『切手 収集と楽しみ方 入門』(今井修著、1971年 小学館刊) | 郵便・切手から 時代を読み解く

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切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

フェイスブックのバトン企画で「7日間ブックカバーチャレンジ」というのが回ってきました。

 

これは読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投稿。本についての説明は必要なく、表紙画像だけをアップ。そして毎回1人のfacebookの友達を招待して本チャレンジへの参加をお願いするというルールのようです。

 

というわけで、大型連休中に仕事部屋の整理に明け暮れていましたので、旧蔵書がいろいろ出てきた機会をとらえ、1-2冊はフィラテリー関連書籍を紹介しようという気になりました。

 

選んだ1冊は『切手 収集と楽しみ方 入門』(今井修著、1971年 小学館刊)です。


 

小学館の入門百科シリーズの100冊を超えるラインナップの1つで、当時小学生だった私が、切手収集を始めるきっかけとなった本です。
 

内容は小学生向けに平易に書かれていますが、切手自体の説明にとどまらず、消印や郵便制度まで詳述され、非常に含蓄に富む内容です。


さすがに現在のIT化を前提としていないので古い情報もあるものの、時代を超えて通用するノウハウが満載で、今日の大人向け入門書としても立派に役立つ本です。

 

2次昭和27銭靖国神社切手の1枚貼エンタイアがいかに貴重なものかも、この本で学びました。
 

この本も、幾多の転居時等における断捨離を掻い潜って今日まで書架に挿さっています。