密売をしているやくざ組織は連絡協定を結んでいた。
お互いに情報を交換して巧妙に覚せい剤絡みについては動いていた。
特に「東京連合会睦会」と「関西聯合桜会」は協定を結び、覚せい剤に関しては情報交換を密にしていた。
定期的に、、、東京で、、、大阪で、、、各地での打ち合わせをしていた。
東京連合では「幹部参与の大町新次郎」が、、、「関西聯合桜会」では「鳥海十吉若頭」が担当で会議をしていた。
そこまでの情報は手に入れたのであるが、何時、どこでがつかめなかった。
その情報が入った時に。。。綾小路警視は大阪担当の姫野警部補と、美国巡査部長に無理な捜査は気を付けるようにと、、、指示を出していた。
関西方面での覚醒剤の密売が、、、大阪、京都を中心に多く出回っていたので、、鬼姫分署大坂支所は、無理をしたようだった。
捜査の手が回ってきた、大阪連合桜会と東京連合睦会は、捜査の危機を感じていた。
関西地区は密売量も多く、稼ぎの多い地域でもあったので、鬼姫分署の捜査が邪魔になった。
そして、関西聯合桜会の傘下にある反ぐれ紅が、鬼姫分署大坂支所を10人ほどの反ぐれで襲撃したのであった。
夜であり、鬼姫分署捜査員が姫野警部補と、美国巡査部長他3名の宿白だったので、銃撃をされて、5名とも即死であった。
この知らせを聞いた、綾小路警視分署長と川添警部補引き連れて大阪に急行した。
14(綾小路警視怒る、、、、)
鬼姫分署大阪支所が襲撃され、姫野警部捕たちが銃殺されて事を聞いた、綾小路警視分署長は涙した。
悔しかった、供に覚せい剤撲滅に取り組んできたので、、、
姫野警部補たちの葬儀を済ませた綾小路警視分署長は五島列島の無人島に飛んだ。
以前から、綾小路警視は鬼姫特務隊を準備して、その訓練を五島列島の無人島で特訓をしていたのであった。
日本全国の刑務所で服役している、元女子警察官を集めて、銃撃、剣劇、格闘技の特訓をしていた。
いざ、抗争と言う時に備えて。。。。
今回、初めて、鬼姫特務隊の出動となったのである。秘密裏に行動するので「警察の名」を出事は出来なかった。
綾小路警視の特別隊として、行動するので、何の手柄にもならず、、、名もなき特別隊であった。
綾小路警視が統率して、秘密裏のうちに、早い話が「暗殺」で解決してしまうのであった。
今回は関西聯合と横浜連合を同時に襲撃する計画であり、特別隊を10名ずつに分けて、突入することにした。
関西を綾小路警視が、、、、を川添警部が指揮をして突入することにした。
綾小路警視は、、、心の中でつぶやいた。
…姫野警部補、、、待っててや、、、どいつもこいつも冥途に送ってやるからな、、、
そして、綾小路警視と川添警部の襲撃は始まった。
見てろよ、、、女の意地を、、、
15(鬼姫分署の逆襲)
綾小路警視分署長の怒りは爆発した。関西聯合は綾小路分署長が、、、横浜連合は川添警部副所長が率いて、同時に特務隊を連れて襲撃した。
深夜のやくざ事務所である、、留守番は少ないが、それぞれに幹部連中とそれぞれの会長職が会議の後なので休んでいた。
鬼姫特務隊は10名づつの殺人舞台である、、、ひとたまりもなく、せん滅をした。
綾小路警視分署長と川添警部副所長は連絡を取り合い、引き揚げた。
翌日の報道ニュースで、暴力団同士の抗争が報じられた。
各事務所在中のやくざは即死状態で、それぞれに会長が死亡したことも大々的ニュースなった。
川添警部副所長は次の日に、鬼姫分署本庁に勤務したいた。
そして綾小路警視分署長は、姫野警部補の墓参りをしていた。本当にすまない、、、無理な捜査をさせてしまい、、、と涙した。
殉死した鬼姫分署の捜査員の一人一人に花を手向けて、涙した。
綾小路警視分署長は今回の襲撃事件で肝に銘じた。
普段の鬼姫分署の警護を固めないとと、、、
そして、特務隊を増員して、各鬼姫分署に警察官の警護のための特務隊員を3名づつ配置したのであった。
鬼姫分署を要塞化して、やくざや反ぐれから捜査員の身を守ることをしたのであった。
16(鬼姫分署の覚せい剤捜査は徹底的に密売組織を追い込んでいった)
鬼姫分署の捜査は何処までも許さない姿勢で覚せい剤事務所や密売工場を摘発していった。鬼姫分署は大阪支所を襲撃されてからは容赦しなかった。
常に摘発場所には綾小路警視分署長が直々に乗り込んでいた。そして、、、歯向かう連中に、、「この野郎、、死ねーー」と銃撃を繰り返していた。
摘発場所からは一人に逃がさず、問答無用で射殺したいた。
悪人たちからは「殺人警視」と恐れられた。
その強烈な取り締まり、摘発も重なり、、、覚せい剤が減少を始めた。
大ぴらな取引や、売買が行われなくなってきた。
密売組織も更に巧妙化していったような。。。
「イタチごっこ」ではあったが、目立った動きが減った。
鬼姫分署は疑いがあれば、、、噂が立てば、乗り込んでの強制捜査を続けた行った。
鬼姫分署の捜査力、行動力を買われて、警視庁から新たな指示が下った。
覚醒剤捜査をしながら、、、今風の強盗団や泥棒、、、などの闇バイトの捜査の依頼が入った。
17(鬼姫分署の任務拡大)
鬼姫分署の覚せい剤に関する任務は充分果たした。
我が国においては、この世の悪事をゼロにすることは不可能にに近い、、、、ゼロに近いほどの減少が出来ればいいとするしかないような。。。
取り締まりを飽きることなく、繰り返して、撲滅していくより仕方がないような、、、、「鬼ごっこ」なのだ。。。
手を緩めることなく、取り締まっていくより方法は無いような。。。
鬼姫分署の取り締まりは続くのだった。
そして、新たに新規悪行の闇バイトが増えたのであった。
鬼姫分署の活躍は期待されていた。