百円本舗「女警視、、警視庁物語」

やり手警視庁の女デカの奮闘記。。。正義の味方、、、しかし、、、法では裁けぬ社会悪に挑戦、、、殺人警視。

(1)殺人警視登場

警視庁殺人課の警視轟由美は警視庁殺人課長として、その勇名をと轟かせていた。東大卒業の頭脳明晰な女刑事として、その辣腕を振るっていた。

警視庁内部と言わずに、警察と名がつく部署では恐れていた。犯人逮捕には敢然と体当たりで、場合によっては平然と銃殺するのであった。

彼女の呼び名は「殺人警視」であった。

警視庁近くの日比谷公園の中の移動販売車の前で、轟警視は朝飯の特性ホットドックを食べながら新聞を読んでいた。

「おい、、本田、何を急いでんだよ。。」と、轟警視の前を小走りに過ぎようとしていた。

「あ、、おはようございます、。課長は知らないんですか、、、今、大騒ぎですよ。。大東京銀行代々木支店で銀行強盗事件が起きたんですよ。、、」

そういって本田捜査員は走って行った。

殺人警視の異名をとる轟警視も、ホットドックを押し込んで急いだ。

轟警視は直接、大東京銀行代々木支店に着いた。

銀行の前には数台のパトカーが到着していた、まだ、事件が起きたばかりなので、報道陣は少なかった。

しかし、ものの数分もたたないうちに、警察関係、報道関係

やじ馬で人だかりができた。

轟警視は現場の状況を素早く把握して、行動に移った。

銀行入口に立った、轟警視は行内に向かって、

「警視庁の轟だ、、、中に入るぞ、、話し合いをしよう、、、丸腰だから心配するな、、、

割の合わない銀行強盗など、やめなよ。。」と言いながら、

入口に這入って行った。

すると、行内の銀行の中の一人が叫んだ、。

「それ以上入るな、、、動くと、こいつを撃つぞ。。」

と、人質を抑えて、轟警視に言ってきた。

行内を見渡すと、銀行強盗は3人だった。轟警視の見たところ、素人強盗団のような気がしたので、自分一人で始末が出来ると踏んだ。

拳銃を持っているのはふたり、一人は登山ナイフを持っていた。顔は隠しているけど、轟警視から見れば素人だ、、闇バイトで集められた、にわか強盗だ。

轟警視は考えた、切り抜ける方法を、、、、

相手は素人、拳銃も六すっぽ打てないだろう。。10M離れたら拳銃をまともには当たらない。

轟警視は腕には自信があった。警視庁内でも一、二の射撃の名手だった。

後はタイミングの問題った。

拳銃を持っている強盗をほとんど同時に撃つことだった。

殺人警視は撃った。。。。「ばーーん、ばーんと」

二人の強盗は飛んだ、

さすが「殺人警視」だった。

 

(2)誘拐殺人

警視庁殺人課の轟警視にも犯人逮捕に伴って過失はる。

完璧な逮捕劇はない。どんなに辣腕な優秀なデカにもミスはある。

過去にどれだけの殺人犯を逮捕してきたか、全てを把握はしていない。轟警視にはそれぞれが一つの事件であり、犯罪歴の積み重ねであった。

事件の中には執拗に轟警視を恨んでいる者もいる筈である。

罪を犯し、服役を済ませて、模範囚となっている者もいた。

今までにもいたのであった。

轟警視は事件を犯した社会悪を憎み、世の中を乱したものを憎んでいた。

今回の事件もその一つであった。

警視庁殺人課に電話が入った、轟警視名指しであった。

「殺人警視殿かな、、、、ご無沙汰しています。あなたに復讐がしたくて、刑務所を脱走してきましたよ、、、あはは、、そのうちに会いたいですね。」

轟警視は、、、誰だか分からなかった、、、すぐに調べさせた、、、、刑務所を脱走した服役者。。。。

すぐに分かった。しかし、轟警視は犯人像が浮かんでこなかった。

脱獄犯人を調べているうちに、轟警視に電話がはいぅてきた。

「課長、、、実家から電話が入っていますよ」

と、警視庁殺人課の捜査員から電話が回ってきた。

「はい。。。私です、今、仕事中だから後にして」

実家の母親からだった。轟警視には一人娘がいた。まだ、5歳の可愛い盛りの娘だった。

仕事の都合で轟警視は実家に娘を預けていたのであった。

その娘を誘拐すると電話があったので、母親がびっくりして連絡をして来たのであった。

(殺人警視への報復)

