早いもので巣篭りをしている間に5月も終わろうとしています。
月末ということで、雑誌類がいろいろ届いていますが、今日は「郵趣6月号」が届いていました。
雑誌には1枚紙で「郵趣研究」のクレジットカード専用の購読申込書が添付されていました。
JPSのトップマネジメントで池原体制が本格的に始動してきたことから、こうした改革が着実に実行されているようで頼もしく感じます。クレジットカード払いは昔からの経営課題になっていて、私なども推進派でしたが、事務局が手数料が差し引かれることを嫌がって頑として首を縦に振りませんでした。
さすがにこのキャッシュレス時代を踏まえて、いつまでも意地を張っている場合ではないことに気づいたのでしょうか。余りに遅いといえばその通りですが、「過ちをあらたむるに憚ることなし」ということで前向きに評価しましょう。
さらに言えば、「郵趣研究」だけといわずに、JPSの会費自体もクレジットカード決済できるようにすれば、会員の離脱食い止め効果が多少なりとも期待できるのではと感じています。毎年郵便局で振り込みをしなければならない煩雑さは、多くの会員が感じていることではないかと思うのですが。
ところで、最近少々気になるのは「ミュージアムショップ」の広告なのです(6月号だと46ページ)。安くはない全面広告のスペースの最上段に、このところいつも数百円程度の安いマテリアルの販売広告が掲載されるのです。それも提供数は1組だけ。
これの意味するところは何でしょう。
例えば、
・日本切手の販売はほぼ停止しており売るものがないから。
・広告費用は優遇されており、販売品の収益で広告費用を賄う必要がなく安い販売品でも一向にかまわないから。
・来店しないと購入できない商品なので、良い品を掲載すると、来店できない顧客からクレームを受けるから。
・何か特別なメッセージがあるから。
等々、いろいろ考えても結論がでません。
でも、コロナ禍の下で、安くはない広告料を払って必死に出版社を支えている切手商さんの心情は些か複雑なものかもしれません。