戦後切手で国際展ゴールドメダルをとる難しさ | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

帰宅しましたら、何やら結婚式の案内状のような二つ折りの案内状(出欠連絡用葉書つき)が届いていましたので、「どなたが結婚なさるのかしら」と思いながら手に取ってよく見ると、メルボルン展で見事ゴールドメダル(産業図案切手)を獲得された、須谷伸宏氏の祝宴(有志による)のご案内をいただいたのでした。

 

勿論、大変な慶事でありますので、わたくしも喜んで出席させていただきます。

 

ご案内状には、「戦後発行された純日本切手で初の国際切手展における金賞受賞であり、日本郵趣界にとりましてもこの上ない喜びとするところ」とありましたが、まさしくその通り、大変な偉業であることは間違いありません。

 

これまで日本切手でゴールド以上が出ているのは、手彫、小判、菊、田沢、震災、昭和だけ、ということを考えれば、産業図案でGを得ることがいかに大変なことかは容易に想像がつくというもの。

 

11月の祝宴をいまから楽しみにしています。