田沢型6銭切手(Red Brown)の使用例 混貼・外信書状 海州(朝鮮)発 | 郵便・切手から 時代を読み解く

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切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

引き続き、田沢型6銭切手(Red Brown)の使用例を紹介していきます。

 

これは、1934(昭和9)年3月31日に朝鮮・海州局から米国・ニューヨークあてに差し出された書状です。

 

 

外信書状(平面路)は基本料金10銭(20gまで)ですが、これは20gを超過したため、その超過料金分として6銭切手が使用されています。

 

この切手の外信便使用例としては典型的なものですが、2枚掛け銘版の左側部分(耳紙)がついているのが少し面白いと思っています。

 

海州は現在の北朝鮮南西部の町です。

 

※10/8日 誤記訂正