旧郵便法下の日本の急速郵便の発展 1933-1937 その2 | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

TAIPEI2023への出品作品のリーフの一部をご紹介します。

 

画像は第3ページです。

 

 

この書状は一見すると状態が悪く(1枚貼付切手が脱落)、通常ならば到底展示対象とはならないのですが、代替できるものがなく、極めて貴重な使用例であることからやむを得ず使用しました。

 

これは、満州国の新京から東京あての航空速達書留書状なのです。この時代はこのカバー以外に確認されているものはありません。

 

差立て局は新京局で昭和8年7月6日、東京中央局の到着印が押捺されています。