2017年の郵趣目標のレビュー | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

2017年1月2日付の本ブログで、池田健三郎のフィラテリックな目標として、以下のようなものを開示していました。

 

目標というのは立てるだけでは何の意味もなく、それを着実に実行し、最終的にそれをレビューしなければいけませんので、年末に際して、ここで結果を公表することにしました。
 

【公的なフィラテリック活動】

・JIPP/TOPHEXスターオークションのセール全4回の円滑な運営

 → 【結果】達成。おかげさまで無事に4回のセールを終え、何とか黒字で決算ができる見込みです。

・9年目を迎えたJIPPの法人としての適切な運営の継続

 → 【結果】達成。問題ありません。全日展や郵便制度史展、昭和展などへの助成も予定通り実施できました。

・NPO郵趣振興協会の円滑な法人化手続と、4月から始まる「郵博 特別コレクション展」全8回の成功

 → 【結果】達成。法人化は予定通り完了し、事業も2017年内開催分はすべて盛況裡に終了しました。年度内イベントは1月の製造面勉強会助成事業と3月の「安藤源成個展」を残すのみです。

・できれば新たな書籍1件を企画ないしは着手

 → 【結果】未達。結局、手が付けられませんでした。反省。

 

【個人フィラテリストとしての活動】

・メルボルン展に初出展する「喜望峰郵便史」の制作と国内展の評価に準じたスコアの獲得

 → 【結果】達成。初出品で89点(大金銀賞)を受賞することができました。

・バンドン展に出品できた場合の「喜望峰郵便史」の作品づくりと国内展評価に準じたスコアの獲得

 → 【結果】達成。FIP展ということで、FIAP展のメルボルンよりもスコアは4点下がりましたが、85点で大金銀賞を維持しました。

・「急速郵便史」は競争出品(国際展)を休んで少々規模の大きなメンテナンスを実施する

 → 【結果】ほぼ達成。急速郵便史は1年かけてかなりメンテナンスを進めることができました。来る2018年は大幅にリニューアルした作品を、再び国際展に展示することになると思います。

・全日本切手展への出品(何を出すかは未定)

 → 【結果】 達成。「昭和12年の急速送達郵便」を4フレームで出品(日本語版)し、金銀賞を得ました。

・JAPEXへの出品検討

 → 【結果】 検討しましたが出品はしませんでした。

・昭和切手80周年記念展(郵博 特別コレクション展)の作品づくり

 → 【結果】 達成。「昭和切手時代の急速郵便」(2フレーム)を出品することができました。

・切手市場やいずみ切手研究会等での交流を深める

 → 【結果】 ほぼ達成。後半は何かと他の行事とバッティングしたので欠席を余儀なくされましたが、前半は頑張りました。

・できるだけ地方に出向いて、みなさんと交流する

 → 【結果】 ほぼ達成。大阪におけるジャパンスタンプ・オークションに絡めての交流に参加したほか、スタンプショウヒロシマや南東北の合同例会(山形)にも参加できました。

・可能な限り国際展や国際行事に参加する(メルボルン、フィンランド、モナコ等) 

 → 【結果】ほぼ達成。Melbourne2017はチケットが取れずに渡航断念したものの、FINLANDIA、バンドン、モナコには参加できました。

・ブログでの適時適切な情報発信およびロジカルな意見表明。

 → 【結果】ほぼ達成。国際展での活動状況など、かなりタイムリーな情報をお届けできたものと自負しています。紙媒体よりもネットの方が速報性では断然優位性がありますので、この点をいかした発信はできていたように思われます。

 

というわけで、2017年の目標は全体としてみると、概ね達成することができたものと自負しております。

それも皆様のご理解・ご協力あってものであり、改めて感謝しております。