轟警視は忘れていた。電話の主が誰だか分からなかった。脱走犯人を知らされて初めて知った。

過去に轟警視が逮捕した強盗傷害犯で、確か、懲役7年の実刑で服役していたはずである。

その犯人は太田黒三郎と言っていた。その太田黒三郎を逮捕するときに、一緒に逃げていた女性が羽田美和子といっていたことを覚えている。

そして、轟警視が犯人の太田黒三郎を撃った時に、犯人をかばって、銃弾に倒れたのであった。

そして、死亡した、、、太田黒三郎は恨んだ。その恨みが強く、彼を復讐に駆り立てたのだった。

そして、轟警視への復讐が始まった。

太田黒三郎からは電話で指示が出て、轟警視はその指示に従って行動することになった。

太田黒三郎から、指示の電話が鳴った。

「今から、1時間以内に子供のいる家まで戻れ、、、」と、

着いたらまた、指示をするからと。。。

どんなに急いでも1時間では戻れないことを知ってて、指示を出してきているのであった。

戻れなければゲームは終了、、なんとも無理難題であった。

轟警視は警視庁交通課の白バイを借りた。そして、今から途中で追尾してくるパトカー全てに指示をだすようにと、、、

轟警視は白バイを飛ばした、自宅のある小田原まで。。。無理は承知である、、、兎に角、飛ばした。

そして、2分前に着いた。

太田黒から電話が入った。家に着いた時には火事が起きた。

「間に合ったな、、、次は箱根の湯元温泉へ行け、、、頑張れよ、、娘と母親の命が掛かっているからな。。」

と、電話は切れた。

時間がない、、、急がないと、、、

箱根湯元神社まではぎりぎりだ、、轟警視は再び白バイを飛ばした、スピード無視もいいところだった。

轟警視はオートバイ騎乗の技術も上場であった。

途中で雨が降ってきた、、、危険なオートバイ運転だった。

箱根神社に着いて、神社の宮司から指示を受け取った。

そして、芦ノ湖の遊覧船に乗り、次にロープウエイで地獄谷まで来るようにとの指示であった。

正直言って、轟警視は焦っていた。娘は喘息を持っているので、薬が切れたらと、、心配でならなかった。

地獄谷の中は雨が降っていたので、観光客はまばらだった。

太田黒の指示で地獄谷の中に入っていった。

温泉が泡をぶくぶく言っている温泉の吹き溜まりに娘と母親はいた。ロープで縛られて、、、口も塞がれて。。

太田黒の姿は見えなかった。

そして、電話が鳴った。

電話の向こうから、「殺人警視、、、お間には死んでもらうぞ、、、娘と母親の前でな。。。」

「愛する者の前で、殺されれることがどれだけ残酷かしるがいい、、、、あはは、、、」

「丸腰で、、娘たちの前まで歩け、、、ゆっくりな」

そして、一発の銃弾が放たれた。

轟警視は娘たちの前で渦巻くった、、、一発目が轟警視の脚に命中したのだった。

轟警視は倒れながら、娘たちの足元に崩れた。

殺人警視は凄かった、、、銃弾が飛んできた方向に太田黒を見つけたのであった。

倒れながら、太田黒にめがけて拳銃を放った。

(3)殺人警視は伊達ではなかった。。。

警視庁殺人課の轟警視は警視庁きってのいい女だった。いつもジーンズに黒字のセーター、、、そして、ショートカットの似合う女だ。身長も168㎝でやせ型のかっこいい女刑事だった。

いつもの朝のように、日比谷公園の中の特性ホットドックを頬張りながら新聞に目を通していた。

警視庁殺人課の担当部署で、部下たちと打ち合わせをしていたら緊急電話が入ってきた。

新宿歌舞伎町で、白昼強盗が暴れているというので、出動した。轟警視を先頭に、今、強盗が店内で暴れている現場に到着した。

そして、轟警視が店内に飛び込んでいった。

闇バイトで集められた「にわか強盗団」とすぐに分かった。

覆面で顔を覆って、手にはバールらしきものや鉄パイプを持って、暴れていた。

轟警視が拳銃を発砲し、、、「こらー、やめないと撃ち殺すぞ」と更に発砲した。

強盗たちは拳銃の音と、轟警視の脅し文句で、その動きを止められた。轟警視の行動に驚いて、一瞬、たじろいした。

しかし、強盗団の一人が轟警視にバールを振り上げて、、、

「ふざけるな、、、やれるものならやってみな。。」と。。

叫びながら襲い掛かった。

轟警視を甘く見ていた、、、女刑事だと思い。。。

それは間違いだった。

襲い掛かった強盗団の一人は、拳銃の音ともに体が飛んだ。

轟警視「殺人警視」に撃ち抜かれた。

他の強盗団は動きが止まった。そして、その場に座り込んでしまった。

轟警視に、、、「動くじゃぁ、、ないよ」と。。

動きの止まった他の強盗団は、他の警察官に取り押さえられた。

強盗団の検挙が終わり、外の車両待機強盗団も二人いたが逮捕された。

いつものことながら、轟警視の対応は早かった。

さすが「殺人警視」は伊達ものならぬ、伊達女だった。

(白昼強盗団逮捕後の行動)

