田沢型6銭切手(Red Brown)の使用例 混貼・外信書留書状 | 郵便・切手から 時代を読み解く

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切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

田沢型6銭切手(Red Brown)の外国郵便使用例をご紹介します。
 

画像は外信書留書状(スイスあて)です。

 

 

引受局はKYOBASHI(京橋)局で、日付は大正15(1926)年4月26日です。TOKIOの欧文印がありますので、本局を経由して、外郵ルートに乗せられたことがわかります。

 

料金の内訳は、書状10銭+書留16銭=合計26銭です。大正14(1925)年10月1日から外国郵便が再度値下げされて、書状基本料金が10銭になりましたので、その後の比較的早い使用例という位置づけになります。