〇娯楽サスペンス物語「男一匹駄目な奴」 献残屋藤吉

1)警視庁の駄目な刑事「羽目田長次郎」

警視庁生活安全課の「羽目田長次郎警部補」は何をしてもドジをして、警視庁刑事仲間、仲間外れにされていた。
仕事は半人前と言われながら、、、時間が来ると帰宅の支度をして、、規則正しく帰っていった。
そして、遅刻することなく毎日、決まった時間に出所していた。
人間としてはおとなしく、、、何でも几帳面にこなす、何事にも「はい、、」と言って、上司にも逆らわずに、警察署内では便利な男、、だった。
そして、個人的な付き合いは誰もしていないので、、、私生活に関しては分からなかった。
帰宅後のプライペードな付き合いは誰もなく、、、友達関係の話も聞かなかった。
家族もなく、独身なので不思議な男だった。
そして、不思議なことに酒も飲まず、、賭け事をするわけでもなく、、、女遊びをすわけでもなく、、、
まったく不気味な男だった。
しかし、、羽目田長次郎警部補が警視庁生活安全課に着任してからけいさつに、時々、怪事件が起きていた。
それは時々,通り魔殺人事件であった。。。犯人はなかなか検挙出来なかったが、、、被害者はすぐに割り出された、、、それは、
被害者が過去の指名手配中であったり、、現在、捜査中の凶悪犯人だったりしていたからであった。
警視庁殺人課でも捜査課長直々の言い伝えもあったが、、、その捜査は一向に進まなかった。
捜査が進まないばかりが、事件が解決する前に次の通り魔殺人事件が起きているのであった。
警視庁内部でも問題になり、、、「これは警察に対する挑戦だ」と、、言い始めてきた。
警視庁上層部でも騒ぎ始めた。