轟警視は逮捕した6人の強盗団の取り調べも早かった。

6人の逮捕者たちを責め立て、指示役の人間を聞きだし、その捜査も素早く進め逮捕した。

案の定、やくざ組織だった。新宿に事務所を構える「関東睦会」幹部やくざの大内健次郎と言う大物やくざだった。

轟警視の取り調べに対して、最初は黙秘を貫いていた。

しかし、関東睦会から担当弁護士が出向いてきて、口を開いた。

弁護士は悪評高い東京弁護士会の「石原泰山弁護士」だった。裏社会の弁護専門だった。

警視庁では厄介な弁護士が付いたと思っていた。

轟警視にはどんな弁護士がついても無関係だった。相手の石原泰山弁護士もやりずらい筈だった。

今回の関東睦会の件でも石原泰山弁護士は轟警視に挨拶に出向いた来た。

「警視殿、よろしくお願いしますよ。。。お手柔らかに」

と、、、轟警視は「お互いに頑張りましょう、、、しかし、悪は悪だからね、、、捻じ曲げさせないよ。。ふううう」

だった。

その通りに轟警視は手を抜かなかった。

警察内部からの圧力が掛かっても気にしなかった。

そして、部下の警察官にもハッパをかけていた。

取り調べの間に、いろいろな邪魔が入った。ある時、轟警視は帰り道を暴漢に襲われた、、、何のそのだった、暴漢は二人、しかし、撃退された。

合気道5段の腕前なので、、、

しかし、他の捜査員が襲われる心配があったので、警視庁柔道部室に合宿して捜査にあたっていた。

轟警視は悪は絶対に許さなかった。

取り調べも徹底して行い、検察庁への供実書も慎重に提出した、不起訴やうやむやに捻じ曲げられないように、徹底した行った。

そして、起訴になった、実行犯も指示者も、企画していた暴力団も起訴ができた。

そして、報道関係もニュースを流した。

悪事を見逃すこと、法的処置を曲げることを許さなかったのであった。

4)正義を貫く…覚せい剤の悪戯

やくざより、反ぐれの横行が激しい、、、掟などに縛られずに悪行を働くのには反ぐれがいいような、、

暴力団は組同士、、人の格式が多く、最近は手っ取り早い反ぐれが多い。

辞めるときにも、始めるときにも自由が利くようである。

しかし、やっていることは同じだった。

覚せい剤を扱い、売春を管理して、、やることはえげつなかった。

義理もなければ、、、恩義もない、、、自分さえよければそれでいい、、、そんな反ぐれが多い。

轟警視はそういう反ぐれに無性に腹が立った。

その反動か、反ぐれには厳しかった。

同じ覚せい剤を扱っていても、反ぐれには容赦なく対応した。逆らったら逮捕どころか、射殺さえもあった。

悪行を許さなかった、、、若者が楽して、人を困らせることをよしとしなかったのである。

人は働け、、、働けの考えだったので。。

だから、覚せい剤などを扱う人種を絶対に許せなかった、

「殺人警視」であった。

(5)絶対許せない覚せい剤

轟警視が最も許せない覚せい剤には苦い思い出があった。

轟警視は双子だった。そして、双子の姉も警察官だった。

姉の轟亜紀はやはり優秀な警視だった、二人そろって辣腕刑事だったが、覚せい剤のおとり捜査をした時に失敗した。

組織暴力団におとり捜査がばれて、罠に嵌ってしまった。

そして、捉えられて覚せい剤中毒の体になってしい、ボロボロになって、殺されてしまった。

そんなこともあって、轟警視は覚せい剤を扱うやくざ、反ぐれ集団を許せず、捜査途中で銃殺していった。

そんなことが原因で「殺人警視」と言う異名が付いた。

今回の反ぐれ集団のやり口には我慢が出来なかった。覚せい剤で女を縛り付け、徹底した管理売春をしていた。

女の体がボロボロになるまで働かせられていたようだ、、、特に東南アジアからの労働養成者として、来日して、悲劇にあわされていた。反ぐれ集団とはひどい男たちであった。

轟警視は捕まえる前に現場を押さえて、巧妙に銃殺していた、、、、殺人行為であった。

悪を憎むあまりの見せしめだった。

(覚せい剤隠し砦攻略)

轟警視は最後の管理売春の攻略を開始した。轟警視の憎むべき犯罪、覚せい剤絡みの管理売春だった。女を食い物にして暴利をむさぼる男たちを許せなかったのであった。

今までの捜査の結果をまとめて、組織暴力団が砦を築き、覚せい剤を製造して、管理売春をしている施設を突き止めたのであった。

轟警視は麻薬砦ともいうべき、施設を突き止め、いよいよ攻撃を仕掛けようとしていた。

誰が止めようが、もう止められない、、、そんな覚悟で攻め込んだ。

情報漏れの内容に慎重に行動を起していた。

轟警視と信用のおける捜査員3人を連れての攻撃であった。

奇襲攻撃だったので、覚せい剤向上を破壊して、管理売春現場に乗り込んだ。

蓋を開けてみてびっくりだった。

経済界の要人、政界の大物多数が検挙された。

しかし、これで管理売春がなくなったわけではなかった。

次の手段、方法で生まれてくるのであった。

犯罪とは恐ろしいものである。

終わりのない戦いに轟警視は挑んでいった。

 

 

8)轟警視が潰した施設のほかに巧妙な施設があった。

覚せい剤を密造する組織やくざには資金獲得のための施設が用意してあった