2017年収穫品ランキング 10-6位 | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

2017年もいよいよ押し迫り、残すところあと2日となりました。
ここで毎年恒例、この一年の総括として【2017年の収穫品ベスト10】をご紹介しておくことにします。
 
※このランキングは飽くまで個人的な思い入れによるもので、マテリアル自体を格付するものではありません。またランキングと取得価格は無関係です。
 
【第10位】 魚介シリーズ「アユ」単貼書状
発行後すぐに料金が変わったために実逓の使用例が少ない切手です。もちろん、初日カバーや郵趣家便では意味がありませんので、ノン・フィラテリックのものに拘りました。


 
【第9位】 料金14銭時代(短期)の書留訴訟書類書状
書状3銭+書留6銭+訴訟書類5銭で計14銭となる料金は18カ月しか継続していませんので、使用例収集には年季と根気が必要となります。特別に高価なものではありませんが、探すとなると見つからずに苦労させられるカバーが今年は2通も入手できました。

 
【第8位】 横浜発神戸市内あて 書留・別配達の航空便書状 新発見
航空扱いが付帯した書留・別配達の使用例は初見でした。非常に珍しいものです。



 
【第7位】 喜望峰から英国・スカイ島あて英国内転送便 コンビネーション・カバー(1879年)
メルボルン国際展とバンドン世界展で活躍してくれたアイテムです。喜望峰切手と英国切手とのコンビネーション・フランキングは競争展では良いアピールになります。



 
【第6位】 喜望峰三角切手4ペンスのスクエア・ペア貼 英国宛書状
久しぶりに三角切手のカバーが入りました。バンドン世界展のブースで見つけたものです。まだ作品には入れていませんが、一軍での活躍間違いなしのアイテムです。



 
5位から1位は明日のブログで発表いたします。お楽しみに。