JAPEX2022 での拾い物2 | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

速達制度全国化以降における、速達扱いの価格表記便です。

 

乃木2銭と厳島30銭貼で、料金は32銭。昨日ご紹介した速達私葉と同じ料金総額ですが、当然ながら内訳はまったく異なります。

 

こちらの料金は書状4銭+書留料10銭+速達8銭+価格表記10銭=計32銭。

 

差立ては京都 志賀郷局(昭和15年9月8日)、到着印はありませんが、大阪市内宛となっています。

 

価格表記郵便の速達扱いは、速達制度全国化以降(それ以前のものはかなり稀少です)でも余りみかけないのですが、最近はモノが出てきて、以前に比べますと幾分入手しやすくなりました。